科学博物館を見ているのは飽きません。なのでじっくり見ていました。そしてフロアを上がってみると、なんか奥のほうにF1があるではないですか。おお、F1F1と興味津々に近づいて行ったわけです。しかし何かおかしい。なんかちょっと傾いているじゃん、タイヤも空気が抜けかけているじゃん・・・ってことで、イギリスの科学博物館ってこんなに管理悪いんだ、と結構幻滅したわけで。でも近づいてみると・・・
なんとクラッシュしたマシンをクラッシュしたままの状態で砂ホコリなんかもついたままで展示しているわけです。これにはぶったげました。日本だとこんなジオラマ番長が喜ぶような展示はまずないでしょう。これはやっぱり文化が成熟していると思わないわけにはいきません。
しかしこの展示にはちょっとしたいやらしい仕掛けがしてあります。
そのいらやしい仕掛けは、撮った写真をプレビューした時に分かりました。なんとマシンを置いてある台が反射するようになっているんですね。反射ビーズなどを仕込んだ素材でしょう。基本的にあまり細部まで写真撮ってほしくないのでしょう。まあ当時のF1は秘密主義全盛でしたからね。しかしこの展示台、見ただけではそんな仕掛けが潜んでいるなんてわかりません。デジカメでプレビューしたから分かったわけで(当時デジカメはまだまだ一般的じゃなかったですね)、フィルムとかで撮っていたら失敗写真を量産したことでしょう。
以下何枚か、反射で見えにくい写真とストロボなしで低速シャッターで頑張った写真を比較してみましょう。