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■ 12月31日 【2019年総決算】

終活しなくちゃいけないけどモノは増える一方
 さて例年の1年を振り返る企画、2019年に残るものは何だろう?

 まずブタペスト―ウイーンの旅行がダントツ1位である。プライベートでの海外は新婚旅行のみであったが、「ロンドン一緒に行こうって前から言っているけど、結局行かないよね・・・」って娘に詰め寄られて、決心した。あれこれ珍道中であって、いい写真も大失敗した写真もあったり、教会がすごすぎてマニアになったり、最後には帰国便に乗れないかもっていう瀬戸際だったり・・・と、まあ思い出に残りまくる旅であった。彼氏のできた娘ともう一緒に旅行なんてないのは寂しいなぁ。

 19年は珍しくギターを買わない1年であった。買おうと画策はしたがどうもピタッとはまるギターがない。もう置くところがない。買っても弾かない。の3ない状況であれば致し方ない。その代わりに久しぶりにキーボード(デジタルピアノ)なんてものを買ってしまった。何か新しいものを買う時のワクワク感みたいなのを久しぶりに享受できたぞ。

 台風の影響・・・。直接的にどうしようもないくらいの被害にあった方とは比較のしようもないが、近年に珍しく影響を受けた。林道の沢を歩いたら、林道が川になっていて見る影もなかった。こんなすごい状況は生まれて初めて見た。さらに長野に出張行くのも中央道が普通だったり、中央本線が普通だったりで難儀した。富士スピードウェーへの行き帰りも、道志街道が使えなくて大廻り&大渋滞を甘んじて受けるしかなかった。

 趣味の部屋がリニューアルできた。これは大きい。整った部屋にいるのは何度も気持ちのいいものである。これで家で過ごすパターンが大きく変わった。この何10年もウイークデー会社から帰ってきて2階に行くことなどなかった。それに休みの日だって2階の部屋に行くのは年に数えるくらいだった。それがこの変わりようである。もっと早く取り掛かればよかったと、戻らない時間を恨めしく思うのであった。

 と・・・これを書いたのが日曜の夜、で月曜のお昼に「やっぱりギターを買わないのはまかりならん」と即決落札してそのまま新宿まで取りに行った。自分でも驚く即断即決だ。年末は道も空いていてドライブ楽しかったね。

 では来年もPaddock-Clubをよろしくお願いします。
















■ 12月26日 【あるあるネタ】

今週末は年賀状やってしまわなくては・・・昔のようにイラスト描く元気なし
 ネタ枯渇につき、過去ネタサルベージで場をつないでいるが、「あるある」ネタも面白いのでは?と思って、ちょっと書いてみる。でも既出ネタも多いかもしれない。まあやってみる精神である。

 エレベーターに乗った時、特に会社なんかでよく遭遇するのが「先に降りる人がまだ乗っている人のことを慮って”閉じる”を押しながら降りる」シーン。あるでしょ、そういうの。しかし後に残った人は必ず「閉まんないよな、やっぱり」となる。どこにセンサーがついているのかよくわからないが、左右ドア間に何かあるとドアは閉まらない(うちの会社のエレベーターはそういう仕組み)。

 そういうことを止めろという気はさらさらないが、無駄な努力をしているなぁ、と思う。努力というよりも「私は気を使っているんですよ」という自己満足なのかもしれない。でもいい加減、閉まらないのはわかると思うのだが・・・  さらにもう一つ。エレベーターで二人しか乗っていないのに、降りるときに「開く」を押してドア横で待っててくれる人。確かにいい人なのであるが、正直とっとと降りてほしい。10人も乗っていれば降りる途中に閉まるかもしれないが、二人ならさっさと降りたほうが早い。

 いろいろ気を使ってくれるいい人なのは間違いいないのであるが、エレベーターに関しては、サクっと降りていってほしいのである。
















■ 12月25日 【忘年会続く】

残り1週間とは・・・
 今度は「部」の忘年会。のどが渇いていれば本当においしくビールを一気に行くのだが、どうも冬の飲みが進まない。かといって飲まないか?と言えば結局飲む。しかし量をこなせないので、今回はウイスキーのロックとした。

 飲み放題食べ放題なんてので予約されてたが、この食べ放題は言いようで、案外よくない。何がよくないといえば、注文してから出てくるまでが遅い。そして出てくると想像していたのの半分くらいの量だったりする。飲み会の初動は皆おなかすいているので、進みが早いのだ。なので、最初は頼めるだけ頼んでおいたほうがよい。

 でもこの店「食べ物余っていなかったら200円バックします」なんて、いいアイデアでやんわり抑制していた。やるな。

 さて水っぽかったビールに対し、このウイスキーはなかなかいけた。いけたのだが、タバコを吸わず口が寂しいと勢い「飲んで」しまう。そのウイスキーを飲んでしまうのははなはだ危険なのだが、現場では抑制が効かず翌日に後悔することになる。

 しかし前週のグループの忘年会では、いきなりスイッチの入った妙齢な女性が紹興酒祭りに突入し、飲ませるわ飲むわ一気だわで大騒ぎだったのだが、実は翌日全く普通なのには驚いた。紹興酒は酔わない? 日本酒とワインは確実に翌日つらいので、これからは紹興酒で攻めようかと思った。

 だが、やはり月曜に忘年会は勘弁してほしい。今回は火曜日二日酔いでつらすぎたよ・・・
















■ 12月24日 【カラオケでびっくり】

今週末は年賀状やってしまわなくては・・・昔のようにイラスト描く元気なし
 忘年会があった。1次会はえらく安くそれなりにうまい中華であった。うまくて安い中華って結構いろいろあるのだよ。

 勢いで2次会はカラオケ。元来スナックにカラオケしに行くのをよしとしないタイプであるので、まあカラオケボックスならいいだろうと思った。10人で2時間、まあちょうどいい。で、会計の段になり、アルバイトなお姉ちゃんが「7万2千円です(価格は正確ではないけどたぶん近い)」といった瞬間にみんな凍り付いた。

 送別会も兼ねていたりするので、一人8,000円だった。2時間カラオケして8,000円・・・もうカラオケ行かない。しかしこんなに高いの?レジ前でみな「高いねぇ~」と聞こえる声で言っている。ちょっとダサかったけど。

 しかし後々聞くと、人数が多くカウントされていたとか、30分延長になっていたとか、飲み放題を頼んだのが失敗だったとか、あれこれ要因があるみたい。自分的には2時間なら3,000円が精いっぱいだ。人によって価値観は違うけど、みんなカラオケ2時間5千円とか6千円って普通なのかなぁ?
















■ 12月21日 【サポートはお客様との接点】

なぜか最近体調悪すぎ
 海外メーカーのPCソフトウエア、それを国内ソフト販売メーカーが少し改悪して販売したものを、アマゾンでDL販売で購入したのが3年前。Windoiw7なPCにインストールしていたのだが、先日「Win10無料アップデートが終わってもできる無料アップデート」に半信半疑だったが、それが正しいことが証明されたあとに、このソフトが立ち上がらない状況に陥った。

 一応ソフト販売元に質問してみたら、「サポートが終了しています。担当者もいません。しかるに何もできません」ときた。そんなものなのかねぇ?

 時を同じく、どうしようもなくなって中華製ソフトを買った。このソフトをインストールしたのが原因かも、と思い、中華ソフト会社にもメールしてみた。えらく丁寧に正確な日本語で(たぶん日本人がサポートメンバーにいるね)返信してきたが、聞いている内容に答えているわけではなく、一方的にインストール時のトラブル対応例を書いてあっただけ。こっちもなんだかなぁ?だな。

 でも結局自力解決できたから、まあいいっか、である。
















■ 12月19日 【いいもの持っているけど広げ方がおかしいNuro】

今週末は年賀状やってしまわなくては・・・昔のようにイラスト描く元気なし
 家電(電話)に出ることはめったにない。それは家電にかかってくる電話でろくなものがないから。それでもたまに出てみようかな?と思って出た電話の話である。

 「auひかりから電話だよ」とかみさんに言われて受け取った電話。何やら契約やら割引やらの話かな?と思って聞き始めた。しかし話の内容が何か変。「お客様のこの地域のNTTからの借り受け回線が安くなったので、ドコモの光に変えると安くなる・・・」と。so-netという言葉も少し出てきた。

 ん?auがドコモに変えろと?へんじゃん、へんすぎ、へんへんへん・・・と思って、しばらく無言で聞いていた。そして「はい」と言って話始めようと思ったとたん、向こうから「ブチッ」と切った。たぶん前にも嫌な思いのした、Nuro光の代理店からと確信。しかしNuroは回線としては素晴らしいものがあるが、この代理店政策は最悪だね。なんでこうなっちゃうんだろうねぇ?

 まあ家電勧誘でいい話はないよね!
















■ 12月13日 【爪の話】

年末は飲み疲れ・・・
夏に買ったデジタルピアノがやけによすぎて、ビリージョエルよろしく連夜ピアノマンになっていたが、やはりやりすぎると反動が出るがごとく、アコギ番長にちょっと戻ってきた。

 ピアノとアコギを相互に弾くというのは自分の中では難しい組み合わせである。何が難しいかといえば「爪」。

 自分のピアノスタイルは指を立てて弾くのであるが、このスタイルだと爪が伸びていると「カチカチ」と爪で引いているような感じににある。こうなると鍵盤と指との間のいい摩擦が維持できないので、なんかしっくり弾けない。世の中には指の腹で弾くスタイルな人もいるがそうならいいんだけど。

 しかしアコギをフィンガーピッキングで弾くとなると話は真逆である。ある程度爪が伸びていないといい音が出せない。まあ伸ばしすぎると引っ掛かり過ぎてうまく弾けないのだが、切り詰め過ぎると爪が弦にかからなく、まあもっそりした音しか出ないのだな。

 ということで、微妙な爪加減が必要である。爪は日々伸びるってこともあって、ケアが難しいのだ。しかし左手指は短い爪でよいのであっていつでも短く、さっぱりしていて気持ちいいのだけどね。

 ちなみにギターの弦を張り替えた後は、今までボローンって感じでかつ伸びのない音が、ジャリーンって超リッチで金属質な伸びのある音になるのである。弦張り替えるのは面倒だけど、やっぱり無精したらいけないね。
















■ 12月12日 【意志が弱い】

もう20回寝ると~おしょうがつ~~♪
 そろそろドルビーアトモス用スピーカーでも設置するか・・・と買い物のついでに寄ったハードオフ。あれ?張り紙がある。なにやら・・・クリスマスセールで3万円以下の商品が20%オフらしい。毎年新年セールでこの手のセールをやるけど、今年はクリスマスってことで、早めに仕掛けたな。なので、とりあえずスピーカーをお買い上げ。

 ウォーキング散歩で出かけた先で入ったハードオフ。ちょっと停滞感があるけど、2Fのホビーオフは結構活性化している。で定番のプラモデル売り場で「MP4/8」が1600円。まあ家にもいくつかあるしなぁ、でもこの前MP4/8のカウルひずみを直そうと思ってドライヤーであぶっていたら、やり過ぎてテロテロに軟化しちゃったしなぁ。と悩んだ末、かみさんに宣言した通りの「俺は断捨離マンになる」と心に誓い、店を出た。

 否、出るところだった。でもドアに「本日全商品15%オフ」というのが貼ってあることに気づき、かみさんへの宣言は、とりあえず努力目標です・・・と小さな声でつぶやいた。

 どうも「お得」というのに弱い俺である。
















■ 12月11日 【やっと使った機器と悪い癖】

もう師走だったのね
 3年前に「買って満足」していたMTR(マルチ・トラック・レコーダー)が日の目を見た。

 家族みな外出していて家には私一人。雨も降っているので外に出たくなる誘惑もない。ならば・・・と前からやってみたかった一人多重録音をやってみた。一人でバンドをする、一人でギター多重録音(映画ボヘミアン・ラプソディーのFOXファンファーレみたいな)、一人コーラス等々、いろいろあるのだが、誰もいない機会を有効活用すべく「一人コーラス」に決定!

 4声のコーラスを入れてみた。まず主メロを入れたが、あまりにもハイトーンなのでファルセットにした。そして再生すると、みな誰もが思うように「自分の歌声に幻滅」した。次に最高音を入れるが、これはもともとファルセットパートなので違和感がない。しかしだ・・・主メロをモニターしながらだと音程が引っ張られる。こればかりは訓練だね。

 そして3声目を入れた。ここで感じたのは、3声目になると意外にも前の2声を聴きながら歌ったほうが歌いやすいということである。ハモリのバランスもとりやすい。へぇ、やってみてわかる事実に感激した。そして4声目を入れて完成。オリジナルほどうまくないのは当たり前であるが、ソロで歌うよりよっぽどうまく聞こえる。ジャニーズやアイドルがグループで歌うと粗が目立たないがごとくである。なんかうれしい。

 しかし慣れてくるともっとやり直したくもなったりして、8トラックもあるのだから、もう1声ずつ各パートを歌ってみた。合計8声。聞くとちょっと「クイーン」ぽくもある。これは面白いぞ。

 MTRは私が中学の頃にTEACが4トラックや8トラックを出し始めた。欲しくて欲しくてたまらなかったけど買えないので、カセットでダビングを重ねてMTRもどきをするのだが、あっという間にノイズだらけで聞いていられたもんじゃない・・・となる。大学に入ってカセットテープを使う小型MTRを買ったが、なんだか面倒で結局録音もしなかった(今も保有)。

 そして転機はハードオフだ。HDDのMTRがジャンク2000円だったので買おうと思ったが、大人になってすぐには買わない自分になっていた。家に戻りちょっとググるとおおぉぉ。今はすごいことになっている。買わなくよかった。別の日ハードオフを何件か回ってみると、8トラックの現行モデルMTRが入手できた。これは本体にマイクもついていて、小さくて、バッテリーで動いて、結構いい。ネットでの評判もいい。

 これがやっと日の目を見た。そしてちょっとやってちょっといいと、ちょっとその上を買いたくなってしまう。本当は今持っているマシンをもっと使いこなしてからでいいのだけど、どうも物欲が抑えられなくなるのだ。こればっかりはもう死ぬまで治らないと思うね。
















■ 12月10日 【高尾周辺を攻める vol.2】

そろそろ年賀状かぁ・・・
 あれこれ写真を撮るための足を止めたりしながら歩いていたら、いかにも山ガールな若い女性とペースが同じになった。彼女も写真を撮りながらなので、抜きつ抜かれつな感じだし、周辺に人がほとんどいないってこともあって話しかけるのは不自然ではない。し・か・し、おっさんが若き山ガールに話しかける勇気もなく、実行には移せなかった。貴重なチャンスを逸した(なんのチャンスだっちゅーの)。

 ほどなく日影沢林道に入るのだが、林道は入り口に台風19号の被害状況が写真で示してあった。しかし林道の半ばに差し掛かると、そこは様相が一変した。沢が濁流にやられ、それが並走する林道を破壊した。そう、破壊したという言葉が適切である、道がなくなっているのだから。言葉が出ない。水の力がこれほどだとは。その後も被害のすごさに息をのみながら進むのだが、やはり標高が高くなるにつけ沢が離れて、林道は普通になった。水は下に下に流れる、という当たり前のことがよく分かった。

 小仏城山峠茶屋は大混雑である。さすがに一番いいシーズンであり、もう人だらけ。竹下通りに来たわけではないので、人を嫌いそそくさと大垂水に向かうが、このルートは初めてだった。何がきついかといえば、下りが急すぎる。結果的にここで足に相当負荷がかかった。数日後あまりにも足の爪が痛いので調べたら、そこにかかれている登山靴の履き方すべてが守られていなかった。

 さてラストセクションである大垂水から城山湖への山道であるが、なんと、通行止めとな。19号の影響だと。しょうがないから歩道もなく、横を車がビュンビュン走る20号をとぼとぼ下るが、ここも路側が破壊されている。どこまでやってくれるんだ19号。

 しかし国道20号もじっくり歩くといろいろ分かって面白い。ちなみに、車で通ったところを自転車でさらに走ると、気が付かなかったところに気が付いて面白い。同じところを歩くと、さらに新しい発見があって面白い。大垂水から高尾に下る20号は、田舎・高級系食事処とラブホで楽しめる。

 個別な建屋で食せる「ごん助」って田舎料理屋。なかなか面白げで一度行ってみたい。続くラブホ街、そのなかでも「BALI THAI」ってのが面白い。南国風な部屋で普通に宿泊したいと思った。でもこう遠くにドライブしたときにカジュアルに泊まれる施設ってほしいと思う。なんで日本はそういうのがないのだろう?

 そして最後はいつも歩く「うかい竹亭」から城山湖に戻る林道である。こっちの林道はあちこち台風の影響を受けているが、でも日影沢林道ほどはひどくない。林道の形なのか、局地的に雨に差があったのが、山の形なのか、何が差を生むのだろう?

 そんなこんなで雲一つない良い一日であった。また行こうっと。
















■ 12月8日 【高尾周辺を攻める vol.1】

冬でも10°あれば歩くと暑い
 ふと思い立って山登りというにはちょっとおこがましいから、トレッキングをしてきた。

 このところ、趣味の部屋が充実しすぎてこもる時間が長くなり、それに反比例して外を歩く時間が減ってきた。これはまずい。健康診断の結果が如実にそれを表している。そんな折、ちょっと早朝に起きてしまい、かつ天気がいい、かつ予定ない・・・という三拍子が重い腰を持ち上げた。行先は前からやってみたかった城山湖→高尾山→小仏城山→大垂水峠→城山湖である。

 いつもは城山湖までは自転車で行くのであるが、やっぱりこの距離だと帰りがへこたれることが容易に考えられたため、車に方針変更した。8時に大地沢青少年センターの駐車場に車を置き、さあスタートだ。まずは草戸峠までサクッと上る。そして思った通りいきなりフリースが着ていられないほど暑くなり、そくTシャツになった。そして結局15時に戻るまでフリースを着ることはなかった。

 さてこの大地沢青少年センターから高尾山上り口までの山越えルートは何度も歩いたルートであり、間違えようがない。そう、その油断が敗因だった。高尾山駅そばから町田街道が始まっている事実は知っていたため、何も考えず「→町田街道方面」という方に向かった。ん?んんん?と少し異変に気が付いたのは5分くらい歩いたところである。なんかいつもの山道じゃない? そのまま進むとおんぼろ鉄塔はないし、壁のような崖上りもないし、アップダウンもない。間違えた。しかし性格上「戻ることが嫌い」なんで、間違えたなら間違えたなりに楽しもうと珍しくポジティブシンキングな俺になった。

 そしてすぐさま町田街道に降り立った。なるほど、ここに降りるのね・・・という場所である。しかしここから高尾山までリカバリーする案を考えるため、脳みそが高速処理を始めた。そして急遽計画変更、高尾山はあきらめ、JR高尾駅から旧甲州街道(中央高速と中央線横の細道)を歩き、高尾山の北側から日影沢林道を通り小仏城山に向かうことにした。しかしそうすると林道までアスファルトを歩く距離が長くなる。なんだ、登山靴はいてきたのに・・・と自分に毒舌を吐いた。

 しかしよく知った町田街道ではなく、なるべく住宅地=生活道を歩いて高尾駅に向かうと、休日朝ののんびりした空気や朝から焼き魚の、古き良き時代を感じた。これはいい。全く知らない街並み、そして古い家々、自分の知らない街並みが、地方に行った時の早朝散歩と同じで、遠くに行かなくても近くで知らない街歩きができる面白さを再認識した。

 高尾駅から中央線沿いを歩くとほどなく人しか歩けない道になった。その最後の最後で渋いレンガトンネルなんかあったりして、なんかテンションが上がる。さらに20号西浅川から旧甲州街道に入る。するとすぐ何やら名所っぽい駒木野庭園っていう旧家が解放されていた。無料というのに誘われて入ってみたら、なんかすごくいい!古民家も庭も池も、すごくいい。思いのほか長い時間を費やしてしまった。

 そしてあとはひたすらに歩く。すぐに車も少なくなのだが、狭い道を思いのほかバスがバンバン走るのにはちょっと驚いた。景信山とか陣馬山とか小仏峠に行くハイカーが利用するのだな。右側に中央本線、その上には中央高速、そして八王子ジャンクション。車に乗って走るとそうでもないが、歩きながら見上げるとすごい巨大な建築物である。地元の人は嫌だったろうなぁ・・
















■ 12月5日 【法廷 Vol3】

雨が強いと駅まで大変
 さて裁判シリーズも3本目、これで終わりである。

 傍聴は裁判が行われている間でも出入り自由らしいが、どうもデビューでまたドキドキしていることもあり、区切りのいいところで次の法廷に移動してみる。次は午後全部使ってやっている裁判であった。なんかすごいものなのか?

 入ってみると前の法廷の10倍近い大きさで設備も充実している。裁判官の左右に人もいる。そして今ここで行われているのは鑑定人に対する「証人尋問」であった。入った瞬間は被告人に何やらあれこれ聞いているようにも見えたが、すぐに何かの鑑定をした人だと分かった。

 ドラレコの映像から事故の分析をした人らしい。フレームレートとか30fpsとか技術用語満載で10ページ強の鑑定書を出しているようだ。その他も事故状況の3D化やら、人をボーンで表したとか、CADやら3Dアニメーションをした人なら良くわかる言葉が続く。しかし70歳くらいの弁護士は必要に技術用語の説明を求める。最初は興味あったが、なんか永遠に弁護士が承認に(私にとっては)どうでもいいことを聞いているので、退席した。裁判をよく知っているわけではないが、こういうことを延々とやるのが裁判なんだろうなぁ・・・

 次の法廷。ここでも証人尋問をしていた。何やら化学検査結果のピーク値の扱いで何やらやっている。話をしばらく聞いていると、どうやらDNA検査のピークの出方とか確率とか測定の仕方とかその信頼性とかを話しているようだ。DNA検査ってすでに確立されたものかと思っていたが、まだそれが有効か否かっていうことが裁判で話さされていことに少し驚きを感じた。この証人さんは科捜研の偉い人らしいが、どうもしゃべりに「堂々感」がない。話し方でその人の言ったことが信じられる、ちょっと怪しい・・・と思えちゃうことがよく分かった。なのでプレゼンでもなんでも堂々と話すべきだね。

 またこの裁判官の活舌がチョー悪いので何言っているかよくわからない。でも何か言っていること自体は難しいことではなく、フレンドリーな感じ。裁判官って寡黙で厳かな印象だったが、活舌の悪いテレビショッピングたかた社長みたいで変に親しみを感じた。

 さて裁判の終わりで次の審議日程を調整するのだが、その場で調整するのはちょっと意外であった。弁護側と検察各々にいつ頃がいいか?この日はどうだ・・・みたいなことをやり取りして、最後の場所を決めるが、会社の会議室よろしく、取れる取れないを延々と繰り返して10分くらいかかってやっと次回が決まった。裁判所も混雑しているのね。

 最後の傍聴は同じ法廷・裁判官。最初と同じくロープで体を縛られ手錠をはめた若い兄ちゃんだった。大人が嫌うような超だらしない若者そのものである。小さいころから出入りしていたパン屋に盗みに入り、100万オーバーを盗んだというもの。友人に「お前がやっただろ」と疑われ自白、パン屋に残った金を返しに行き、自首を勧められたとのことだ。仕事ぶりはまじめだけど遊ぶ金欲しさで、パチンコととタクシー代に使ったらしい。よく聞く「遊ぶ金欲しさ」というフレーズだが、要はパチンコしたいということなのだろう。自分とは全く違う価値観の人を否定する気はないが、パチンコって犯罪に手を染めるほど面白いの?という疑問はある。でも実際はまるとやめられないのだろう。スリルなのかな?

 人生半世紀以上生きてきて初めての法廷経験だった。3時間いただけだが、いろいろ考えさせられた。リアルな犯罪っていうのを見た。裁判というものがどう進むか一度は見ておくのもよいかと思う。
















■ 12月3日 【法廷 Vol2】

冬になったねぇ、厚着になったもんね
 続いてばっさばっさを処理される次案件。裁判官はそのままで弁護士と検事が入れ替わった。次は薬物使用に関してである。この裁判は被告人が手錠やロープをされていない状況で入廷した。つまり仮釈放な身であるようだ。弁護士はたぶん国選。この弁護士も30代前半の男性だったが、話の組み立てが下手くそだった。この下手さが芝居なら相当な達人であるが、絶対そうじゃないと思う。

 また自分の住んでいるすぐ近くでこういう覚せい剤が平気で売買されているという事実を突きつけられると、ちょっと恐怖していしまうね。彼の今の仕事は風俗嬢の送迎らしいが、そういう仕事があるのね。「もう絶対やらない・・・」と言っているが「またやります」なんて絶対言うわけないし。今までも何度か捕まっているようだし。こういう人をどうしたらよいのか?どうすればまっとうになるのか?ちょっと自分でも真剣に考えてしまった。

 やり取りの中で若い女性裁判官が「密売人」とか「薬物ネットワーク」とかっていう言葉が普通に出てくるのだけど、なんか現実でなくテレビでも見ているような錯覚にとらわれた。普通に生活していると全く縁のない世界と思ってしまうが、そうでもないのかもしれない。

 検察官はまたもや30代前半女史。弁護人の「改心しているから・・・」という定番の言葉でほんわかした空気が流れていたが(自分だけそう感じていていた?)、再犯の余地が高いといい、ピシャリと実刑を求刑していた。

 しかし毎日毎日分単位でこういう裁判が行われているっていう事実は、それだけ犯罪者が多いというわけで、留置場とか刑務所って成り立っているのか?と思わないわけにはいかない。もう入る余裕ないんじゃないの?と。「恩赦」なんていう仕組みで、隙間作っているんじゃないか?と思ってしまうね。
















■ 11月28日 【人生初経験】

雨が強いと駅まで大変
 前から一度見学してみたかったのが「裁判」である。傍聴人制度ってのがあるので、勝手に裁判所行って何を記入するわけでもなく勝手に部屋に入って傍聴できるようだ。国内ドラマはあまり見ないが、海外ドラマを見まくっていると、もはや海外の裁判は私の中では日常である。では日本はどうだ?なら行ってみよう。

 東京地裁がよさげなのであるが、定期を活用できる横浜地裁とした。久しぶりに取った年休を映画三昧に使うわけでもなく、ピアノやギターを弾きまくるわけでもなく、山歩きするわけでもなく、裁判傍聴に使ったのは、平日にしか体験できないからという理由である。

 横浜地裁の入り口を入ると、空港よろしくX線手荷物検査がある。フレンドリーな対応で通過し壁に貼ってある当日の裁判予定を見る。横浜地裁の場合、右側の壁に刑事、左側の壁に民事であった。刑事の予定表を見ると、30分くらいに案件や、半日ずーっと一つの案件、あれこれある。内容は窃盗、違法薬物、道路交通法違反(事故)がほとんどであった。この予定表は撮影できないので、傍聴したいものは部屋と時間をメモっておく必要がある。

 13:10からの開廷であったが、12:45くらいに行ってみた。4~6階が法廷であるが、行ってみても人の気配が全くない。初めてでこの状況は結構スリリングである。傍聴人入り口というドアには小窓(小ドア付き)がついていて中が見れるようになっているので、小ドアを開けてみたが内側にもドアがついていて結局見えなかった。所在なさげにしていると待合室があったので、そこで時間をつぶし、5分前にもう一度行ってみたら、狭い法廷にすでに7~8の傍聴人を含む、裁判官、弁護士、検察、書記が集合していた。そしてすぐさま、手錠をかけられた被告人が体にロープがまかれた状態で入ってきた。ロープやら手錠やらを間近で見たのは初めてであり、結構緊張する。裁判が始まるときは、傍聴人も含め全員起立・礼から始まる。

 人生初めてのリアル裁判が始まった。窃盗である。おばあさん宅に押し入り金品を強奪である。裁判のルールはほとんど知らないが、この案件はすでに審議?が済んでいたのか、検察と弁護人が経緯を数分話しただけで、いきなり判決であった。でも冒頭「話したくないことは話さなくていい、話したことはすべて証拠になる・・・」等のテレビでよく聞くセリフを聞いたので、初回だったのかもしれない。でもいきなり判決、懲役2年4か月執行猶予4年。裁判官が丁寧に話していたが、執行猶予期間に再犯すると2度目の執行猶予はないらしい。そして今回の判決と次回の判決を合わせた期間、刑務所に行くことになるそうだ。

 ちなみにこの法廷は超コンパクトだった。裁判官は30代前半?の女性。裁判の間よくメモを取っていたが、そのボールペンがピンクのまたプリティーなものであったのが印象的。弁護士はたぶん国選。これまた20代後半って感じで、進め方も読み方もなんかすごく稚拙な感じ。検事は30代前半でクールな感じ。とにかく答弁書?を読むのが早くて活舌が悪くて何言っているかよく分からない。

 人生初裁判傍聴があっという間に終わった。
















■ 11月25日 【SuperGT×DTM交流戦の後にあった出来事】

これから朝のFSW行きは246がいいかも
 SuperGT最終戦も終わりチャンピオンも決定した後のビックイベントはドイツツーリングカー選手権「DTM」と日本SuperGTとの交流戦である。2年前のもてぎではデモランを見てそれほど興奮しなかったが、ベルガーを見れたのには大興奮であった。

 しかし今回はめったに自分が入った写真を撮らない私もさすがにベルガーの2ショットを撮ってしまった。握手もしてああ幸せ。それと99年のF1で当時のウイリアムズドライバーだったザナルディーからサインをもらったのだが、そのザナルディーも来ていた。車椅子生活だが、その生きざまもルックスもかっこよすぎ!

 さて土曜初日の帰り、道志街道が不通でう回路もなぜか不通マークが出てしまい、急遽246で帰ってきた。途中大渋滞で参った。大きな逃げ道がなく、少しのわき道に逃げても結局は動かない。Uターンもままならず悶々を過ごした。丹沢湖入り口が先頭なのであるが、そこを過ぎると動き出す。なぜだか全くわからない。渋滞の不思議であるな。

 そして帰宅したが家の鍵を持って出なかったのだが、家が閉まっている。実はその日は仲の良いご近所さんでの宴会なのであった。なのでしょうがないのでそこに合流するしかない。が、すでにお昼から始めている宴会なのであって、みなすでに出来上がっている。その面々に合流するのであるから、あらかじめテンションを上げてて突入するしかない。そしてハイテンションを装って突入。息子の同級生の△△ちゃんはもうすぐ結婚するので、仲良く並んで座っていた。初めて見る旦那さんなんとネクタイ締めて参戦していた。おお、まじめ君じゃん。よしいじってやれ。

 しかみ周りの皆の反応がなぜかしっくりこない。あれ?なんなの?何か言っているけどなんだかさっぱりわからない。えっ?もしかしてすでにできちゃった状態?あまりにも???状態な私をおばさん連中が見かねている。そして誰かが言った。

 「〇〇さん(私の名前が入ります)わからない? □□ちゃん(娘の名前が入ります)の彼氏だよ!」

 ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 こんなシチュエーションでの出会いってのはちょっと・・・
 心の準備ができていないでいきなりってはちょっと・・・

 そのあとの私は推して知るべしで悪酔いしたのであった。
















■ 11月15日 【過去ネタサルベージ~怒られてばかりな俺】

そろそろいい季節が終了か?寒いぞ
 これも過去ネタである。4年前くらいに書いていたものだ。

 今日出張なのでスーツで出勤、打ち合わせ後ボールペンをいじっていたらボールペンのノックがされていて芯が出ていた。そうとは思わず買ったばかりのYシャツポケットにボールペンを入れたらボールペンでYシャツに軌跡を書いてしまった。怒られる・・・

 別の日。ノックされたままのボールペンを知らずにポケットに入れちゃう。するとと、ポケット下にインクが染みてくる。これも怒られる。

 インド料理屋にはまっていていろいろな店を開拓している。しかし結構な確率でカレールーがシャツにこぼれてしまう。怒られる・・・

 家に帰ってきてたまに弁当箱を出すのを忘れる。怒られる・・・

 ということで、この歳になっても怒られてばっかりな俺様なのであった。
















■ 11月10日 【レインボー】

バーベキューよかったぁ!
 前からスカパーはやめようかと思っている。今のVODが千円強の時代、四千円強は高すぎるよね。しかしそのスカパー解約を阻止するのが音楽番組、特に「Music Air」である。

 オヤジたちの若かれし頃の感受性豊かな時に聞いたロックがたくさん放送されるのである。さらに「放送」という「プッシュ型」は今まで知らなかったミュージシャンに出会えるいい機会である。Live Labという枠では、日本のマイナーなミュージシャンライブをあれこれ取り上げてて、たまに「グサッと」刺さるバンドがいたりするのだ。またStudio Jamsという音楽をレコーディングする様をそのまま放送している番組もある。これもチョー面白い。

 さてそんなMusic Airで、レインボー特集をやっていた。ディープパープルを同世代として体験することはできなかったが、レインボーはそれができた。そのなかでも「Rainbow On Stage」は圧巻であって、マイフェイバリット100に選ばれている。

 そのレインボーの16年ドイツライブ、95年ドイツライブ、そしてこれまた77年のドイツライブを立て続けに見た。まず16年っていうついこの前のライブ。それほど規模も大きくないフェスである。よく見ると「モンスター・オブ・ロック」と書いてある。懐かしいなぁ。16年当時リッチー御年71才。永遠のヒーローも爺さんになったなぁ、っていうか太った。むっちりしているリッチ―は以前の孤高な感じが少し薄れていた。さらにトレードマークのストラトも、なんとアームを外しているじゃん。リッチ―どうしたの? まあしょうがないことであろうが、全盛期のキレがない。選曲はベスト盤的であって楽しめるのであった。

 そして20年さかのぼり、95年のライブを見た。おお、勢いあるじゃん。リッチ―がリッチ―らしい。ボーカルはグラハム・ボネットのような声である。盛り上げようと頑張ってギターとの掛け合いをやろうとしているが、リッチ―が相手にしない。こりゃぁかわいそうだね。

 最後の77年のミュンヘンライブである。これだよこれ。これがまさにレインボー。なんてったって、ロニー(ジェイムス・ディオ)がいい。ロック演歌って言ってもおかしくない、伸びがあって艶めかしいその声にメロメロになった。そしてコージー(パウエル)がかっこよすぎ。リッチーもこの二人のことは信頼しているように見えるね。

 しかし、やっぱり70年代や80年代の多感な頃に聞いた音楽はいつまでも「いいもの」として脳内に残っているのだね。
















■ 11月9日 【アップするタイミングを逸したネタ集(5年前編)~AV環境再構築】

今日はこれから東扇島でバーベキュー
 何気に寄って、勢いで買ってしまった60インチテレビ。実はインプレッションもしていなかったことに今気が付いた。っていうと聞こえがいいが、気が付いていたけど面倒なので書いていなかった。でも意外にも読者からの声を聴くとAV環境ネタに興味のある方が多いことが判明し、やっぱり書くのが俺の務めだ、と変に自分を高揚させている。

 まず今までのレグザ47インチには実はそれほど不満はなかった。絵はきれいだしDLNAはいけるし。でもちょっとだけ・・・ピカピカパネルが嫌だったのと(かみさんはこれが嫌な決め手)、ベゼルが広すぎたのと、あと東芝だったのと、テレビのHDD記録コンテンツが抜き出せなかったのだけが嫌だったって、結構いっぱい嫌じゃん。

 しかし買ったときはでかすぎると思った47インチも今となっては小さく感じ、60インチが思いのほか安いし、ベゼルが超狭くていけてるし、ソニーのレコーダーがあるからテレビ記録もダビングできちゃうじゃんだし。まあ買おうと思い始めたら「”それを買うのはいい”と自分自身を洗脳」して、悪いことを考えない自分がいた。つまり買うように詩文を仕向けるのである。

 配送された60インチは、超でかい段ボールに入っていた。おいおいこれは卓球台なのか?というほどだ。前のレグザ搬入のときは外出していたのだが、玄関先で箱から出して本体だけを家に運び込み、テレビ台にまで乗せて、アンテナつないで受信確認までしてくれたらしい。でも私としては、この一連のセッティングは「楽しみ」以外の何物でもなく、ちょっと悔しい思いをしたのであった。なので今回は全部自分でやりますという姿勢を貫こうと思った。

 さて配送のお兄ちゃんは2名。でもその大きな箱を見たら自分で箱だしするのに怖気づき、言われるがままになっていた。お兄ちゃんたちはテレビ台を組立ててくれちゃったりもしたが、「すいません、段ボール箱は再利用するので置いて行ってもらえますか?」というと、お兄ちゃんたちはちょっと驚いた様子だったが、箱内の発泡スチロールだけは持って帰ってもらった(有料ごみ袋の負担になるため)。この特大ダンボールは1年ほど廊下で木材入れと化している。しかし購入1年半後の15年年末にやっと片付いた。廊下が超広くなった。

 さてテレビの段ボールの構造をまじまじ見たら、普通の機器と違うことがよくわかった。さすがにテレビはでかくて重いので、ボトムの小さくしっかりしたダンボール組みにテレビが載っていて、上からかぶせるメインダンボールはボトムと樹脂パーツで連結されている上下2ピース構造だったのだ。なるほど。

 さてセッティングも完了。超でかくて超きれいな画面を見るべく、裏側のセッティングを終えて前側に移動しながら画面を見た。そこで・・・

がーん

となった。横や斜めから見る画像が汚すぎ。ここで気が付いた。前のレグザはIPS液晶なので視野角が広いのである。今度のはたぶんVA。黒浮きはないかもしれないが、視野角が狭くて、部屋を移動しながら画面を見ると、その白っちゃけた画像に泣きが出る。まあいい、正面から見ればいいじゃん。

 そしてテレビで記録したコンテンツをどうやってレコーダーにダビングできるのかな?と調べた。

「がーん」

 ソニーのテレビってレコーダーにダビング/ムーブできないんじゃン。こんなの詐欺だよ。いまどきのレコーダーを販売しているメーカーのテレビがレコーダーにダビングできないなんて・・・。ソニー株放出決定。

 ツルピカ液晶が嫌で買い換えたのだが、ツルピカ液晶ってやっぱり鮮やかに見えることを実感。まあこれはしょうがないね。ソニーテレビは画質調整パラメーターが卒倒しそうなくらい多い。これをちゃんと最良に設定できる人はどれくらいいるのだろうか? またEEセンサー(明るさに応じて画面輝度を自動で変える機能)がない。昼の視聴と夜の視聴で毎回手動で切り替えるのが面倒だ。

 さて次回はいよいよネットワーク&ファイルフォーマット編である(でもいつになることやら、この記事だって買ってから1年以上放置だったし・・・っていうか結局5年放置した)。
















■ 11月6日 【映画三昧つづく】

雨ばかりだった10月にくらべ11月は快晴天国だなぁく
 たまりにたまった映画を結構なペースで見ているこの頃、いい画質、いい音で見る映画は至高の時間である。

 スタンダードと呼ばれても見ていない映画は実に多い。そのなかの一つ「スタンド・バイ・ミー」をやっと見た。フィルムグレインが出まくっていて、いかにも昔の映画チックだ。なぜこれを見たかというと、それは「ビック・バン・セオリー」にさかのぼる。

 パドッククラブをご覧の方はしばし出てくるこの「ビック・バン・セオリー」、よくご存じかと思う。でも見ているひとは少ないとも思う。特に技術&オタク系の方はぜひ見てほしい。私が一番笑うドラマがこれである。そこかしこに技術やオタク野郎がクスッと笑ってしまう仕掛けが埋め込まれている。そのビック・バン・セオリーに実名で出てくるのが「ウイル・ウイトン」だ。彼こそがスタンド・バイ・ミーでブレークした俳優なのだ。

 スタンド・バイ・ミーは4人の少年が死体があるといわれる遠くまで二日かけて歩き続けるストーリーである。この4人の子供のうちだれがウイル・ウイトンか?というのを知りたかった。そして予想が外れた。

 さてこれだけでは今日のネタとしてはパンチがない。この映画の悪(不良)役に出ている金髪ボーイがやけに24のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)に似ていた。でも外人は似ている人多いよね・・・と思ってエンドロールを見たら、やっぱりキーファー・サザーランドだった。誰しも若いころは痩せ痩せなんだな、とあたらめて悟った(自分も含めてね!)
















■ 11月4日 【親戚集結】

木曜から全然まともに歩いていない、やばいぞおなかの肉!
 市川に墓参りに行ってきた。久しぶりに母方親戚が集まった。面白いのは年を取ると一族の標準顔になってくること。そして従妹大集合である。従妹の孫なんかもいたりして、なかなか世代がごちゃごちゃになっていて、これまた面白い。

 しかし市川への道中、日曜の渋滞を加味して3時間前に出かけたが、結局全く渋滞レスの保土ヶ谷バイパス―湾岸道で1時間10分で着いてしまった。外環道の海まで開通の恩恵として、すごくいい一般道もできていた。これはいい。でもよくないのが、お寺周辺。もう道が狭くて、坂でお寺につけない。これには参った。同じところを何度も行き来して、どうしてもわからないので最後の手段に出た。

「すみません、〇〇寺に行きたのですが、どのあたりですか?」

「今止まっているところがその駐車場ですよ」

という漫才のようなやり取りであった。そして帰りも夜景を見ながら1時間15分で帰宅。なんだ、市川って近いじゃんと思った。

 あともう一つ。市川ってすごく田舎っぽい(田舎は好きなので褒め言葉である)。畑ばっかりだった。
















■ 11月1日 【映画三昧】

昨日今日と長野出張、本当に2日間雲が全くない快晴だった!く
 趣味の部屋が整ってきたということで、たまりにたまっていた映画を見ている。すでにネットフリックスで放送しているものも多いが、やっぱりBDで見ると画質が違う。今回はアニメを攻めた。

 「メアリーと魔女の花」を見た。ジブリは好きなのだが、これはジブリ出身者作品。結果から言うと、ジブリのいいとこどりで、必ず「ああこれは〇〇のあそこと同じ」と思えるようなものであった。ネットでは昔のジブリを彷彿させる・・・とか書いてあったが、正直萎えた。ストーリーっていうか見せ方も平べったい。その前の「思い出のマーニー」は期待せずに見たけど、見終わって充実感があった。しかし今回は残念感しかなかった。でもこれを見て昔のジブリをもう一度見たくもなったね。

 もう一本。「ミスターインクレディブル2(原題はインクレディブル・ファミリー)」、「1」が面白かったので「2」にも期待した。メアリーを見たすぐ後に見たのでバイアスがかかっていたこともあるかもしれないが、よかった。しかしこれが一番よかったのは最後である。映画館ではエンドロールまで見るが、ホームシアターだとエンドロールが流れると電気をつけてしまうのが常だ。今回もそうしようと思ったが、なぜかエンドロールの音楽がやけにかっこいい。というか、すごくいい! スパイ大作戦を確実にオマージュしてるのだが、数曲がエンドレスにつながっていて、そのすべての曲がかっこいい。サウンドトラックがあるかわからないが、ゲットしてしまいそうな勢いである。

 その音楽に刺激され、007を見た。実は007の音楽とスパイ大作戦(ミッションインポッシブル含む)の音楽は結構ごっちゃになっている。007を見た瞬間「ああ、違った」と悟ったが、007もエンタメ満載で面白いね。結局最後はミッションインポッシブルで締めた。

 ちなみにインクレディブル2、日本語で見てみた。主人公のイラスティガールの声が少し鼻にかかったような色っぽい声で、聞いたことあるなぁ・・・と思ったら黒木瞳だった。娘役は綾瀬はるか、お父さんは三浦友和。意外に知っている声だけど誰だかわからないってことが多いね。

 映画はいいねぇ。まだまだ未読のBD満載だし、昔見たものももう一度見たい。さらに見ようと思えばネットフリックスで見放題。

 そのほかも含め、環境が整いまくった趣味の部屋2019に入り浸る生活はしばらく続くぞ。
















■ 10月27日 【買い物の秋】

久しぶりに腹が痛くなるくらい食べた
 買い物の秋はさらに続いた。運よく休日の雨も降らず、家の用事もなく、少し涼しい日曜、ウォーキングでなく久しぶりにクロスバイクにまたがった。それほど目的地もない場合は、ハードオフめぐりとなる。実はカビレンズを格安で買って、修理スキルをつけるってのが、今やろうとしていることである。修理が趣味なんて地味~だなぁ、と思うことなかれ。課題に挑むそしてそれを達成する・・・っていう「征服感」を味わいたいのだ。

 しかし、帰ってきて手に持っていたのは、レンズではなく何とDVD/CDプレーヤーなのであった。なんでいまさら???それは趣味の部屋がらみ。

 CDプレーヤーは大学の時にケンウッド(デザイン秀悦)、テクニクス(ジョグダイヤル付き編集機能充実)ときて、最後はDVD/CDプレーヤーでデノンとなった。途中に720P再生が優秀でひそかにネット民の評判がいいMomitsu・・・なんてのも大枚はたいてみたけど。

 この趣味の部屋のネット環境が充実する前は、大好きなCDベストを作って再生して一人悦にいっていた。しかし音楽が家庭内ネットワークでサーバーから拾えるとなると、CDプレーヤーの出番も激減なのである。なのでCDプレーヤーなんてレガシーな機器は抹殺してもよいといえばよい。でも環境を整えることを人生のもっとう(というかきれいにまとめたいっていう性格)にしている私は、CDプレーヤーが無いという事実は受け入れがたい。さらに現状のデノンCDプレーヤーは以下の3点がちょっと納得できなかった。

1.色がゴールド(黒が好き)
2.ちょっと厚みがある(限りなく薄いのがいい)
3.DVD-Audioが再生できない

 3のDVD-Audioなんて普通は無視されて当然なのであるが、実は数枚のDVD-AudioディスクがCD棚に長らく鎮座している。いつかは聞いてみたいなぁ、と思っていたのだ。

 今回巡回したハードオフ2件目で目に留まったのが、黒で薄くてスクエア感が潔いパイオニアのDVD/CDプレーヤー「DV-610AV」である。似たシルバーモデルは1500円くらいで買えるが、これは3,000円。ちょっと高いがリモコンついているし黒だし。迷った。一度店を出てネットでチェック。結構評判のいいモデルであった。ということでお買い上げ。

 10年前のモデルであるが、DVD-AudioやSACDが再生できる、1080にアップコンできる、HDMI出力がついているっていうてんこ盛り。BD再生以外は何でもできる・・・ってネットでは言われているが、さすがにDVDのISOファイルは再生できないみたい。これができるとネットワークメディアプレーヤーはいらなくなるのだけどね。
















■ 10月23日 【最近の購入】

健康診断で血を抜いたが針刺すところは絶対見れないく
 長らく愛用してきたスピードライト壊れた。この前カメラごと床に落下したからかもしれないし、寿命だったのかもしれない。分解したがよくわからないので新しいのを買うことにした。

 純正を探す過程でたんまり出てきた中華製。TTL制御はできないけど3、000円台で買えてしまうのね。評価欄を見ても、「デジカメだったら撮り直しできるのでマニュアル発光で十分」って声が多く、まあダメ元で買ってみることにした。純正と10倍も価格が違うと、思考がこうなってしまうのも仕方ないね。まだ届いていないけど楽しみである。

 お次はNAS。ちゃんとしたNASを導入したわけである(既報)。今まではルーターのUSB端子につなぐ、FAT32しか認識しない超なんちゃって簡易NASであったが、やはり本物のNASの多機能を体感すると、なぜ今まで簡易NASで良しとしていたのだろう?と思うことしきり。まあ中はPCと同じなんだから当たり前っていえば当たり前だけどね。

 さて2F趣味の部屋はPC一式も設置し、多機能AVアンプも配備した。AVアンプのネットワーク機能を使って、NASと連携するのが常套手段であるが、なぜかダイレクトにつなぎたくなった。1.5Tとか2TとかのHDDがあまりまくって使い道に困っているからである。しかし3.5インチHDDは「電源の呪縛」と「重さ」というウイークポイントがある。ということで、2台ある2T/2.5インチHDDで賄おうと考えた。なんてったってUSB給電のお気楽さには叶わないからね。で、ちょっと気になって調べてみたら、2.5インチHDDは4Tで11,480円じゃん。なんだ買ったほうがいいじゃん。

 ということでやはり「買い物の秋」なのである。
















■ 10月19日 【日本はやばい】

長袖を着始めたよ
 有言実行というプレッシャーもあるけど、やっぱり「いいね」と体感したのが読書である。

 新入社員の面接で、「この1か月で何か本を読みましたか?」と質問したら、絶句されて、やっと出てきたのが「漫画を読みました」と。

 やはり物事をロジカルに考える力や、起承転結のしっかりした文章を書くのは、読んだり書いたりをたくさんこなすことが重要だと思う。という「自分強化」という面もあるが、やはり小説は面白い。ビデオは脳をほとんど使わないが、小説は頭の中にそのシーンを思い描く。つまり脳が活性化されると思う。巷では読書は脳を酷使するのでよくない・・・という声があるようだが、脳は酷使しないとね。

 ちなみに先日講演したときに、懇親会でいろいろな人と名刺交換して盛り上がった話。「日本は一度まっさらにしないとだめだね」ということ。これはもう30代のころから思っていたことで、みんな現場でそう疲弊しているんだなぁ、と。

 日経ビジネスの記事では、トヨタが「変われない社員への警告」というのがあった。講演で話した内容で企業のひとに大うけするのが、「変われない人、まず”できない”理由を延々と話す人」というセクションである。経験から話しているが、どこの会社の人にも「うちも同じなんですよ!もう同意するしかないです」と同意の嵐になる。

 さらに「大人塾」というのがあるらしい。大手企業の中間層で引き算、割り算ができない人が多いと!衝撃的だ。30代、40代の役職直前の人たちが引き算・割り算を勉強するためにやってくるなんていう、嘘のような現実がある。

 まさに「アリとキリギリス」の世界。平和でのんびりした時代に、格下に見ていたアジア諸国が躍進してきている。彼らは「勉強」したくてもできない人がいる。日本に「勉強したい」と思う人がどれだけいるのだろう? 最近のテレビ番組には「日本人サイコー」っていうのめちゃくちゃ多い。私には「そう口に出して言わなくてはならないくらいなひどい現状」っていう風に見える。

 言葉の補足がなくてそのまま載せるのは誤解のもとになるかもしれないが、私に見える日本人像は以下である。

■自分で決められない

■人と同じがいい

■森を見ず葉っぱの議論になる

■熱しやすく冷めやすい

■完璧主義

さあ、嘆いていてもしょうがないので、できることをやるしかないね。
















■ 10月14日 【散歩復活】

F1久しぶりに見たけどちょっと退屈く
 台風一過でカラッとして雲一つないという、まさに「散歩」デー。実は最近趣味の部屋の環境が整ったこともあって家にいるのが楽しくて、外に出るモチベーションが下がった。先週久しぶりに2時間ほどの散歩に出たら、翌々日に会社で筋肉痛で歩くのがつらかった。

 サイクリング、家から徒歩、電車活用・・・どれがいいか?風が強いので自転車はアゲンストになりそうだったので、久しぶりに定期活用散歩をやってみた。横浜線は地盤に水を含んでいるっていうので、徐行運転であるが、ガラガラだし急ぐ用事もないので全く気にならないのだ。風が強いけど、やっぱり歩くのは気持ちいいね。

 涼しくなったので、これでまた週末の長距離散歩が復活だな。
















■ 10月5日 【やりたいことばっかり】

ディーラーがカローラ勧めてきた
 最近サボっているZO-3エフェクター内蔵化。実は構想はある。ディストーション+コンプレッサー+アンプ化であって、回路も描いて基板も作って部品も取り付けたが、うまく動かない。それでスタック。デバッグが面倒で放置・・・という状態である。

 そんな状態で、終わってないのに次に手を出す悪い癖がでてきて、いまは外部入力付きディストーションアンプの設計をつらつらしている。これはスマホアプリでギターの超絶フレーズのコピーが楽になったってこともあって、始まった企画である。そこで判明したのはデジタルアンプは出力のグランドをコモンできないってこと。知らなかったよ。なのでちょっと方針転換中である。

 ああ、いつもそうだけど導入部が長すぎるぞ。

 そして今日のネタは「基板を作る」である。一般ピーポーはユニバーサル基板を使うが、これは量産性が著しく悪いしかつ汚い。少し進むと生基板からエッチングで基板を作る。私が小学生のころはこれだったが、これは工数がかかるし廃液処理が面倒。なのでご存じのとおり、モデラでパターン境界を切り出す技を編み出した。これは私の中で標準プロセスがが出来上がっている。

 しかしだ、たまにここに登場する、後輩というか同僚というか後輩の後輩というか、まあ関係はどうでもよいが、その彼が面白いものを披露した。そう彼は何年も前に、ブレッドボードの存在を教えてくれて、私のZO-3エフェクター化のきっかけを作ってくれた。そして今回教えてくれたのが、「シンセンに頼む」である。P版ドットコムは前から知っていたし、シンセンの存在も薄々気が付いていたが、こうやって実物で見せられると「まいりました」と言うしかない。

 100mm角の基板5枚で送料込みで13ドルだそうだ。13ドル?130ドルじゃないの?と思うが、時代はここまで進んでいた。シンセン探索をしたり高須さんやの話を聞いているが、実際に活用してみないとその本当の姿は分からない、ということなのであろう。

 ということで、早速基板CADの使いこなし勉強だ。
















■ 10月1日 【レディーガガ】

涼しくなったけど家に帰ると汗だく
 久しぶりにツタヤでBDをたんまり借りて、映画三昧ときた。

 結構面白かったのが、「A Star is Born アリー/スター誕生」。ガガは奇抜な衣装やメイクばっかりなので分からなかったが、素顔が美人ってのを初めて知った。化粧でよくなる人もいるけど、素顔がいい人もたくさんいるのに。それなのにみんな化粧をするのね。もったいない!

 この映画、ガガの自伝なのかと思ったら、すごーく古い映画のリメイクなのね。知らなかった。

 もう一つ、ツタヤの準新作に「ボヘミアンラプソディー」が大量にあった。だけどほとんど借りられていなかった。もうレンタルのピークを過ぎたのか、今回は欲しい人がセルディスクを買っちゃったのか(俺)、それともツタヤに来る人達にはあまり響かない作品なのか。どうなんだろう?

 最後にもう一つ。ボヘミアンラプソディーのディスク化で火のついた「ドルビーアトモス」熱であったが、じつはUHDぐらいしかアトモスがない状況で、結局廃れるのかな?と思っていたが、今回借りたBDに結構アトモスは言っていてちょっと考え変わってきた。真剣にトップスピーカーつけようと思ってきたぞ。
















■ 9月30日 【つまらなくなった携帯契約】

まだ暑い・・・
 携帯番長の薫陶を得た子分と偶然電車で出くわした。おおKさん、久しぶり!

 Kさん、家族4人一括で乗り換え、端末代とキャッシュバックは光電話乗り換えサポート代のプラスとのことだった。さて本家の番長は上期末だというのに、全くその気がなかったがステー状態だったが、Kさんの話を聞き、おもむろに量販店を巡った。半年前はiPhone8を一括ゼロ円+CB3万×2回線、月額維持1000円×1年くらいでまとめていたのだった。まあこれくらいはいけそうな予感だ。

 さてまずはヨドバシ。なにが驚いたかって・・・入り乱れているヘルパーの半分が南アジア人であったこと。それも完璧、もしくはほぼ完ぺきな日本語を話す。日本も国際結婚が増えてきたんだなぁ・・・と思った。そういえば娘も国際結婚だ!と豪語していたし。

 そしてヤマダ、ビック、ケーズあたりを回った結果、条件的にはケーズの勝ち。iPhone8やGalaxy A30が一括1円でCB2万円。まあこれでいいかと。実は週半ばに密かにNMP予約番号を申請していた。格安SIMメーカーは時間がかかると聞いていたが、なんと4日前後と書いてあったが24h以内に発行された。となると4回線行ける。

 実はiPhoneだけじゃなくて、Galaxy A30も気になっていた。画面が大きいし有機EL、しかしauのA30はドコモプラチナバンド LTE B19に対応していないことが分かった。auカスタマイズがされている。なのでいきなり気が失せた。結局iPhoneが一番無難なのであることを悟った。

 さて価格調査最後の店で見積もりをさせてくれというので、分かってますよ!と断ろうかと思ったが一応やってもらった。その結果、天地を揺るがすような事実が判明した。

 半年前からプランが変わっており、「ピタッとプラン」が「新ピタッとプラン」に変わっている。これは痛い。この「新ピタッとプラン」寝かせ目的の我らには、超改悪であった。まずスマートバリュー割引が廃止された。これじゃぁauひかりに入っているメリットないじゃん! さらにMNPで以降した場合の1年の割引も廃止、5分まで通話無料のサービスも廃止。さらに極めつけは「家族3人契約」しないとダメってことで、一気に心の炎が鎮火した。

 総務省が変な横やり入れるから、携帯番長は廃業になるだろう。まあ端末たくさん持っていてもしょうがないからいいかもしれない。されにこれからは安く買えるアンドロイド中華端末になるかもしれない。端末で高負荷なゲームなんてやらないから、安ーいiPhoneがあれば一番いいかもね。
















■ 9月28日 【高校の友達】

輪行したいけど、なかなかチャンスがない
 何気に、ほんの何気に高校の時の写真を見た。おお、俺ナイス青年!という話ではなく、当時仲の良かった仲間の写真が目に留まった。あいつ何しているだろうなぁ・・・あいつ野球部キャプテンでかつ北大行ったしなぁ。

 ちなみに仲の良い4人は、それぞれ野球部キャプテン、バスケ部キャプテン、卓球部キャプテン、そして運動ダメダメな俺という構成である。

 さて卒業の日、2次会まで行って最後はそのキャプテンの家で朝まで明かした。今でも憶えているのはその明け方に、眠りに堕ちる瞬間各自の顔とそれを皆で茶化して大笑いするのだけど、自分自身が眠りに堕ちそうで茶化される・・・なんていう、なんともとも平和な高校生最後の日であった。

 そのキャプテンなにしているのだろう?でもインターネットの世界は同姓同名が出まくるからなぁ・・・と何気に検索したら、イガグリ坊主の面影を残す、そのキャプテンの顔がドカンと出た。おお、さすがに佐藤なんちゃら・・・なんていうネットで検索するとごまんと出てくる俺とは違ってあまりいない名前だもんなぁ、と思ったその刹那ぶったまげた。

 東大の教授先生じゃん!

 当時から文武両断な完璧なやつだったが、ここまで来てたのか・・・と。尊敬の念にあふれた。さらに、、、物理宇宙学みたいな論文を見たが、何言ってんだかさっぱりわからない。単語はほぼ全滅で「宇宙語」に見える。分かるのは接続詞や副詞、助詞くらい。

 打ち負かされたというか、逆に彼の偉業に誇らしく感じたのであった。
















■ 9月25日 【スポーツ】

これから2か月は暑くなく寒くなくいい季節!
 私はスポーツマンではない、さらにスポーツ観戦もしない。レースはスポーツだと思っていないので除外する。

 なのでオリンピックなんて全く興味もないし、オリンピックで使われる税金やこうむる生活被害にうんざりしそうである。サッカーの写真撮っているじゃん・・・というのがあるが、あくまでも写真を撮ることが楽しいのであってサッカーが好きなわけではない。確かに野球よりは動きがあってよい。

 その野球、日本とアメリカは非常に地位が高いが、この止まっている時間の長いことにうんざりする。だから見ない。人生数度野球を生で見たが、確かに球場の雰囲気は気持ちを高揚させる何かをもっている。レースもテレビで見るのと現地で見るのとでは、気持ちに与える係数が断然高い。

 長々とスポーツが好きでない・・・という前振りをしたが、文脈を見るとこの後にその反対の論旨が展開されることを薄々気が付いているだろう。そう、その通りである。

 ラグビーワールドカップがやってきた。見る気はなかった。なかったが家で誰が見るわけでもないテレビが所在なさげにラグビーを映していた。何気にぼーと見た。ん?なんかいいね。少し見る気でみた。ん?なかなかいいね。ちょっとマジで見た。ん?これ結構いいじゃん。ラグビーに惹かれてきたのが自分でわかった。

 まず見ていて気が抜けるところがない。野球に比べてサッカーは常時動いているよね、という声が聞こえるが、バックスが球回しをしているのはとてもつまらない、と感じる。さらにラグビーはボールを後ろにしか回せないというシンプルさが分かりやすくてよい。そして肉弾戦だけが取り柄だと思っていたラグビー、「お前目が後ろについているだろう~」という感じでの「バックパス」がめちゃくちゃかっこいい。このバックバスで私の心はラグビーに奪われた。

 なのでまた先輩母校のラグビー戦を取りに行こうかと思っている。
















■ 9月23日 【やっとまとまった”趣味の部屋”】

涼しかったり暑かったり体がおかしくなりそう
 新たに購入したデジタルピアノの入れ替えを夏休みから細々と行っている。前のデジタルピアノは奥行があったので、それを利用して上段にDX-7s(シンセサイザー)やPCモニターを配置したり、その他あれこれ小物を置いたりしていた。今度のデジタルピアノは奥行が短いのと、それなりのスピーカーがついているのと(ここにはモノを置けない)、コントロールボタンが鍵盤より少し奥側にある(これが厄介だった)こと。さらに今までのキーボードスタンドを活用すること・・・をすべて「&(And)」することは、結構な難しさである。

 それも工作好きの力を出し切りなんとかおさめた。そうするとまた部屋が片付きそこにいるのが至高の時間となった。いい音のピアノだとそこを離れられない。

 さらに、キーボード奥に壁に貼り付けPCモニタを設置した。何がいいって、ネットフリックスを見まくりながらピアノの練習ができること。今までテレビを見ながらの練習はギターに限定されていたが、ここでまたピアノとネットフリックスの効果的活用ができるようになった。

 今は、こういう「ながら見」コンテンツは「寅さん」である。今まで寅さんなんて見ようとも思わなかったが、見始めたら止まらないの理論通り、やめられない。毎回マドンナが出てくるのだが、これが時代を反映していて面白いね。名女優の若かれし頃、当時はチョイ役だけどその後ブレークした役者、いろいろいて面白いね。

 最後にピアノの話。デジタルピアノにSPなんてしょぼい音しか出ないよね・・・と思っていたし今でもそう思っている。そして昔はだからそんなの必要ない、という論旨であった。しかし今回しょぼくてもSPがついている便利さを見直さないわけにはいかない。ZO-3もそうであるが、やはり面倒な操作が必要ないということは「正義」であると改めて自覚した。
















■ 9月18日 【1360㎞のドライブ(3)】

これから2か月は暑くなく寒くなくいい季節!
 かみさんが詰め込んだ行程、次は「天橋立」である。日本三景である松島、厳島神社はすでに制覇済み。残るは橋立のみである。しかしさらに行程を詰め込んだかみさんは、天橋立の前に「伊根の舟屋」を目的地に設定していた。娘はこれにダッシュ島の舟屋のような、オンボロ舟屋を連想していたが、「なんか新しいじゃん」とあまり興味を示さない。さらに駐車場に入れる前、かみさんの道路指示があいまいで娘が少し怒った。娘の肩を持った(だってそっちが正しいから)ら、かみさんが逆切れして、つまりこの舟屋あたりにいい思い出が無い、ということである。高台から舟屋をみてすぐにおさらばしたのだが、実際舟屋の横の細い道を走ると、意外に味があることに気付いたが、時すでに遅しであった。

 天橋立はその陸地接続点の両側に展望台がある。北側展望台のふもとには「丹後國一之宮 元伊勢 籠神社」という、伊勢神宮が遷宮される前の由緒正しい神社がある。女性陣は当然ここでの御朱印ゲットを画策していた。観光地には珍しく、30分までなら駐車無料っていうのがいい。

 結局高所よりの天橋立見物は南側からとした。東京からのガソリンがカツカツでどこかでガソリン入れようと思ったが、「10L以上給油すれば駐車無料」というGSが、橋立入口すぐのところにあるという情報をかかみさんが掴んでおり、駐車料金700円節約! しかしGSもいまどきのセルフに慣れているとと、窓も吹いてくれるし座っているだけでいい昔ながらのGSは楽でいいね。

 南側の天橋立見物は「天橋立ビューランド」という山頂までリフトで登っていくのだが、このビューランド、車から走りながら看板をちょい見すると、どの看板を見ても「天橋立ピューロランド」に見えてしまう。最初はマジでサンリオが何かテーマパークを作っているのかと思った。しかしさすがにこの眺望は素晴らしい・・・のであるが惜しくもここまできて空がドン曇りになった。

 山頂から降りると女性陣は地元にたんまりとお金を落として、その代わりに両手にお土産をたんまり抱えている。こういう人が観光地を支えているのだなぁ、と思う。

 さて帰路。18時前に出発し、延々と高速を乗り継ぎ、あまりにも眠すぎて飯田で娘にチェンジ。家族にドライバーがいるっていう生活は生まれて初めてだが、これはいいね。最近高速道路の巡航速度は100km/h弱くらいなので、帰宅は日も変わった1時前だった。

 家族ドライブ旅行、なかなか楽しいね。
















■ 9月12日 【1360㎞のドライブ(2)】

最近すごい雨とすごい雷でびくびく
 琵琶湖のほとり国道161号を快適に走る。やはり道路は「信号がない」に限る。信号が無いだけでドライブの快適感が100倍に跳ね上がる。そんな161であるが、ちょっとした街っぽいところでトイレ休憩したついでに、ここでもおおきなショッピングスーパーに行ってみると、「しめしめここにもある」とカールが鎮座している。先ほどのドラッグストアもそうだったが「8/31までの特価」とある。この旅行に合わせてくれたような日程設定だぞ。

 再び走りだすと、「メタセコイヤ並木」なるところが評判が評判いいと、かみさんが調べた事前検討情報が発せられた。では行きますか。

 161号から少し入るとそこには「うぉおーなかなかいいじゃん」という北海道を彷彿させる景色に出会った。車停めるところないなぁ、と思っていたら、案の定評判のいいスポットはすべて観光地化しようという、地方村の方針そのままの、きれいな駐車場ときれいなお土産やとおっしゃれーなカフェがあった。並木はなかなかいいのだが、なかなか人がはけないというか、並木のいい位置にずーっと陣取るママ友家族がいる。車の往来も少し妨げ気味で、ちょっと嫌な感じになった。さらに観光バスがドカンとやってきて、胸にバッチを付けたオジサンオバサンおじいさんおばあさんが大量に吐き出されてくる。どの観光地でも観光バスがやってきた瞬間、「あっ、早く帰ろう」と思うのは私だけだろうか?

 さて三方五湖周回道に入りゴールとなる洋風民宿を目指していると、突然大雨が降ってきた。大雨というかバケツというかバスタブをひっくり返したような、大雨。娘も運転していて目を白黒している・・・と思ったら案外冷静というか普通。こういう時は怖がらなきゃいけないのに、いいんだか悪いんだか。

 さてついた洋風民宿は地ビールがウリであった。正直地ビールなんて別に普通のビールじゃんと思っていた私は、大間違えであった。味が全然違う。なんかパンフレットに普通のビールは生では入れられない何かがある・・・って書いてあったけどなんだっけなぁ?

 夜は定番のトランプ大会で盛り上がるが、7並べキングの俺様に勝てる家族はいないのである。

 翌朝、定番の朝散歩である。こんないいところに来て朝のすがすがしいところを散歩しないなんて考えられない。時間の都合もあって、限られた散歩であったが、大満足である。

 2日めは翌日から半額になるという、レインボーラインである。レインボーライン自体は特別いい景色がみれる道路でもなんでもない。要は「山頂公園」に行くための道路なのだ。しかしレインボーラインに加え、山頂公園に行くためのちょっとしたリフトで結構な金額が消費される。まあ旅行に行くと財布が緩むね。

 しかしさすがにじい様が行きたがっただけあって、山頂公園からの眺望は素晴らしいものがあった。残念なのは午前の陽の角度だと、一番いい方向が逆光になってしまうこと。これはぜひとももう一度夕方に来たいと思った。
















■ 9月6日 【1360㎞のドライブ】

今年は車の走行距離例年になく大幅増だな
 爺様が「三方五湖をもう一度見たい」というので、娘も入れた5人で敦賀方面への旅行をすることになった。のだが、九州から東海にかけての豪雨ニュースにビビった爺さん、「平気なのか?平気なのか?」というから、今回はじじばばはキャンセル(キャンセル料7割もとられた)して、家族3人での旅行となった。

 娘が普通に運転できるようになったってこともあって、工程の半分以上は娘がドライブである。助手席は楽チンだね。関西方面に行くときに迷うのは、中央で行くか東名で行くか?である。でも何となく中央の方が車が少なそう・・・ってことで中央利用が決定。但し伊那から先は豪雨で、車内はみなでひゃーひゃー言いながらである。

 最初の目的地はかみさんは行きたいけど、私と娘は昨年すでに行っている「けいおん」の舞台になった豊郷小学校である。これはシークレットだったが、現地に着くまで(高速を降りてさえ)かみさんは気が付かなかった。なんてのんびりしてるんだ!

 次は近江八幡宮。彼女らは御多分に漏れず「御朱印帳」にはまっている。確かに御朱印帳に書かれた文字はめちゃくちゃ達筆で、それ自体がアートと言ってもいいくらい。この近江八幡宮近くのドラッグストアにちょっと入って買いたいものがあった。それは今回の旅行で成し遂げなくてはならないある「ミッション」なのである。それは

「カール」を買う

である。カール・・・そう、私が幼少のころから食べ続けているお菓子。それは私の中でのお菓子キングである。そのカールが東日本で発売中止になって早2年。かみさんが誕生日プレゼントで4箱買ってくれたのが春のこと。在庫もつきかけており、この旅行で「本当に関西で売っているのか?」が判明する。しかし非発売エリアは、滋賀・三重・福井から東だ。今回停まる三方五湖は福井なので売っていない! 今回の旅行は微妙なエリアを走ることになっている。なので、この滋賀・近江八幡でまずはおさえておきたい。

 そして近江八幡近くのドラッグストアに入ると、なんと懐かしのカールが棚に並んでいるではないか。涙が出た。ああ、カールがある。売っているのは定番のチーズ味とうすあじ。なぜカレー味の残さずうすあじを残したのかは分からない。きっとそういう販売データがあるのだろう。でもオリジナルであるカレー味を残してほしかったと切に思うのである。さっそく10袋を購入(20袋買うのが恥ずかしいので)。

 さて直前の行程変更で固まったプランは無かったが、とりあえず眺めがよいという国道161に入り、琵琶湖を眺めながら有料道路バリのドライブを楽しんだ。

 琵琶湖を地図で見ると確かに大きい。でも猪苗代湖だったそれなりに大きい。100倍も大きいわけじゃないから、ちょっと大きな猪苗代湖(猪苗代湖は何度も行っているので)だよな・・・と思っていた。しかし実際に琵琶湖に行くと

「これ、海じゃん」

 と思わないわけにはいかない。なんせでかい、マジでかいのだ。こういうのはやっぱり自分の目で見て感じるのが必須だねと感じた瞬間であった。

つづく
















■ 8月27日 【NAS導入】

仕事疲れは大体人事関連
 我が家ではネットワークストレージが結構たくさんある。ルーターにつなげている簡易NAS、ナスネにつなげてある外付けHDD、ネットワークプレイヤー(デジ像)の電源を入れればこれもネットワーク越しに見える。

 しかし前から「いつかはクラウンね」のごとく、いつかはちゃんとしたNASね、と思っていた。でも以前買ったバッファローのテラステーションは1年で壊れちゃったので、絶対バッファローは買わない。

 ある日なぜか買い物オーラが全開になって、ポチってしまった。そうNASを買った。選んだのはNASで人気を二分している「QNAP」。HDDはコストパフォーマンスが一番良い6Tを2台買った。

 意外に設定に悩んだが、稼働始めると快適快適。使い道はまだメディアサーバーで、DLNAサーバーで吐出したファイルをアンプで受けとり音楽再生している。いいねぇ。夜のJAZZ。しかし、アルバム内が曲名でソートされてしまうには弱った。あれこれ解決策を探ったが、QNAPがTwonky Serverをサポートしなくなってネットでは皆困っていた。しかし、コンテンツのインデックス作成に5日くらいかけた結果、ファイル名(曲トラックナンバーがファイル/曲名の先頭についている)でソートができるようになっていた。

 よし残るはDLNAでのプレイリストだな。m3u形式か・・・なじみないなぁ。

 本当はメディアサーバーぐらいじゃもったいなさすぎる。FTPサーバーやWEBサーバーにもなる。多分使わないだろうSQLサーバーやらLDAPサーバーなんかも楽勝。まあ中身はPCと同じだからできて当たり前っていえば当たり前だね。

 やっぱり、こうやって新しい技術に接しないとだめだなぁ、と感じたのであった。
















■ 8月24日 【またやっちまった】

なんとなく秋っぽい?
「ピピッ」

 通勤で改札を出るときにかすかに聞こえた。ピピッは悪い知らせである。本来は「ピッ」である。その瞬間に「あーやっちまった!」とつぶやいた。

 そう、定期が切れた状態で乗っていて、チャージ分から電車代が引き落とされていた。その期間3日間。Paddock-Clubを見ている方はご存知かと思うが、私はこれを何度もやっちゃっている。前回は1週間だったからまだましと言えばましなのであるが、それでも3日間の往復料金で3,500円ばかりの出費であった。

 これも何度も描いていることであるが、JRの改札機が5年くらい?まえに改良というか改悪された。今まで見やすい位置(先の方)に示していたディスプレイがタッチ部に移り、非常に見えにくくなった。正直JRの料金搾取のためではないか?というくらいはまっているぞ。

 しかしみなさん定期対策はどうしてますか? 
















■ 8月20日 【過去最高】

やっと雨降ったよ!
 夏休みの最後の日、それももう寝ようとしている頃、何やら急に雨が降り始めた。日照りが続いていたのでこういう通勤に影響しない雨は大歓迎である。雨のあとは涼しいしね。

 夏休みはピアノに明け暮れた毎日を過ごしていて、最終日の夜もヘッドホンをしながらサイレントピアノで楽しんでいた。そして何気に窓を見たそんな瞬間、突然聞いたことも無いような劇音がヘッドホン越しに聞こえ、心臓を揺らし、椅子からお尻が5センチ飛び上がった。

 そう、雷が家のすぐ横に「落ちた」。窓の外が真昼のように明るくなり、間髪入れずというか、光ったと同時に「ドバーン!」と爆弾が落ちたのでは?と思えるような、そして腹に振動が伝わるほどの劇音が我が家を揺すった。かみさんも興奮気味だし、俺もちょっと怖くなるくらいであった。

 「雷落ちたマップあるよ!」とかみさんが言い、まじ?と見たら本当にあった。以前使っていた雨雲マップがスマホでサービス停止して、代わりにヤフー天気を使っている。そのヤフーの雷マップに×印がプロットしてある。おお、家のすぐ横に落ちてるじゃん!

 この雷マップ、なかなか面白いものなので一度見てみるといいよ。
















■ 8月16日 【ひきこもり】

今日はやっとエアコン止めてるぞ、風が涼しい
 さて夏休み。ここぞとばかり今までやれなかったことをバリバリやすのが俺なのである。

 といいたいのであるが、初日の土日で仙台にGT公式テスト、翌月月曜に御殿場アウトレットに行ったっきり、どこにも出ていない生活になっている。まあ言い訳を言うならば、この天候の不安定さで外に出られないってことかな。その辺の山に行くのも土がぬかるんで歩きにくいし、まあ今回はいくらでも言い訳が立つのである。

 では何をしているか? まずネットフリックスで「フレンズ」を見まくっている。「ビックバンセオリー」でシットコムの面白さにはまって、シットコムの定番であるフレンズを見まくっているわけだ。芸能界に疎い私は、役柄レイチェルがブラビと結婚(離婚)していたことを知らなかった。そしてシーズン8でそのブラビが出てきた。

 ビックバンセオリーでもそうなのであるが、シットコムには結構な有名人がチョコチョコ出てくるのが面白い。ビックバンセオリーはそれが多くて、ホーキンス博士やテスラのイーロンマスクとか、その他ビックネームが平気でちょい役で出たりする。見逃せないね。

 さて海外ドラマを見ているときはソファーでギターの練習である。一方盛りのついた状態なのが、ピアノである。ピアノの才能がないことが明確に分かって、貴重な時間はアコギに集中するのを決断(勝手に脳内でそう思っているだけ)にもかかわらず、ピアノを弾くとなぜか気持ちよくなるので、夏休み前から夜な夜なピアノしていた。さすがに練習すれば少しは上手くなるもんで、そして上手くなるとさらに楽しくなる・・・というポジティブスパイラルが続いている。

 ということで、外に出なくても家の中で楽しさ満載状態なのである。
















■ 8月14日 【自分も実践】

やっと雨降ったよ!
 採用面接したり、新人教育をしたり、チームミーティングとかで富に感じること。プレゼンが下手。

 否、下手というのはちょっと違うかも。採用面接ではひな形に沿った質疑応答はそれこそひな形通りにきっちり答える。そういう意味では定型型プレゼンはまあこなせる。しかし応用が効かないし、想定していない質問に対しては一転しどろもどろになる。そういう突然力が欲しいね。

 まあこれは既にオッサンの領域にある人たちも同じで、結局プレゼンをしてこなかったというのが大きな要因だと思う。プレゼンばっかりはやらないとうまくならない。しかし「プレゼン」っていうのを「人前で話す」と同じと捕えてはいけない。確かに人前で話すことがプレゼンなのであるが、実は重要なのはその前である。そう、プレゼンのために論旨を作ることである。

 論旨を作るためには、話す内容に精通していなければならない。ただしこれは当たり前だから省く。ああ、なにかまどろっこしい文章になってしまっているが、要は「誰にでも分かりやすく」っていうだけの話だ。逆に言えば、分かりにくい文章が多過ぎるともいえる。

 大体にして自分が言いたいことだけをどばーっと書いて終わりってのが多い。また話のつながりが悪くて「何が言いたいかさっぱりわからない」というのもある。否、というのもあるってんじゃなくて、これが一番言いたい話だ。つまり相手に分かりやすく書く技術。相手の立場に立たないとダメだけど、これが出来ていない。資料ってのは「備忘録」じゃないのだから、必ず見せたい、読ませたい相手がいるのである。

 さてここまくると、ストーリー立てて書く力も欲しくなる。これができている文章・レポートは非常にしっくりくる。でもこれが出来ていないレポートが多いのである。そして自分なりに考えた結果、以下の二つの要因にたどり着いた。

1.今の人は本を読まなくなった
2.今の人はきちんとした文章を書かなくなった

 どちらもスマホがその大きな要因を占めていると思われる。かくいう私も電車の中ではほとんどスマホ。スマホでも文書書くぜ、という意見もあるけど、スマホで文章ってったらSNSで、これで長文なんてありえない。我が家の娘も全く本は読まないし、レポートは超苦手。ああ、ダメじゃん。

 ということで、自分が駄目になりかけているのを自覚して、これからしばらくは「本を読む」通勤にしようと思うというのが今日の言いたいことである。
















■ 8月13日 【最終決断】

菅生の最後のセッションは本気な雨だった
 正直決め手にかける状況で、なんか面倒くさくなって、「別に今のデジタルピアノだって悪くはないし、そうそう趣味の部屋でピアノを弾く機会があるわけじゃないし・・・」と戦線離脱という言葉が目の前にちらついてきた、っていうかもう買う気失せていた。

 そんなとき、何気にジョーシンからメールが入っていた。メールと言ってもよくあるメールニュースレベルである。いつもは即削除なのであるが、これも虫の知らせだろうか?ちょっとサイトをのぞいてみた。数年前タミヤがF1模型で撃沈してフジミがそれを補うようにライジングサンしていた頃、そのフジミのファン心理をよく突いたモデルのリリースでまんまと戦術に陥り、ポチポチ攻撃をしていた。その時に利用したのがジョーシンWEBである。なぜかと言えば、しょっちゅう「クーポン」を配っていて安く買えたからである。それが思い起こされた。

 クラビノーバが戦線離脱して、旧モデルCP4と新モデルP515の一騎打ちになっていた。何気にP515を検索してみると、当然ヤマハの堅いガードのもと、価格は同じ。た・だ・し・ジョーシン特別ポイントアップと「高級電子ピアノ」に分類されていてそのクーポンが5500円もついていた。これはお得である。ポチッた。と言いたいがポチれなかった。なぜか? カード会社にブロックされたから。

 私がメインで使っているカード会社はこのブロックが結構厳しい。山形のホテル、ドイツの鉄道予約など何度もブロックされている。今回はカード会社に電話してみることにした。MNP同様つながるまでにあれこれ入力させられ、それでもなかなかつながらない。フリーダイヤルでもないので、チャリンチャリンと通信費が落ちていく。

 やっとかかったが、やっぱりブロックされていたとのこと。すぐ解除してもらえるのだが、これを安心ね!とみるか、面倒じゃんとみるかは意見の分かれるところである。一度でも痛い思いをすれば前者なのだろうけどね。

 もうポチッたら悩みも無くなる。落ち着いた生活が送れるぞ。

 ポチッた翌日、娘がスーツケースを新調したいというので一緒に行ったのがイオン。すぐそばにハードオフもあるのでお父さんはそちらで時間つぶし。「おっ、キーボードもあるじゃん」とプライスタグを見た瞬間、ひっくり返った。ヤマハCP4じゃん! あるじゃん。こんなレアなステージピアノ、絶対無いと思っていたのに、灯台下暗しじゃん。まあ激安というほどではないのが救いであった。でもこれがP515をポチる前だったら、自分はどういう決断をしていたのだろうか?と今は思うのである。
















■ 8月9日 【更に迷う】

仙台までドライブ~
 もういかんせん決めよう、と会社帰りに楽器屋に行き、そろそろ最終決断を下すべく(というか店員さんに背中を押してもらうべく)キータッチの感触を試していた。そしてあれこれ触りすぎてもう感覚がマヒしかけていた。

 そんな時、何気に(この「何気に」が判断を迷わせているのは明白)触ったヤマハ電子ピアノ「クラビノーバ」CLPシリーズの最上位モデル。実は電子ピアノとして買うならこれと決めていたモデルと同じ鍵盤アクション(グランタッチ)をもつこの最上位モデル、鍵盤が同じなら安い方がいいやと、見向きもしなかった。が、実は鍵盤にカウンターウエイトっていうちょっとした小細工が足されていた。まあたいしたことないよ、と思っていたこの「カウンターウエイト」が実はたいしたことがあることが触った瞬間に判明した。

 なにこれ?いいじゃんいいじゃん。

 さすがに最上位モデルだけある。でもこの重いクラビノーバに40万も出すのは、冷静に判断すると「なし」である。リビングにはサイレントピアノっていう、まあ本物のピアノがあるわけだ。

 ということで、いいものを見つけてしまったけど、コストパフォーマンス的にそれを買うほどの理由がつけられない。というアンマッチな状態でいつまでも決断ができない俺である。
















■ 8月7日 【三つ巴】

実はもう届いているピアノ
 電子ピアノが検討の上位に位置するようになっている。いいところ悪いところが大体整理できた。悪い項目第1位は「重すぎる」ことである。ステージピアノが大体20kg前後なのに対して、電子ピアノは70kg。2階に置くことを想定しているが、70kgのものを2階に持上げるのにちょっとげんなり感を感じている。

 しかし金太郎飴のようにどこでも価格差が無いヤマハ商品の中で、カメラ店(ヨドバシね)のポイント制度が光っている。30万弱の10%ポイントなんて好条件はどこにもない。といことで数少ない展示がある町田ヨドバシに出向いてみた。

 売り場には結構な数の電子ピアノが置いてある。そういえば、子供のピアノ学習用に買ったヤマハPシリーズの初号機「P80」もヨドバシで買ったんだった。つらつら見ているとヘルパーさんがやってきた。そのコルグをクビになりカワイに拾ってもらった(本人談)ヘルパーさんはやけに話やすい。力技でカワイを売ろうとしないので、こちらが気を使ってカワイの説明してもらえますか?というくらいである。で本命のヤマハ電子ピアノの説明を受けるさなか「実はこれも結構評判いいんですよ」とヤマハのPシリーズ上位モデルを教えてくれた。

 家に戻りあれこれ検討しているさなか、何気に先ほど勧められたPシリーズのWEBページに迷い込んだ。そしてよくよく見てみると、案外いい仕様ではないか。25万円の電子ピアノに搭載される最上位鍵盤の一つ下のクラスの鍵盤を搭載している。価格は10万安い。音色はほとんど同じ。質量22kg。最後の直線でぐんぐん来ている競走馬のごとく、このモデルがぐいぐい来ている。

 さて役者は出そろった。旧モデルだが音源充実のステージピアノ、鍵盤サイコーな電子ピアノ、その間を取ったコストパフォーマンスモデル。さあ私はどれを選ぶのだろうか?
















■ 8月6日 【捨てがたい電子ピアノ】

こう毎日暑いと家で仕事したくなる
 食わず嫌いはだめだよなぁ、この歳になってカッコいいとか言っても部屋に置きっぱなしで自分しか見ないのだから関係ないのかも・・・と「電子ピアノ」の調査をすることが決定された。

 では現物を見に行こう、と。でもこの前行った町田島村楽器に行くと、買いに来たと思われ面倒なので、橋本アリオの島村楽器に開店早々行ってみた。そうこの手の「購買意欲に火がつく」と行動がめちゃ早いのは子供のころから変わっていない。この店舗は今まで行ったことはあるが「興味のないものはあまり覚えない」という、脳の記憶容量節約の仕組みにより、電子ピアノがあるかも定かではなかった。しかし行ってみて驚いた、電子ピアノばかりが充実している。やはり街中の大きなショッピングモールという特性上、ターゲットとされるのは普通の人であり、ステージピアノとかシンセサイザーなんてちょっとマニアックなものではない。しかし多すぎて見て迷う。あれこれ物色していても店員さんが寄ってこない。いや、開店早々だから開店後のあれこれ業務があるのかもしれない。ひたすらPCに向かって何かやっている店員さんは、私がすぐ横であれこれ悩んでいるオーラを出してもわれ関せずであった。

 しかし見かねたのか、そろそろと気が熟したのを理解したのか、一人店員さんがやってきてきた。なんと二十歳そこそこの小柄でクリクリした眼のかわいい女性である。実はこの接客を、買い物が終わって待っていたかみさんが遠目に見ていた。後で車に乗ったら「かわいい子と話していて、あたしのLINEは無視かい・・・」とタメを張っている。勝てるわけないじゃん。

 されそれなりに説明を受けて分かった事実は以下の通り。
 ●電子ピアノの上のほうのモデルは、鍵盤のリアルさに力を入れている
 ●ヤマハは値引きしない(帝王商売)
 ●ローランドの木製鍵盤は「木製風」鍵盤であった(横に薄い木片を貼っているだけ)
である。で、やはり鍵盤の良さに惹かれた。

 実はこういうのを表にして自分の頭の中を整理するのが結構好きである。頭の中だけで整理するのには限界があるし、書き出すことで「見える化」ができるので一目瞭然になる。 そして心はステージピアノから徐々に電子ピアノに動いていた。
















■ 8月5日 【まだまだ悩むデジタルピアノ】

久しぶりに買うもので迷いまくっているぞ
 結局さくっと買おうと思ったデジタルピアノがまだサクッといけていない。調べると選択肢が増えてきてしまってまとまらなくなった。

 悩みを解決するための、楽器の聖地御茶ノ水に行ってみた。が、ギター屋は山のようにあるのだが、キーボードとなると、途端に店が無くなる。あっても四畳半(たとえです)くらいの広さにちょちょ・・・っとあるくらいで当然触ってみたかったカワイのVPC1なんてあるわけない。

 昔は店員さんと話をするのが嫌で、そういうのもお店は司会しているようで決して声をかけないようになっている。でも今は臆することなく聞いたほうが早いと店員さんに即声をかける大人になった。で、オッサン店員さんに声をかけると、最近の若者はライブではキーボード1台であとは音源で全部済ます・・・ってのがかっこよくて、昔のような4辺すべてキーボード群で囲まれているようなスタイルは全く好まれないそうな。このデジタルの時代、キーボードは単なる入力装置で音源はすべてデジタルってのが当たり前なのだね。

 でもオッサン店員さんがぽろっといった言葉、「電子ピアノの方が開発は盛んでお客さんも多いですからねぇ・・・」。この言葉になぜか引っかかった。電子ピアノとはいわゆる「クラビノーバ(ヤマハ商品名)」に代表される、普通の人が持つ代替えピアノだ。そうなんだ・・・

 意気消沈して御茶ノ水から戻りながら、なぜかオッサン店員さんのこの言葉が頭から離れなかった。電子ピアノはダサい!という固定概念がある。でも本当にそうなのだろうか?ハードウエアとして良いものならこだわる必要ないんじゃないか?だって部屋から持ち出してライブするわけじゃないし・・・

 ここからさらなる迷いジャングルに突入してしまった。
















■ 8月3日 【出張貧乏】

今年は行かなかった8耐だけど驚きの結果だったなぁ
 普通は出張成金と言われている。特に海外に出張ベースで長期にわたると手当だけで車が買えると言われていた。今は違うかもしれない。

 最近山形、長野と出張が続いている。仕事が生産系になってからやはり工場に出向くことが多い。しかし出張すると確実に毎夜1万円以上が浪費される。さらに飲まされすぎて翌日がつらい。大体にして2次会3次会はスナックでカラオケということになり、「楽しい」という感覚があまり起きない。歌うか人の歌を聞いて乗った振りをするしかない。酒を控えろと医者から言われているけど、家で飲まなくても外で飲んでしまうし、煙草を吸わないと勢いグラスに手が伸びる。

 ということで、うま~く1次会でエスケープする能力開発が必要である。

 でもそんなのに毎回付き合ってくれる工場のメンバーも大変だと思う。車社会な地方であるから、飲むとみな代行で+αの出費。「毎回大変ですよねぇ~」というと「平気平気、好きだからいいんです!」と皆言う。本当か?

 でもこういうプチ団体固定客をゲットしたスナックはウハウハだろうね。
















■ 7月28日 【おばさんの印象を悪くするオバサン】

暑くて外に出たくない
 帰りは疲れているのでできれば電車で座りたい。しかしなかなか早く降りる人の前に立てなくて、逆に斜め前の人たちがどんどん降りていく。つまり私は降りない人の前に立つ能力がついている。

 そんな時、ラッキーにも前に座っていたおじいさん二人が合わせて席を立った。「おお、今日はラッキー」と座ろうと思いきや、私の隣に立っていたモンスターオバサン二人がリテラシーのかけらもない行為に出た。そう、空いたオバサンの前にまず座り、その刹那私の前に席に「ケツ」を動かして移動、隣に友人のスペースを作った。オリンピックに「ケツ移動種目」があれば、確実は銀メダルは取れそうだ。

 これには飽きれてモノも言えない。にらんでやったが、効き目なし。そして二人で大声で大ジェスチャーで電車内の友人トークをさく裂させている。

 車を運転しているときに変な運転をしている人を見て「やっぱりオバサンか・・・」と言うと、かみさんは必ず「またオバサン批判ね」というが、やはりこういう光景を何度も経験すると、オバサン批判もしたくなるぞ!
















■ 7月22日 【定期通院にて】

汗っかきにはつらい毎日になってきた
 いろいろな病気もちである私は定期的に病院に行き、定期的に血液検査やらあれこれ行っている。今回は血液検査の日であり、最も嫌いな「針」と対峙しなくてはならなかった。採血を何とも思っていない人がいるが、そんなの信じられない。太り気味(太っているといってもいい)だからか、血管が奥に引っ込んでいるからか、私の採血は非常に難しい。大体にして、右手出して、ダメで左手出して、やっぱりだめで再度右手出して、それでもだめで叩いて、握ってあれこれやって、最後は気合一発みたいな感じになる。

 気の利く人はこれは大変と、細い針を使ってくれるのだが、今回の40代女性(パワハラ対策で”オバサン”を別な言葉で書いてみた)は下手だった。まず痛い。いつもは刺した瞬間は痛いがそのあとはまあ平気ってパターンなのだが、今回はずーっと痛い。さらに針を抜いた後が内出血して色が変わった。概して採血が上手いのは、会社健康診断の時の人たち。今回より最悪だったのが、某K里大学病院の「採血工場」みたいなところで採血してくれた50代女性(決してオバサンとは書かない)。明らかに素人っぽくて、何度もトライして失敗を繰り返し、痛くて泣いた。

 さて前置きで2段落も費やしてしまった。今回言いたいのは、更なる検査。腹部エコーである。「今日技術士さんが来ているので、お腹の中も確認しましょう」と。へぇ~くらいにとっていた。

 時間が来て呼ばれてベッドに横になりお腹出してと言われ言うがままに出した。もっと下まで下げてください・・・と言われ、ベルトを外しズボンを下げた。もう少し・・・と言われもう少し下げた。さらにもう少し・・・と言われて、やばいくらいに下げた。その後、技術士さんは自分でずずず・・・ってズボンを下げた。あああ、これで全開というギリギリの境目まで来てしまった。もう開き直るしかない。

 他人のそんなの見たくもないだろうが仕事だもんね。慣れてるね。と。お腹にたっぷり塗られたジェルは暖かくて妙に気持ちいい。お通じはちゃんとある?おしっこはちゃんと出る? 男性は体の構想上前立腺が尿道を囲っているので、歳をとっておしっこ出にくくなるのは普通のことだから心配ないですよと。確かに最近必ず夜中にトイレに行くようになった。

 そして程よい会話と、ジェルを懇切丁寧にふき取ってくれる技術士さんとのひと時が終わり、もうすでに恥ずかしさを感じなくなっているのに気が付いた。神だね、技術士さん。

 そして起きたとき、この技術士さんが実は30代のキュートな女性であることを想いだし、ちょっと目を合わせづからったのは秘密である。

 その昔人間ドックの最後の医者からの結果報告の段、入った瞬間に見たような顔の女医さんがいた。「ん?佐藤君?」と言われたその人は、中学校のクラスメートだった。彼女には私の体の状態すべてを知られてしまった。恥ずかしい・・・
















■ 7月20日 【なくしもの】

暑くて飲んでばかり、といっても炭酸水
 惜しいものを無くした。79年のクイーン武道館ライブ、パンフレットやらチケットやらを持っていたはずだった。この手のものは大体捨てない性格なので、どこかにはあるはずだった。昨年からの映画ボヘミアン・ラプソディー狂乱のさなか、飲み会でちょっと自慢したいこともあった。なので探さなければならなかった。

 しかしどこを探しても出てこない。高校からだと、実家の建て替え、社宅暮らし、今の家と何度か引っ越しを経験している。その時どこかで紛失したものと思われる。同じように紛失したものに、中1の時に初めて買ったアマチュア無線機(井上電機~現ICOMのIC-502)がある。これも優れた無線機であったと思うし、どこにでも持っていった。単2電池を9本も使うので、貧民学生にはつらかった。

 ああ、無線機の話じゃない。クイーンのパンフレットの話。しかしだ、GWから続いている片付け大作戦がほぼ終了した今週末、なんとこのパンフレットが出てきた。おー懐かしのパンフレット。

 ジェフ・ベックライブの時のパンフレットはレコード盤と同じサイズだったので、レコード棚ですぐ見つかった。クイーンのパンフレットはA3大で、大型すぎてGPX(昔のF1雑誌)と同じ場所に埋もれていた。片付けするとこういうものが出てくるから面白い・・・
















■ 7月19日 【次はピアノ】

涼しくてよかったのに、暑くなってばてる
 アコギ番長になって久しいが、いろいろな環境が整ったこともあって、エレキも結構楽しく弾いている。そしてここにきてピアノもいいじゃんとなり、今は毎夜ピアノ三昧になっている。

 ピアノは正直上手くない。けど弾いていて気持ちがいいのである。我が家のアップライトピアノはサイレントであったりするので、夜でも気兼ねなくガンガン弾いている。しかしかみさんに言わせると、鍵盤をたたく音やらペダルを踏む音やら、結構うるさいらしい。まあ「がまん」してね。

 そんなリビングピアノに対して、2階趣味の部屋にはデジタルピアノがある。会社に入ってすぐに買ったもので、ローランドのRD-300s。今でいう「ステージピアノ」というジャンルにあるらしい。良くあるスピーカー一体型のクラビノーバ(ヤマハの商品名)みたいなのじゃないやつ。シンセサイザーのフルキーボード版みたいなやつ。基本ピアノに特化している。

 入社当時、自由になる金が増えて20万台の価格であったがサクッと買った。しかしこの手のデジタル系の商品は結構進化が激しい。かつ当時はロータリーオイルダンパーなんて言って「本物そっくりのキータッチ」なんていっていたが、どうもそのキーボードもへたってきた。一度分解修理したが、今回は新調しようかな?と。

 それを思ったのが、土曜の朝4時半(なんか土曜早起きなのね)。そして土曜の午前をまるまる「今今なデジタルピアノ調査」に明け暮れた。なんか買いたい対象ができると熱が入るのは、子供のころからの癖である。

 そして分かったのは、ヤマハがこの4月に満を持して出したCP88ってのが評判よい。その前機種はバカ売れして今も売っている(CP4)。ローランドはRD2000っていうのが良いらしい。今使っているRD300sの直系かな? そしてこれらは音源内蔵なのであるが、カワイの出しているVPC1っていう、MIDIキーボードも捨てがたい。グランドピアノを模したキーアクションを採用している。但し音源はソフト音源になってしまう。

 これらの情報をもって、町田の楽器屋に出かけた。しかし以前はたくさんあった楽器屋も今はほぼ使えるのが「島村楽器」のみであった。島村楽器は縮小することなく広いスペースを有効に使っていて、あれこれ触ることができた。でも本命のCP88は展示がないし(兄弟モデルのCP73は展示してあったけどキーボード構造が違う)。さらに発売から長くたっているのかちょっとマニアックなVPC1も展示が無い。でもCP4は展示があった。キータッチはなかなか良い。VPC1は安くて本格キーアクションでソフトウエア音源で好きなものを使えるってのはあるけど、このソフトウエア音源ってのが正直ネック。ピアノを弾くたびにパソコンの電源入れるなんてちょっと面倒過ぎる。

 ということで、新キーボード入手まであと少しだ。
















■ 7月12日 【子猫募集】

今週は山形行き、来週は長野行き
 我が家の猫があの世に旅立ってから早二年。かみさんは猫ロス状態である。ということで、捨て子猫、野良子猫猫などで困っているようでしたら連絡ください。「メス」希望です。
















■ 7月4日 【驚きのフジカラー】

今年の梅雨は長いねぇ、でも涼しくてよし
 諸般の事情があって更新が滞ってしまったが、そろそろ更新スタート!

 GWに家の超片付けをはじめ、それがまた終わっていない。ということで、予定がない休日はほぼ片付けに明け暮れている。片付けは断捨離が肝あることは理解しているのだが、いまいち踏み切れない自分がいる。しかし、自分の中で「地価理論」を考案してから、捨てるのが少し楽になった。

 そんななか、納戸に押し込めておいた私の生れてからのアルバムが出てきた。自分のエリアが少ないことに日頃より不満たらたらなかみさんが、あまりにも「不平等自分のエリア条約」だと調停委員会に提訴し、敗訴した私はアルバムを自分のエリアに持って行かなければならなくなった。

 私の父親はなんてったって「カメラが我人生」というような人である。小さいころの写真がアルバムに丁寧におさめられている。しかしこのアルバムは「モノ」であり、「モノ」は何かで消失するかもしれないし、確実に劣化する。なのでやはりデジタルデータ化を図ることにした。

 フラットベッドスキャナーで取り込むのが一番いいのは良く分かっているが、もうそんな面倒なことやる気力もなく、高画素のデジカメで三脚+絞り込み+中望遠という組み合わせでサクサク撮影した。これが意外にいい画質で撮れている。

 撮影した見開きページは各写真ごとに切り出してフォトショップで修正すると、結構いい感じになる。中望遠とはいえ歪曲収差で歪んだ形をもとに直し退色が激しいカラー写真を色補正し、これが結構なところまで元に戻せる。そしてここで一つの事実を発見した。

 フジカラーで焼いた写真はほとんど退色していない・・・っていう事実。これは本当にすごい。当時のカラー焼き付けは外に白枠を付けるのがほとんどであり、フジカラーはその白枠に「FUJICOLOR」と入っている。さすが富士フィルム。当時はそんなの分からないけど、時間がたつと「本物」はその風格を表すってことですな。

 そして生まれてから中学に入るまでの私は「デブ」であったことが再確認できた。しかし中学からどんどん背が高くなりスリムになり、会社に入ったとき同期で海水浴に行ったときの俺・・・なんと腹が割れているではないか。これじゃあ、かみさんが俺に惚れるのも分かるね・・・って(ちょっと大きく出てみました)。
















■ 6月22日 【リンキングとリダクション】

2週間の独身生活終了
 フレディーの歌う歌詞は、もう詰め込めるだけ詰め込んだ感じものもが多い。つまり歌詞カードを見ただけだと絶対歌えないのである。

 例のスピードダウンアプリでいろいろと歌詞を聞いていると、単語の前後がつながったフレーズが英語では普通にあることが良く分かる。日本人を悩ませるのがこれである。これはリンキング(日本ではリエゾンといわれている)というものだ。それに歌を聞きながら歌詞を見ると、「その音聞こえないよね(微妙に聞こえている?)」ってのが多くある。これがリダクション。

 例えば、「forever and ever」は拍の切れ目によって「foreveran dever」と聞こえる。聞こえてしまうのだから、しょうがない。あとは話の流れで「こういう単語が来るはず」という想像で理解するしかない。リダクションに関しては印刷した歌詞にたくさん赤カッコしてある。

 昔会社の英語試験で、1次試験を突破し2次試験の対面会話の段になった。先生が質問した。「わっどゅーゆーどゅーいん あべけーしょん?」。全く単語が分からなかった。「あべけーしょん」とは何ぞや?そんな単語知らないぞ。焦れば焦るほど分からなくなり、ギブアップ。

 多分先生も日本人の特性として分かっていたのだと思う。最後のレビューで「あ・ばけーしょん」と言ってくれた。そうなのだ。いくら単語を知っていても、前の前置詞や単語とくっついて発音されると違う単語と見てしまう。これはやっぱり経験でクリアーしていくしかないのだろうなぁ?と今更ながら思っているこの頃である。

 でもこの歌詞で英語を覚えるってのは、昔一緒に仕事をした超技術に強いN村さんの語学手法である。別なアジアン女性は海外ドラマを何度も見て覚えたと言っていた。でも案外いいんじゃない?というのがあって、「カタカナで音そのもので覚える」ってのがネイティブ発音にいいんじゃないか?と思い始めている。まあその前に単語覚えなきゃね。
















■ 6月21日 【新ギタースタンド導入!】

環境整えるのに工数使ってばかり、という損な性格
 収拾つかなくなっているギターが少し収拾ついてきた。

 自作ギタースタンドにも入りきらないギターが、ギター単体スタンドで無造作に置かれた結果、趣味の部屋はギターに占有され、「さっぱりさ」がすっかり欠落した部屋になっていた。まだギターをやみくもに買う前の部屋の写真を見てみると、なんてさっぱりしてすがすがしい部屋だったんだろう、と思わないわけにはいかない。

 さてギターの収まりが悪い理由は、やはりギタースタンドなるものを使うからと判断した。そして試しに、ホームセンターでパイプを買ってきて、2本並べそこにギターを置き、ヘッド部を壁にあてて立ててみると、あらまあ、自由サイズでギターがたくさん置けるじゃないか。前から薄々そう思っていたのだが、せっかく作ったスタンドを反故にしたくないし、と煮え切らなかった。

 しかし「残された時間は少ない!」と意を決して、大きな工数をかけて作ったギタースタンドを廃止し、上記の方法で1700mm幅くらい窓辺をギタースタンドを作ったら、もう大量のギターがさばけた。

 まだ買えそうだ・・・

 そして広くなった部屋(実は息子の隣部屋にあれこれデカものを移動したってこともあるが)はやっぱりいいもので、毎夜毎夜趣味の部屋に行くって至高の時間を過ごすという、引っ越してきて初めての生活を送っている。たまにリビングでうだうだしていると、「あれ?今日は行かないの?」とかみさんに言われるまでになった。

 何年無駄にしてたんだろうね、この部屋。
















■ 6月15日 【若いときにやっておきたかったこと】

涼しい毎日に助かっている
 若いときに一生懸命耳コピをした。カセットテープが壊れるまで、メカ機構に負荷をかけまくり、最後はスピードダウンするように改造までした。スピードダウンすると当然音程も変わる。完全に半速にならないと、音程が変わってコピーがしにくい。

 さて今の時代、スマホのフリーアプリで、速度可変、音程維持、再生の好きな位置に一気に飛ばし、キーポイントのマーク、瞬間戻し、ABリピート・・・等々もう何でもできてしまう。難しいフレーズを死ぬほど繰り返すと、耳が慣れて聞き取れてくるのが分かるのだ。

 ということで、今マイブームが「昔のロックをもう一度完璧耳コピーする」である。

 なんちゃってコピーだったり、楽譜をまんま活用したりすることで、上手くないが弾けていた。しかしギターという楽器は表現力が多彩なのだ。同じ音程であっても弦やフレットが違う。それが運指にもつながる。音程移動もチョーキングなのかスライドなのか、はたまた実際にピックしているのか。これが、スマホアプリですごく聞き取りやすくなって、そして完璧コピーに近づいた。楽譜が無くコピーも面倒だった曲も、結構いけちゃう。楽譜だとシンコペーションリズムが取り難かったりするが、それも耳コピーなら聞いたままなので関係ない。

 こうして夜な夜なエレキギターを抱え、中学生のようにフレーズコピーに明け暮れている。そして完璧に弾けたときの喜びったらねぇ。アコギ職人からまたエレキに揺り戻しだ。

 さらに、コピーしたフレーズも忘れてしまったもったいない。なのでタブ譜に起すのだが、この6線譜にフレーズがどんどん書き込まれていく様がまた気持ちいい。何かが達成されていくその感覚。「わっかるかぁ?わっかんねぇだろうなぁ・・・」ってのは、昭和の芸人(松鶴家千とせ)のフレーズだったけど、今そんな気持ちになっている。
















■ 6月8日 【アジアン・ジャーニー】

もう梅雨だって、ついこないだ正月だったのに・・・
 買って放置してあったBDを見るシリーズ。今回はジャーニーライブである。

 ジャーニーといえばスティーブペリーのハイ&ロングトーンの歌唱力であることは疑いがない。そのスティーブペリーがいなくなった後、ジャーニーを聞く気にはなれなかった。

 そしていつぞやか、スティーブペリーそっくりの歌唱力なアジア人ボーカルをメンバーに据えたという記事を見た。よっぽど似ていたのだろうと思ったが、特に手を出すこともなかった。

 何気にネットを見ていたら、なんと最も売れた「エスケイプ」と「フロンティアーズ」を全曲ライブ演奏、かつ名ドラマーであるスティーブ・スミスが復帰するという。それもそれが武道館っていうんだからびっくりだ。ライブにはいかなかったが、BDでじっくり鑑賞しようと買ったはいいが放置されいた。そういうディスクがたくさんあるのは問題だ。趣味の部屋(シアター機能)も整備できたし、まだ部屋が灼熱地獄になる前に見ておこうと、意を決した。

 うむ、いい、いいぞ。

 ボーカルのアーネルピネダ。噂にたがわず、凄い歌唱力である。そしてそれがまたスティーブペリーそっくりでもあり、ブラインドで聞いていたら「スティーブ、ジャーニーに復帰じゃん」と思うことうけあいである。しかしこの武道館ライブ、髪を短くサイドを刈り上げいかにもコリアン風アジアテイスト満載であった。ロングの方が絶対いい。それにやはりアジア人は背が低い。がんばっているが、他にメンバーに埋もれてしまっている。それも歌唱力がカバーしているのだが。

 ニールショーンは太ったね。まあ年を取ると大半は太るが、ロッカーはやせていないとね。それにギターがレスポール以上セミアコ以下と言った大型のもので格好悪い。

 意外にもこのライブを見て一番良かったのが、ドラムのスティーブスミスである。昔のライブだとスティーブペリーが「スティーブ・マシンガン・スミス!」と紹介するのである。このスティーブ、ジャズがやりたいとジャーニーを辞めていたが、今回のライブで復帰した。そのフレーズもスティックさばきも「超カッコいい」。いわゆるジャズドラマーのスティックの持ち方(レギュラー・グリップ)であり、これをロックで使うのがカッコいい。シンコペーション的なおかずもカッコいい。完全なスキンヘッドがこれまたかっこいい。

 大ヒットしたエスケイプからキーボードとして参加したのが、ジョナサンケインである。当時は若かったが今は完全にオヤジと化していた。

 そして2時間、このライブを見ていて気がづいたこと。ジャーニーの歌はハイ&ロングトーンのフレーズが異様に多いということ。聞いていて気持ちいいが、あまりに多すぎて最後は少し鼻についた。あとクイーンと全く違って、スタジオ録音をそのままライブで再現できるその曲構成ってのが良く分かった。エスケイプとフロンティアーズをそのままコンプリートでライブでやっちゃうなんて、ほんと凄いねぇ。

 でもいまどきのド派手ライブを見ていると、今回のジャーニーの武道館ステージがやけにシンプルというか、学園祭に毛が生えた程度ってのに驚いた。演奏がいいからいいのだけどステージがスカスカって感じなのだ。昔はマーシャルスタックが後ろで誇らしげに積み上げらていたが、いまどきそんなの古いのかもしれない。音は全部エフェクターで作っちゃうのかなぁ?
















■ 6月1日 【自分の年齢】

オーディオが決まったら次は照明だ
 小さいころ、自分の年は絶対間違えなかった。学生ならば学年と年齢がほぼ一致するからである。仕事を始めると徐々にそれが怪しくなってきた。変わらない毎日に心がマヒしている。ちなみに「入院」というイベントを経験すると、確実に曜日感覚や日にち感覚がマヒするらしい。

 さて以上が前振り。以下が先週の八王子社外有志飲み会での出来事である。

「佐藤さん、先週誕生日だったんだよね、いくつになったの?」
「うーん、○○才」
「えっ、□□才(上の一つ下)かと思ったよ~」
「いやぁ○○才だもんね、あと会社△年いれば、好きなことやって過ごせるもんね。待ち遠しくてたまらないよ!」
「でもさー、私が××才で、佐藤さんが×才年上だから、□□才じゃないのかなぁ?」
「いや、○○才だよ」
「でも・・・」

というやり取りの中、私の年が一つ若いはずだと皆に言われた。

さて家での出来事。かみさんが
「誕生日じゃん、□□才だね」
「いや、もう○○だよ。だから”たまりまくっているやりたいこと”あと少しでどんどこできるんだ!」
「ってことは、あたしは△△才? あれれれ、思っていたよりひとつ年取ってだんだ、やだなぁ・・・」

 こういうことが続いたので、2019 - 生まれた西暦・・・を電卓で計算したら思っていたより1歳若返った。これを良かったとみるか、会社生活が1年伸びて残念と見るか、さあどっち?
















■ 5月30日 【ニキ・ラウダ】

夫婦両親も年を取ってくるといろいろ大変なのだ
 ニキラウダが亡くなった。明らかにF1で最も有名な人の一人である。映画ラッシュでもジャームスハントとともに描かれた人だ。

 葬儀はオーストリアの「シュテファン大聖堂」で行われたとの記事を読んだ。シュテファン大聖堂・・・ウイーンを旅した時、何度も入った教会である。なんだか懐かしい。

 ニキに合掌。
















■ 5月29日 【米国潜入】

夜に関接照明で音楽を聴く楽しみったら・・・
 米軍相模原補給廠に潜入した。毎年行われている補給廠内マラソン大会に出る人が「同行2名まで入れます」と誘ってくれたのだ。横田基地には行ったが、灯台下暗しの相模原補給廠には入ったことがない。毎日補給廠の壁沿いを歩いているのに入ったことがない。なら行くしかないでしょ。

 プレミアムと思われた2名までの潜入枠、実は併催のハワイアンフェスティバルみたいなのがやっていて、結局身分証明書があれば誰でも入れるのであった。主催が別なのだろうけど、ちぐはぐだね。

 ちょっと早めについたので入口の受付テントで涼んでいた。そのテントはどうやら「受付できない人向けの記念品渡し場所」のようだった。補給廠に入るためには顔写真付きの「身分証明書」が必要である。しかし事前にマラソン受付&支払いはしたが、肝心な身分証明書を忘れる人が結構いる。「えっ?マジ?代替え手段ないの?そういうのはもっと大きく書いておいてよ!(怒)」と暴言や捨て台詞を吐いて帰っていく人、あっさりを自分の非を認めて帰る人、グループであっけらかんとして帰る人、そしてそんな人がたくさんいることが良く分かった。しかしこのテントにいるおばあちゃん、何言われても臆することなく言い返すその根性がすごい。

 身分証明書でゲートインし、形式的な手荷物検査を受ければそこはもうアメリカン。でも飛行機がバンバンある横田基地とは違って、プチアメリカンというべきか。ランナーは結構いてつくづく「日本人はマラソン好き」だなぁ、と思うのであった。

 さて私の興味は長年外からしか眺めるしかなかった補給廠を中から見ることである。いろいろロープが張ってあって入れないところばかり・・・かと思いきや、基本的にどこでもいけちゃう。さらにマラソンコースも簡単に横切れちゃうおおらかさ。ちょっとその「緩さ」がうれしいぞ。

 しかし住宅密集地の中に、広大な芝生や日本庭園や大木が茂っている様に、ここがどこかっていう感覚が無くなってきた。変な意味、これはこのままにしておいた方がいいと思った。変換されるとすぐにゴチャゴチャなものになっちゃいそうだから。

 あれこれ歩くと屋外トイレもあった。とっても古いアメリカンなトイレである。このオンボロトイレも手を洗った後は「ペーパータオル」なのである。文化だなぁ。欧米人ってのはハンカチは持たないのかなぁ?
















■ 5月20日 【クイーンのライブに言った話】

半袖通勤でもなんとか恥ずかしくない感じ
 クイーンに明け暮れた中学時代。ラジオもよく聞いていた。たしか正月明け夜7時くらいの文化放送だったと思う。「クイーンが3度目の来日をします」とスピーカーから聞こえてきた。

 まじ?来るのか?行きたい?いくら?どうやってチケット取るの? と怒涛の疑問がわき起こった。それは親戚が解決してくれた。

 実は従兄弟のお姉ちゃんは英語大好きで、今はアメリカ人と結婚してロスに住んでいる。このお姉ちゃんが当時新宿で「チケットぴあ」でアルバイトしていた。頼るしかない!と心に決め電話したら

「S席とれるよ」と。

 よし、S席ゲット! 当時私はクイーンきちがい(この言葉は使ってはいけないのね)で通っていて、クラスメート何人にもそれを伝搬させた。実はその頃は今と違って結構モテモテだったりで、なとなく付き合っているK子さん、好きオーラを受けていたH美さん(彼女はその後熱烈なクイーンファンになった)、そしてその辺のM子さんが「私も行きたい」と宣言した。ということでハーレム状態で4人が武道館に向かったわけだ。

 しかし付き合っていたK子さんは何となくそりが合わなくなっていて、気まずい。M子さんはK子さんと仲が良い。私は一緒にいて心地よいH美さんと行動を共にした。彼女と新宿で待ち合わせして武道館に向かった。そこで事件が起こった。

「あっ、ない!」

 H美さんが叫んだ。なにがない?と見ると、チケットのミシン目から重要な側が無くなっていた。おいおいおいおい、これじゃぁ入れないのか? 彼女を見捨てて俺一人で行くか?それとも彼女と行動を共にしてクイーンをあきらめるか?究極の選択である。どうする、俺?

 「あっ!」と更なる声に我に返ると彼女のチケットを握りしめている逆の手の中に、その半券があった。あまりに緊張していて、両手で握りしめていたチケットが切れてしまったようだ。事なきを得たのであるが、今でもあのまま半券が無かったら自分はどうしていたか?と自問してしまうのである。
















■ 5月13日 【ボストン】

最近エレキとピアノに燃えてたり・・・
 ボストンの話を書いていたらある事実が思い出された。そう今から40年前のことである。

ロックに目覚めた中学生はレコードでしか聞けない音楽をライブで見たくてしょうがない。そして79年の春にクイーンとボストンっていう、当時大人気のバンドがやってくるという。悩んだ、大いに悩んだ。クイーンに行くかボストンに行くか。

 結局ボストンは79年に来てから、2014年まで来日しなかったわけで、ボストンを見ておけばよかったと後悔した時期もあった。でも今冷静に考えるとクイーンで大正解だった。

 実はクイーンのライブに行った4/23の3日前には、同じ武道館でボストンがライブやっていたのである。
















■ 5月12日 【Youtubeに堕ちる】

今更Youtube三昧
 Youtubeなんて普段あまり見ないのであるが、見たら見たでお宝満載が私を「ジャンキー」にさせた。そう、クイーンレア音源にはまりまくっている。

 前にも書いた通り、ボヘミアンラプソディーとキラークイーンの音源トラックCDを買ったばかりであるが、実はこの手の個別音源がだいぶ前から流出していたのであった。不覚だ。

 個別音源トラック以外にも、世界に捧ぐ(News of the world)全曲のラフミックスやレアライブなんかもあったりして、これまた涙が出て私の体はもう水分なしでカラカラである。いままでは本当の完成品、もしくは完成品の別ミックスとかだったりしたのだが、今回のはもう全然違うってくらいの別テイクだったりする。今まで何10年も聞いてきたものと違うフレーズ満載で、めちゃくちゃ衝撃的であった。すごいよ、Youtube。
















■ 5月10日 【ブートレック】

毎夜趣味の部屋に行くようになった~片付くといいね
 GW前に買った大量のブートレックライブ、インプレッションしてみよう。

●クイーン 77年ヒューストンライブ
 これが一番良かった。音質もばっちり。選曲も今まで公式版では網羅されていない曲が多くウハウハだった。

●クイーン 77年アールズコートライブ
 上記ライブの半年後、News of the worldをリリースした後のライブである。たぶんミキサーからテープに落としたのだろうが、このテープの保存状態が悪く、ワウフラがきつい。ピアノやギターの単音みたいなピュアな音はワウフラで頭までふらふらしてくる感じ。選曲はよい。

●クイーン 南アフリカライブ
 クイーンファンなら知っているいわくつきのライブである。後期のライブなので公式ライブでも演奏されているものが多い。買わなくて良かったかな。音も良くないし。

●ボヘミアン・ラプソディー24トラック音源
 いやぁ、上記ブートレックはこの音源CDを買うためのおまけだったのだ。クイーンの多重録音はもう24トラックなどに収まるわけがなく、ある意味ピンポンで重ねられたトラックが多い。でもギターやらベースやらドラムやら個別に聞くと案外シンプルな音だったことが良く分かる。宝物にディスクになったぞ。

●キラー・クイーン24トラック音源
 上記と同じだけど、コーラスやフレーズが実は他の音でマスキングされていたことが良く分かる。なぜかというと、自分ではこうだと思ったフレーズが違っていたりするからである。

●TOTO 80年ライブ・イン・トーキョー
 本当はアゴラライブが良かったのだけど、録音状態がこっちの方がよさげだったので。でも案外録音状態は悪かった。でもTurn BackやTOTOⅣ当たりの選曲が新鮮である。でもTOTOで一番好きなのはHydraなので、やっぱりアゴラライブが良かったかもしれない。

●クイーン 79年武道館ライブビデオ
 私の人生初ライブがこのクイーンの3度目の来日だった。忘れもしない4月23日。この想い出は別に書こうと思っている。そしてこのディスクはその翌日24日の武道館公演のものである。JAZZツアーだったがクイーンの初めての公式ライブ盤がこのJAZZツアーのもので、選曲はほぼ一緒。日本だけ「手をとりあって」が加えられている。しかしなんてったって映像が良くない。あくまで思い出ライブだと思っておこう。

●クイーン ライブエイド別アングルビデオ
 たくさん買ったらおまけくれるというのでこれをもらったが、ちょびっとだけ別アングルが挟まれているくらいで、失敗だったな。

●ボストン ライブ再編集
 ボストン、TOTO、ジャーニーあたりがアメリカのからっとしたロックで好きだった。商業ロックと称されさげすまれていた感もあるけど、でもいいものはいい。ボストンは公式にはライブ盤が無くて、まああえてYoutubeを見なければどんなライブなのかは全くの謎だったわけである。高校の時、楽器屋のショーウインドーで大好きな「A man I'll never be」のライブビデオが流れていたのを見ただけだった。しかしこのDVDには映像は極めて悪いが、ボストンの初期からの貴重なビデオがわんさか入っている。ブラッド・デルプが自殺した後は、TOTOのボビー・キンボールそっくりなボーカルが入ったりしているけど、トム・シュルツ以外はほぼ入れ分かっているのね。というより、ボストン自体ほぼトムのワンマンバンド、1stアルバムはトム一人が全部楽器弾いててミックスまでやっているという。ライブではゴールドトップでフロントシングル、リアハムPUなレスポールが格好いいね。
















■ 5月8日 【春の嵐】

今更Youtube三昧
 GWに部屋を片付けていたら、何やら空が異様に暗くなり風が強くなり、そして雨がドーンと降ってきた。それに加え何やら大きなバラバラ音がする。良く見たら、ヒョウが降ってきた。このヒョウ、ちょっとずつ大きくなってきてピークは15mm程度の大きさになった。手に載せても溶けるのに5分はかかった。

 それはそれはすさまじいものだったので、かみさんとひゃーひゃー言いながら見ていた。しかしその後違う意味でひゃーひゃー言う羽目になるとは。

 庭に植えた新い苗や花、トマトなど半分くらいがヒョウの直撃を受け枝が折れ、葉っぱがもげ、息も絶え絶えになっていた。なんてこった!

 この時期の毎日の成長を見るのが結構楽しみだったのに・・・。でも主枝が折れても脇枝が「俺がリーダーになるぜ」とばかり、主枝になっていく様を見るのもまたいいものだね。
















■ 5月7日 【GWの成果】

体が会社に行きたくないと言っている・・・
 ゴールデンウイークは結局「片付け」で終わってしまった。あれこれやること計画していたのに・・・という話を会社でしたら、「俺も、私も・・・」と同意者続出。ってことで、なんだか変に安心した。

 まず息子の部屋を攻略した。既に家を出て一人暮らしを始めているので、ゴミ部屋になっていたのを一新した。窓を外し障子を張り替え、サッシ枠やら手すりを懇切丁寧に掃除、あふれんばかりの「モノ」も娘の部屋から持ち込んだ棚に収め、2辺の両窓を開けたら、今のいい時期の風が流れめちゃくちゃくつろげる部屋になった。ウッドコーンのミニコンをきちんと設置して鳴らしたら、ああ、低音ちゃんと出ていい音じゃん。まずはこれがGWの一番大きな仕事になった。

 娘の部屋からローボードと棚を出した。彼女は我が家のDNAである「モノ集め」に固執しなく、なるべく物がない生活を志向する我が家の異端児である。しかし海外旅行が趣味であるからして、そこで撮った写真群やチケットなどを巨大コルクボード3枚に貼りまくった。なかなかシャレオツな部屋になった。当然お父さんの作業力が十分生かされている。

 かみさんの部屋である、2階の納戸(ここは昔模型部屋だったが、趣味の部屋内クローゼットと交換した)に衣替えでアクセスした。そうしたらなんと、この前必要に迫られて買った「巨大ポスターフレーム」と同じようなものがゴロゴロ出てきた。そう言えば前にたくさん買ったなぁ。もう我が家にはこれを飾るだけの壁はないのにもかかわらず・・・

 実家のじい様からたくさんの大判パネルの山岳写真を受け取らされた。彼は昔から山写真を撮っていて、山岳写真協会に毎年出展した写真が山ほどある。そろそろ終活を意識しているのだろうが、この大量な写真群をどうしようか?

 さて息子の部屋と双璧をなす「片付け」対象になったのは、我「趣味の部屋」である。実は息子の部屋と隣り合わせ。なので、息子の部屋が片付いたのをいいことに、趣味の部屋に入りきらない「あれこれ」を息子の部屋にちょっと置かせてもらっている。これで趣味の部屋がだいぶさっぱりした。

 あれこれ片付いていないと「やりたいこと」にもなかなか手が付けられないのが、私である。さらに何かやるための環境が整備されていないと手を出したくないのも、私である。つまりこのゴールデンウイークは環境整備ウイークと化した。

 趣味の部屋は「AVサイド」と「楽器」サイド、「レースグッズ」サイドがある。まずはAVサイド。結局ドルビーアトモス対応SP設置までは手が回らなかったが、以前買っていた、極太SPケーブルに設置しなおした。このケーブルを変えるということは、壁にある機材を全部引っ張り出すことであり、相当な労力がかかった。かつケーブルが見えないようしているケーブルカバーをリプレイスして大きいものに。しかしアンプの裏、スピーカーの裏にケーブル(ちゃんと半田で端末処理はしているけど)を通しネジを締めるのは大変な労力である。今度バナナプラグを買おうっと。

 楽器サイドはケーブル必須なキーボードサイドとギターサイドに分かれる。AVサイドと環境を共有しているキーボードサイドももう何年も前に設置したままになっていて、ここにも手を入れた。このあたりは大量の電源ケーブルで収集がつかなくなっている。ここも整理である。

 レースグッズサイドは大幅にリニューアルである。今までしまっておいたお宝をディスプレイとして一般開放、これを部屋のあちこちにつるしてある。なかなか壮観である。

 そして楽器/ギターサイド。今まで大量のギターをうまく片付けられなくて、ラックなどつくってみたが、それに収まりきれないギター群をどうするか? 前から考えていた。塩ビパイプを用いたラックを現実化させてみたら、なんと格安でうまく片付いた。これは格安スノコを組み合わせたもので、「アイデア×やってみる」のコラボ成功例だ。

 もうひとつ。サイレントドラムである。これはヤマハ×ローランドV-Drums2台をちゃんぽんにしたものである。今までいまいち設置が決まらなかったが、ここも多くの時間を費やした。ドラム叩く機会などほとんどないが、「できる環境」が整っているのにニンマリするのであった。
















■ 5月6日 【ちょっとした工作2】

工作は楽しいぞ
 VOXのアンプを買ってみたのは既報の通りであるが、音や性能は文句ないのだが、その外観に文句があった。スピーカー前がネットではなく金属グリルであるのだ!

 VOXの安いシリーズはそういう意匠が多い。しかし「トラディショナル」が大好きな私はこれが許せない。なので、ちょっと工作してみてサランネット化してみた。

 始めるときはお気楽にできると思っても、始めてみると案外大変じゃんってことは多いが、これも御多分に漏れず大変だった。なんてったって、まず安いサランネットが売ってない! アマゾンで調べても数1000円なんて値がついていて、それじゃ安月給のわたしゃ~無理だね状態。それでもしつこくネットサーフィンしていたら、Banggoodって中国通販サイトで程よく安く売っているのを発見。有名どころなAliExpressとは違い、PayPALが使えるってのも気に入った。1.4m×0.5mって、アンプ2台張り替えるのにちょうどよい。これで半分は終了

 さてアンプのグリルを外してみると、グリルは1枚プレーンではなく、エッジが折り返しされていて、それなりにお金かかっているのが分かった。これは即廃棄物になる。捨てるにもお金かかる時代だから大変だ。しかしこの折り返し分の厚みが稼げるので、この厚み分で木枠組みを作ってみた。この木枠組は模型のディスプレイ台として10個以上作っているのでお得意工作だ。

 この木枠の角をRつけして黒塗装して準備完了。木枠裏側にネットをホチキス針で固定して均等にテンションをかけて張りを持たす。出来上がったネットサブアッシーをはめるといい具合にしっくりで圧入のみでOK、これなら外からネジで固定する必要がない。でも黒黒がのっぺりするので、コントロール部とキャビネット部の境に、アルミLアングルをかましてみた。少しは締まり感が出たと思うけどいかが?
















■ 5月3日 【ちょっとした工作】

久しぶりに高尾山縦走して気持ち良し!
 マニアコレクションのパーツがボロボロになったってこともあって、やはり「加水分解」をちゃんと調べなきゃとなった。その辺にあるもの、その多くは加水分解でボロボロになっていく。後生大事にはかないでとっておいたプレミアもののスニーカーが久しぶりに出してみたらボロボロになっていた・・・なんて記事は列挙にいとまがない。

 我が家でもあれこれが加水分解でボロボロ・デロデロ・ドロドロになっている。その中でもひどいものの一つに「スピーカー」がある。

 それなりの価格な「ブックシェルフ型」2ウェーや3ウェースピーカーの、ウーハーエッジはまずダメになる。ネットでその手の検索をしてみるとわんさか出る。大体にして「なんか音がビビるのでネットを外したら・・・」という定型文がIMEに登録されてもいいんじゃないか?というくらい出てくる。そして我が家もたくさんのスピーカーがそうなった。

 低音の質感がすごく好きだった30cmウーハーなスピーカー、このエッジが破けていたときは泣いた。そして社宅に引っ越すとき、でかいスピーカーを持っていけなくて新しく買った、オンキョーD200Ⅱもつい数年前にお亡くなりになっていた。

 さすがに30cmウーハーのスピーカーは捨てたが、D200Ⅱはなぜか捨てられなくて、ウーハーエッジが破けた状態で倉庫に鎮座しているのであった。これが私の悪い癖であるな・・・。すぐ捨てるのがよろしい。

 さて、そのスピーカー、「スピーカー×加水分解」を検索してみると山のように記事が出てくるのであるが、その記事の多くは「加水分解でボロボロになったエッジを交換する」というものである。まじ? そしてそんなエッジが売っていた。D200Ⅱなんて需要が多いのか専用エッジとして売っていたりする。こんなもん、金型さえあれば1個数円だろう。それを2個1,500円で買ってみた。

 エッジ貼りは単にSPコーンに接着、そして外縁部をフレームに接着という、至極普通な作業だ。しかしどの接着剤?接着剤の量は?など地味に分からないこともある。そしてコーン裏側への接着がやけに面倒なので最後は勢い、うすーく塗ってなんていう高尚なことはせず、これくらい塗れば剥がれないだろう・・・といういい加減さ。唯一気を使うのは、コイルとマグネットの同軸度である。フレームとエッジの微妙な関係で同軸が出ないことがある。これはコーンを押してみると擦れた音がするのですぐわかる。その時は微妙に寄せればよい。

 ということで、名機がよみがえったのだった!
















■ 5月2日 【どうにかしてほしい加水分解】

クイーン個別トラック音源でノックアウト!
 マニアには超絶貴重品(マニアじゃない人は欲しがらないと思う)は当然趣味の部屋のディスプレで異彩を放っているのだが、何気にそのスポンジマイクカバーに触ったら、「ハラハラボロボロ」と粉になって床に散布した。まるで「♪それにつけてもおやつはカーアール♪」でお馴染み、大好きカール1ピースを床に落とした時、粉粉が飛び散るのに近い感じだった。ああ、無性にカールが食べたくなった。

 否、カールの話じゃない。マニアコレクションの一部が「壊れた」のである。えらいこっちゃ。ダメ元で南米地区巨大ネット販売サイトで調べたら、なんと、マイクスポンジカバーは安価にたくさん売っているじゃないか。即ポチったのは言うまでもない。こういう時、2個買えばいいのだが、「20個入り」とか買ってしまうのが、俺なのである。安いと思って大量に買っておいたMDブランクディスクがあっという間に買ったときより安くなり、それも使わないまま捨てられていたりなんてことはざらである。

 南米からくるわけではなく、多分中国から送られてきたそのマイクスポンジカバーは、オリジナルより少し短かったがオリジナルを知っている人は世界を見渡してもそうそういるわけではなく、ディスプレイには何ら問題なし。というか、オリジナルの希少性を考慮し、すべて中国製に入れ替えておこうと思う。

















■ 5月1日 【家でボヘミアン】

GWが半部過ぎたけど、まだ半分あるか、あと半分しかないか?私は後者のくち
 先週末、結局ボヘミアン・ラプソディーを見た。環境を6.1chにする前に我慢できなくて見てしまった。趣味の部屋は「モノ」が多すぎてSP設置が難しいのである。

 さてフレディーの悪い時期のあれこれはやっぱり見ててつまらないので飛ばしたかった。しかし圧巻はやはり「ライブエイド」それも特典のライブエイドは圧巻。中期後期のクイーン曲は個人的に萌えないのであるが、ああいうメジャー調でイケイケ系な曲はやはり見ていてもノリノリになれるね。ライブエイドでの選曲は「ヒット曲の方がいいい」と進言されたそうであるが、その通りだ。

 そのライブシーン。どうも普通のディスクよりも低音の音圧レベルが大きく記録されているっポイ(ネットでは全体の音圧レベルが低いという声が多い)。なので映画シーンを基準にボリューム設定すると、ライブシーンではスーパーウーハーが許容を越えて歪んでしまっていた。でもあれをきちんと再生できたらどれほど気持ちいいことか。スーパーウーハー強化してしまいそう。

 このブルーレイ、特典であるコンプリートライブエイドが最高なのは間違いないが、その他のコンテンツも結構いい。「ラミがフレディーになるまで」なんてのを見てみると、演技指導とかヘアメイクとか、主要なスタッフがみんな女性なのね、すごいね。欧米は女性が活躍できていて文化的に先進国ってのが良く分かる(実は中国も女性が活躍してるんだけどね)。ライブエイドの会場であるウエンブリースタジアムはCGだったけど、その作り方がもう半端じゃないのね。

 最後にちょっと気になったところを。映画ってBDなりDVDなりセルディスク販売のとき再編集するのかね? 映画マニアではないので知見はないが、どうやら再編集されている。映画では冒頭のシーンでロールスロイスの丸いホイールがライブエイド会場の衛星アンテナの丸形状に重なるシーンがあった。これ結構気に入っていたのだが、BDには入っていなかった。それにメンバーがケンカするシーンがあるが、そのシーンは映画にはなかったシーンが入っていた。さらにこれは飛行機で見たときだが、ジョン・リードがマネージャーをクビになり車に鞄を投げるシーンがカットされていた(BDにはあった)。こういうカットや付けたしはどういう基準で行われるのだろうね???
















■ 4月29日 【サザエさん】

クイーン個別トラック音源でノックアウト!
●釣りの人
 釣りの人をじっくり見た。なんせスローシャッターだから暇なのだ。彼らは自分の釣り針を垂らしたあたりに大量の餌を投げる。つまり餌で魚をおびき寄せるのだろう。しかし10回餌を投げても1匹もつれない。岩には垂れたエサが汚く散っている。そんな釣り師が100人以上いるのだから海も汚くなるね。

●鎌倉高校前
 これが聞いていた「整理巡礼」なのね。七里ガ浜に降り立った時、向こうのほうに何やら人がわんさかいるのが見えた。そこに到着し道路まで階段を上ると、またそこがすごいことになっていた。ヒトヒトヒト、それもみんな中国語を話す。いやいや、これはすごいぞ。台湾のスラムダンクファンみたいだね。

●サザエさん
 片瀬江の島駅降り立って、江の島にわたり、まだお土産屋が開いてない何やららしくないところを歩き、磯に出る。さて機材設置だ。あれれ?何かおかしい。設定が動かせないしシャッターが切れない。カメラが壊れたか?

 と、思案していた時、「あっ!」と小声を出した。SDカード入れてないかも。

 このまえGTに行ったとき出したままにしてた。おいおい、もう帰得るしかないか?それとも散歩か。うーん、これじゃ俺「サザエさん」じゃん。

 そうだ、スマホに入れてあるメモリーカード使うか?でもだめだ、マイクロSDじゃ刺さらない。うーん。ここで名案が浮かんだ。コンデジ持ってきてるじゃん。これに刺さっているSDカード使えばいいじゃん。GTじゃないんだから、連射なんてしないんだから、NDフィルターの試験なので超長時間露光じゃん、撮影枚数なんて増やそうと思っても増えないじゃん。

 という楽しい日曜だった。
















■ 4月28日 【NDフィルター】

ボヘミアンってセルしてから即レンタルなんだ・・・
 レースで流し撮りをするが、明るすぎてスローシャッターになりきらない。今持っているのがND8ってので光を1/8にするものである。1/8じゃ足りないし風景の両スローも撮ってみたいってこともあって、1/100にするフィルター、減光量を可変できるフィルター、光の反射をコントロールできるフィルター、そのたフィルター4枚ケースについてきた前フィルターなどなど。

 GWの晴れの日マークは今日28日しかない。ならば行くしかない。ということで江の島に行ってみることにした。自転車?否、車?否・・・そう電車で行ってみた。道中あれこれできるし案外すぐにつく。

 しかしこうやって一人で行くのは「好きにできる」「守らなくてはいけないことがない」側面がある。後者を具体例に言えば、始発の電車に乗るはずだったけど、2度寝して始発から1時間後の電車になってしまったことである。これが誰かと待ち合わせなら絶対ないことである。

 今回の江の島は光量減光フィルター(NDフィルター)を使ったあれこれをテストすることである。いきなり実践なんて絶対無理である。まずハードウエアとしての取付け外し、どうしまっておいてどう取り出すかなど。次に撮影するときのテクニック、特に今回は初めて「ライブビュー」を使いこなした。さらに撮影時のもろもろの設定値。そしてこんなシーンを撮ったらこういう風に写る、というフィードバック。こうやって新しいことをやろうと思うと、今まで使いこなしていなかったカメラの機能が生きてくるのがうれしいね。

 さて江の島周辺インプレッションは次回。
















■ 4月26日 【堕ちた】

雨だらけ予想のGW突入
 ボヘミアン・ラプソディー特需があったのか?と聞かれれば、確実にあったと答える。そうクイーンのあれこれレアコンテンツが出てきている。そのうちの一つがユーチューブに上がっていた「ボヘミアン・ラプソディーのトラック個別音源」である。

 ここに何度も書いてきたのだが、この「トラック個別音源」は無理だろうと思っていたけど、じつは欲しくてたまらないものなのであった。クイーンって言ったらあなた、「重ね録りでギネスだよね」というくらいの人たちである。その中でも最もそれが際立つのが「ボヘミアン・ラプソディー」であることは間違いない。この個別音源が解説付きでYoutubeにアップされていた。もう涙もんである。

 しかし右脳が涙を流すのと並行して左脳が冷静に「このコンテンツはどうやって入手したのだ?」と反芻していた。そう気になるぜ。しかしこれは意外にあっさりと解決した。というか半分解決した。そういう音源が販売されていたのだ。

 そういうものが合法なのか分からないのだが、買わない選択肢はない。絶対ない。さらにその販売サイトに行ってみたら、存在は知っていたがレアなブートレックライブ音源がたくさんあるではないか。まあYoutubeで聞けないことはないが、でも我慢できなくて買ってしまった。クイーンの、私が思う絶頂期の頃のライブ、公式ライブCDでは演奏が無い曲がたくさんある。いわゆる大人買いである。6枚ご購入。

 これで今年のゴールデンウイークは楽しめそう・・・

 と書いた翌日、販売サイトから「1枚がまだ入荷しておらず発送が遅れる」と連絡があったので、ならば同梱発送できるな・・・と追加で3枚ポチった。今度はBOSTONとTOTOである。どちらも70年後半のライブである。このころのライブは自分が若く感受性が強い時期で昨日のように覚えているし、片やバンドも今でこそベテランもベテランだが、その彼らのデビュー当時のめちゃくちゃ生きのいいライブなのである。こうやってブートレックに堕ちていくひと多いんだろうなぁ?と思わないわけにはいかないね。

 実は追加3枚ポチったあとに「新入荷」ってところを見たら、な・ん・と・・・

 トラック音源シリーズ 第3弾「キラークイーン」ってのがアップされていた。さらにポチったことは言うまでもない・・・

 その後5枚以上買うとサービスで特別版1枚プレゼントときた。公式映像と違うアングルのクイーンライブエイドDVDをプレゼントしてもらうことにした。どんなのかなぁ?
















■ 4月23日 【聞こえない音を聞く手段】

GWを目標に1週間踏ん張る
 前から思っていたこと。それはマルチトラックの1トラックだけの音源を聞きたいということ。特にクイーンみたいに重ねの境地に達したものは興味ありありである。

 まずその最有力なのが「カラオケ」コンテンツである。音楽会社が自主的にカラオケCDやDVDを出していることがある。これはミックスダウンでちゃんとボーカルトラックを消しているので、それはそれはクオリティーの高いカラオケになる。ボーカルが無いだけで、バックの楽器が良く聞こえる。実はだいぶ前にクイーンのカラオケDVDを買っていた。しかし長らくそれは廃番になっていたが、このボヘミアン特需で再販した。ぜひとも聞いてほしいね。ボーカルに隠れていたギターの音とか、それはそれは良く聞こえてファンにはたまらないのである。

 一方最も手軽なのが、ステレオのLRの引き算。つまりセンターに定位している音が消えて、ステレオ成分が残るってあれ。これはとても簡単なのであるが、実は今までやったことが無かった。そして今やそれがソフトで簡単にできる。これは面白い。カラオケとは違って、埋もれていた音が出てくる感じ。へぇ、こんなフレーズが奥に潜んでいたんだ・・・と感動する。

 そして今一番な旬なのが、Youtubeである。どこから入手したのかわからないが、もうよだれもんのコンテンツがたくさんある。でまさに先週見つけたのが、「ボヘミアン・ラプソディー」のフレディー一人コーラス作成の過程を、実際の単声トラックで聞かせてくれるもの。これはよだれや涙を通り越して骨髄もの(涙以上に貴重なものという意味です)である。

 最後に、Apple Music。auの契約で半年無料がついてきたので使ってみた。クイーンで検索したら通常アルバムと、おまけ付きアルバムがあった。その「おまけ」がまたよい。アルバム中2~3曲がマルチトラック中の数トラックだけで聞かせてくれる。ギター1本だけのトラックなI'm in love with my car(映画の中でロジャーが誌でバカにされた曲)、これはクイーンの重ねに慣れているオールドファンからすると、こんなスカスカなシンプルな音だけど、つくりこんでいくと全然違く聞こえるね、と感じないわけにはいかない。

 クイーン特需でいろいろ出てきて楽しいこの頃である。
















■ 4月21日 【新家電がやってきた】

やっぱりあっという間に終わってしまった週末
 金曜日の夜、かみさんかメールが入った。「IHクッキングヒーターの上に物落としてガラス割れた・・・」と。我が家がオール電化にしたのはちょうど10年前、まあ10年たったからしょうがないかな?と。

 そして土曜日、修理か新品かどこに頼むか?など調べたら、案外自分でできちゃうと書いてある。コンセント抜いて外して、新しいのをはめ込むだけ、と。注意点って言えばブレーカーを落とすだけ。ならば自分でつけましょう。土曜日の夕方ポチッた。

 すると日曜のお昼に大きな箱でIHクッキングヒーターが運ばれてきた。なんだかすごく重いぞ。これを交換できるのか?でも一家の大黒柱、できないっていう選択肢を選べない。

 で、重いけど設置は超簡単。はめてコンセントを差し込むだけである。なだかあまりにもあっけなくて物足りないのであった。
















■ 4月19日 【環境構築に目覚める】

あっという間に終わってしまう週末に突入
 ムラムラするとどうにも止められないのは、古今東西ガジェット野郎や設備構築フェチに共通する悩みである。昨年夏にAVアンプを新調し、そのハイテクぶりに驚いた話はどこかで書いたと思うが、7.1chまで使えたり、ドルビーアトモスやDTS:Xと言った、新世代オブジェクト記録型サラウンドシステムデコードが出来たりするのである。これはスピーカーの増設が必要なのだが、面倒なので今まで通り5.1chならぬ4.1chシステムのままなのであった。

 さて先日も当サイトに登場した「AV番長F城氏」から来たメールが衝撃的だった。

「毎週ボヘミアンのライブシーンを”ドルビーアトモス”で聞いていますよ。サイコーっすよ」と。

 ちなみにF城氏の名誉のために言っておくが、彼は「っすよ」なんて渋谷でズボン下げているバカそうな兄ちゃんが話すような言葉は使わず「ですよ。」という。話の流れで誇張したのは許してね。

 「サイコーっすよ、サイコーっすよ、サイコーっすよ・・・」って言葉が頭のなかでリフレインして離れない。もう45年もマイフェイバリットなバンドの映画を「サイコー」な状態で聞けないなんてありえない。ということで「サイコー」な状態でこのコンテンツを視聴することが今の最重要案件として急遽私の「やることリスト」の最上段にランクインした。

 さてそのドルビーアトモス、この恩恵を受けるためには上部にスピーカーを設置する必要がある。一番いいのは天井埋め込みスピーカーである。一度アンプを買ったときにそのアンプを生かそうと天井埋め込みを考えたこともあった。ハードオフで天井埋め込みスピーカーを買う寸前までもいった。屋根裏部屋から天井裏へのアプローチはたやすいしね。でもやっぱり天井埋め込みはリスクが高い。

 「サイコーっす」なF城氏は「イネーブルドSPでやってまっせ」という。ちなみにF城氏の名誉のために言っておくが、彼は「まっせ」なんて「もうかりまっか?」が挨拶のような関西風な言葉は使わず(関西の人、悪気はありません)、「やってます。」という。文章で韻をふんでみた。

 フムフム、イネーブルドSP。調べてみると、SPの天井設置はやはりハードルが高いらしく、フロントSPの上に上向きに置くSPで天井反射で上からの音を降らす方式なようだ。ドルビーもこれを奨励している。なるほど、これなら楽チンだ。でも本当にこれで効果があるのか?やっぱり理想に近い方がいいのではないか?と思うのは至極当然のことである。でも反射音ってバカにならないことも経験上良く知っている。あっ、こっちからでかいヘリコプターが飛んでくるぞ・・・と思ったが、隣家の壁に反射した音を聞いていただけだったとかは良くある話である。

 というところまでが今の状態である。さて週末にボヘミアンを見るのか見ないのか、スピーカー増設はできるのか出来ないのか?どうなるだろう・・・

 と書いたのだが、この話にはオチがある。サイコーっすとF城氏がいうドルビーアトモス。実はUHD(4kのBD)ディスクには入っているが、ブルーレイのディスクは「DTS HD マスターオーディオ 7.1ch」と書いてあった。なんだなんだ、アトモス楽しめないじゃん。

 ということで、盛り上がった気持ちをどうしたらいいのか?思案している週末である。
















■ 4月18日 【ボヘミアンがやって来た】

植物を植えると成長を見るのが楽しみ!
 待望なブルーレイ、ボヘミアン・ラプソディーが送られてきた。発売1日前に送られてきたのであるが、ウイークデーは何気にじっくり腰を据えて見るって感じがせず、まだプレイヤーに挿入されていない。

 配送された日、かみさんから「ブルーレイ以外に何か買ったの?」と連絡があったが、なぜかと言えばブルーレイ1枚ごときが巨大なダンボール箱で送られてきたからである。その巨大な箱とは「ビックカメラの良心」なのであった。

 今回みたいな超売れ筋コンテンツ販売の時は、販売店とかネット通販ごとにあれこれ特典合戦になる。アマゾンなんてすごい種類がラインナップされている。そんな中で選んだのがビックカメラだった。高校生のようであるが「初回特典:ポスター」ってのに惹かれた。今更ポスターってのもなんなの?って気がしないでもないが、あの映画ポスターは結構お気に入りである。

 そのポスターだが、B2サイズなのだがどうやって送られてくるのか?が心配だったのだ。コンパクトにするため、四つ折りで送ってくるんじゃないか?と。だってブルーレイと同梱だからねぇ。でも冒頭で書いた通り、ポスターは厳重な筒状ダンボールに入れられて、さらに空気を運んでいるがごとく、スカスカな巨大ダンボールに入れられて送られてきた。

 さてそのポスターをどう飾るか?まずポスターを入れる額が無ければいけない。実は先日趣味の部屋の模様替えをして、1,000ピースのジグソーパズルを外したばかり。その木製フレームがドンぴしゃっぽい。鼻歌交じりにポスターを入れてみたら、ん?横幅がほんの少しだけきつい?ん?とまあ入らない感じじゃないので入れてみた。そして表にしたら、すこーしポスターが波打っていた。測るとポスターが1mm広い。ポスター切ってもいいけどどうしよう?と思案した。

 そこで目についたのが、2000年のGTでカーナンバー1「ロックタイト無限」のカレンダーから一番いい写真を入れ飾っておいたフレームである。これを外してみたら、まさにどんぴしゃだった。さらにその写真の下にはB2サイズの印刷写真(裏にフジカラーって書いてある)が入っていた。誰かがF1フェラーリを撮影して、アマチュアがこんな巨大な印刷ってするんだねというものである(写真自体はすこぶるしょぼい)。なんだか大掃除して超昔の新聞が出てきて懐かしがって見てしまっている感じといえばいいかも。

 そしてこのボヘミアンのディスクを発端に、またとある設備増強計画がムラムラと持ち上がってきたのだった・・・
















■ 4月14日 【写真とはなんぞや】

庭整備は疲れすぎ・・・
 以前から何気なく思っていたけど真剣に考えていなかったこと。それが記事になっていて読んでみたらうまくまとまっていたが、では自分はどうなんだ?ちょっと考えたたこと。そうそれは「写真撮影」である。

 写真とは文字の通り「真実」を「写す」ものという意味でつけられた言葉であろうことは、少しでも日本人をやっていればまあたやすく理解できる。「真実」「写す」う~ん、どうとでもとれるあいまいな言葉である。 回りくどい言い方をしたが、写真とはどこまで加工してよいのか? 否、それは良い悪いの話ではないかもしれないし、若い女性風に言えば「それが何か?」という話題かもしれない・・・

 例えば昭和の写真家、一発勝負でシャッターを押すにも構図を考え露出を考えシャッタースピードを考えて写るような、一発入魂なカメラマンはまさに「入魂」という言葉が等しい写真を撮っていると想像する。。加工なんてもってのほか、撮って出しで勝負だぜ!という写真。

 一方スマホで撮る写真。AIと言っていいのかは分からないが、「きれいに見えるように」するギミックは満載だ。こっちとら「再生される画像がきれいならよし」という、何をやってもみんなが「いいね」ということが重要で、そのためのありとあらゆることをやっても許される世界だろう。そして、あんな小さなレンズと小さな筺体で撮った「画像(あえて写真を書かない)」がその辺の気合の入ったカメラで撮る写真よりもきれいなことを我々は良く経験している。

 しかし大きくて重くて高価なカメラやレンズを使う輩にはそれ(スマホで撮った絵がすごくきれいに見えること)が理解できない・・・のではなく理解したくない。私もそっち側に足を突っ込んでいるかもしれない。しかしそういうピュア写真とて、多かれ少なかれ「低レベルな加工」が入っているという事実がある。

 例えば、PLフィルターをはじめとしたフィルターも加工と言えば加工、フィルムのベルビアだってビビッドに加工していると思えなくもない。デジタル一眼だったら確実に「電気・ソフト」な処理が入ってくる。星座撮影の「比較明合成」、ビビッドな絵画調になる「HDR」とか。

 この話題には結論はない。処理しない写真の線引きなんて所詮できないからである。

 最後に、新しく仕入れたスマホが2カメラだった。全然興味なかったけど撮ってみたら、まあ背景が良くボケで見栄えがよろしい。一眼が本領を発揮する領域が狭くなったと感じないわけにはいかなかった・・・
















■ 4月7日 【欧州メモ(生活編)】

桜を追いかけて散歩してみた。なんだかんだ言ってもやっぱり桜はいいね。
●ブダペストはたばこ天国
 老いも若きも、男も女も皆たばこを吸う。喫煙率は70%という感じ。歩きたばこも普通だし、吸い殻を道に捨てるのも普通。ちょっと驚いた。

●風力発電銀座

 鉄道移動の途中に見たオーストリア郊外の風力発電設備。500機くらいあるんじゃないか?と。もうどこを見ても羽羽羽である。さすがエコな欧州!

●資本主義・共産主義
 ウイーンからブダペストに入った瞬間に何やら景色が変わった。建物に味がある。というか古い。両拠点駅もたたずまいが全く違う。ブタペスト東駅(拠点駅)はめちゃくちゃ味がある。というか古いだけかもしれないがそれがいい感じ。

●煙突
 俺の夢の一つに「煙突のある家に住む」がある。しかしこのオーストリア、ハンガリーではどの一戸建てにも煙突がある。というかない家がない。あー暮らしてみたいなぁ。

●ブダペストは西洋人ばかり
 いまどきどこにでもいる中国大量御一行様。ことブダペストではそれをほとんど見なくて済んだ。

●ブダペストはモデル大国
 街を歩く女性は皆モデルと間違えるくらいな美人である。娘に言わせると俳優と間違えるくらいなイケメンだそうな。

●自転車が主役なグラーツ
 オーストリアの人口第二なグラーツ。ここでは歩道側にある歩道と自転車道の比率が1:2くらいで自転車道が優遇されている。確かに自転車に乗っている人がすごく多い。

●ウイーンは都会
 ブダペストから移動してかつメトロで地上に出た瞬間に出た言葉「うっわぁー都会!」

●マックは使いやすい
 タッチパネルで食べたいもの選んで、その場でカード精算すると番号カードが出てきてそれと交換するだけ。楽チン。

●日本は最高~その1
 ブダペスト、ウイーンともトイレのほとんどは有料(食事を列車では無料)。どこでも快適なトイレを無料で使える日本はすっばらしい。

●日本は最高~その2
 ウオッシュレットが完備されている日本のトイレ。いまはもうこれ以外考えられないが、海外でウオッシュレットに出会う確率は非常に低い・・・

●自撮り棒とポーズの世界
 アジア大国のお方でよく見る光景。娘にポーズをとらせてそれを撮影する母親、ひたすら自撮り棒でポーズを取るマダム、大量な一族?(30人くらい)で毎日繁華街の同じ場所を占有する一団>
















■ 3月29日 【欧州メモ(鉄道編2)】

なんだかやることたまって収集つかないぞ
 鉄道編パート2 いってみよー

●こっちにもあった車内販売
 新幹線でお馴染みな車両販売、なんとオーストリアにもあった。それも二人一組。あんまり買う人いなかったけど。

●何でもカード
 鉄道のチケットを買うのもクレジットカードが使える。しかし日本のカード機に慣れているとちょっと怖い。日本のは引き込んでくれるけど、向こうのは自分で最後まで挿入するタイプだ。最初はどこまで入れればいいか?このまま引き出せなくなるんじゃないか?とめちゃくちゃ不安だった。

●右側通行
 車は右側通行。というわけで電車も右側通行。日本と逆。電車はあまり意識しなくていいと思いきや、ホームに立って自分の標準と逆から電車が来るので、何となく方向感覚がおかしくなる。

●ゲートなし
 これは良く知れたことだが、ドイツ圏(イギリスは違った)の鉄道は乗るときに時刻刻印機で切符に時間を印刷するだけ。つまり改札が無い。たまに検札しているみたいだけど、これは改札の緊張感がなくていい、というかすごく拍子抜けする。

●自転車、犬オッケー
 メトロや鉄道に自転車持ち込む人が結構いる。それもスポーツ型であれば何となく分かるが、いわゆる超ごついママチャリである。自転車以上に多いのが犬が乗ってくること。口開き防止治具を付けているのが条件っぽいね。

●国間乗り入れ
 日本でもJRと地下鉄、JRと私鉄、私鉄と私鉄などの相互乗り入れは普通だけど、向こうは国間乗り入れが普通。ヨーロッパが一つの国で、各国がが一つの県みたいな感じだね。

●トラムが主役?
 ブダペスト、ウイーン、グラーツの3都市を徘徊したが、どこも「トラム(路面電車)」がすごく活用されている。っていうか主要道路には必ずトラムって感じ。新旧いろいろな車体があって面白い。旧型なんてめちゃくちゃ味がある。日本は捨てた文化だけど、個人的には復活してほしいね。

●ブダペスト駅の表裏
 ブダペストの主要駅は間違いなく「ブダペスト東駅」。いかにも東欧!って感じの駅である。しかしそのブダペスト駅の外側はもう見るも無残な廃墟然とした外壁である。その他の駅も結構似たり寄ったりで、まだまだ東と西の格差を感じる。
















■ 4月3日 【欧州メモ(鉄道編1)】

おいおい、4月に入って寒すぎ。今日なんて朝1度だった!
 「思い出」を糧として生きる男としては、2月のヨーロッパは1年間は食いつなげるほどの「糧」であった。さて現地で気が付いたことをメモっておいたのだが、今回はそのネタである。まずは鉄道編からいってみよう。

●ウイーン空港の鉄道乗換は分かりにくい
 空港から空港駅へ通路が分かりにくい。事前にネットで調べておいたので事なきを得たが、そうじゃなければたぶん迷った。どの空港でも鉄道で市内に行くのはメジャーな移動手段だと思うけど、ウイーンの場合案内が弱すぎ。

●RJ(Rail Jet)に乗るのはひと苦労
 いわゆる中長距離JR的な鉄道であるRJ、日本に比べ圧倒的にホームの高さが低いので(半部以下かな)相対的に乗り込むためには3段ほどの狭くて急な車両側階段を上る必要がある。これって大きな荷物を持っていたり、女性・老人には結構なハードルだぞ。

●RJは新幹線に勝つ
 オーストリアの国営鉄道なRJ。初めて乗って驚いた。知らない間に発進していて。がたんとも揺れも全くない。恐るべしSIEMENS(の車両だった)。

●座席がグーなRJ
 オーストリア国営鉄道の中長距離を走るRJ。いろいろなタイプの車両が走っているが、対面4人シートはどれも向かい席との感覚がめちゃくちゃ広い。ヨーロッパ人仕様なのだな(日本はどの鉄道もめちゃくちゃ狭いよね)。

●プラットフォームでは行き先が決まらない
 ウイーン中央駅、プラットフォームは10番線くらいまである。しかしプラットフォームと電車が1体1に対応しているわけではなく、プラットフォーム長手方向で行き先の違う電車が停まっている。10-2とか10-3とかある。危険・・・

●ウイーンメトロとRJは対照的
 ウイーンを走るメトロ(地下鉄)は結構ヘビーである。古めな車両はごついドアハンドルを開けてドアを手動で開ける(新車両はボタン)。発進も停止も加速度大で日本に慣れている身は、確実に「おっとっと」と他人に迷惑をかけることになる。

●ハイテク?ローテク?な検札
 ウイーンからブダペスト間RJのオーストリア側検札はiPadでバーコード認証、ハンガリー側は専用端末+身分証明書提示。グラーツへのRJではなんとiPhoneが検札端末であった。でもそれで十分なんだな・・・
















■ 3月29日 【勝率】

着るもののチョイスに困る季節になった
 最近著しく低下しているのが「勝率」である。勝率と言ってもいろいろあるが、「座れる確率」である。

 私の朝家を出るのは大体5時50分、その時間なら座れるでしょう・・・と言われるが、まず座れない。それでも途中の大型乗換駅(町田駅)で階段のそばの車両に乗ると降りる人が多いので座れる確率が増える。以前は70%くらいの確率で座れた。これはどの人がその駅で降りるか?を神経衰弱(トランプゲーム)のカードのように覚えておくことが必須である。その人が見つからない、もしくは他の人に占有されている場合は、何となく降りそうな人の前に立つことである。

 何となく降りそうな人、私の中では以下である。

・女性(特に若かったり学生)
 ⇒なんとなく女性は小田急線に乗り換えることが多いし、特に学生はその傾向が高い

・起きている人
 ⇒町田駅で降りなくてはいけないので起きている

 この頃は若い女性が少ないので「起きている人」を捕捉するのであるが、どうも「起きている人」の行動を読み切れない。何を言っているかというと、起きている人が乗ったばかりの人で座ってまずスマホして、しばらくすると寝よう・・・という行動パターンの人が多いということである。つまり「すぐ寝てしまう起きている人」を選んでしまう。

 さて意を出て家に帰るのであれば、帰りの電車はどうだ。ほぼ始発な電車なので1本遅らせれば座れるのであるが、それより早く帰って家でてんこ盛りの「やること」をこなさなければならないので、着た電車に乗る。ここでも低勝率というか、リーグ最下位な野球球団のような勝率になっている。別に降りる人がいないで勝率が低いのなら全く問題ない。が、そうではない。

 JR電車は端を除けば7人掛けだ。その7人掛けの2~3人目の席の前に立つことが多い。ドアそばは混むのでパス。しかしである。7人のどの場所でも選べる状態で選んで立った場所であるが、この場所以外の人が途中駅で席を立つのである。つまり周りはみんな前の人が降車して座れたにもかかわらず、私がほぼ最後まで立っていたとう、もう「お前は絶対賭け事をするな」的な現実がこの3日続いた。もう笑っちゃうくらい私だけが取り残されている。

 人を見る目が無い、分析力が低い・・・と言うことで、管理職失格な私なのである。
















■ 3月16日 【残念だったおみやげ】

ドコモが戸別訪問で乗り換え勧誘に来た。まさに戦国時代!
 ブダペストのホテル(というかairbnbといったほうがいいいかも)すぐそばの大きなな公園でやっていたお祭りというか食べ物フェスと呼ぶに等しいイベント。当然足を運んだ。肉やらお土産やらはちみつ、食事、チュロス、それこそ全部食べたいくらい・・・






 そこで何気に買った「ヨーグルト飲料」が激うま。元来ヨーグルト好きなのではまった。

 もう確実に70は越えているだろうおばあちゃんが1日中立っているみたい。



 いま改めてみてみると、入っている量が結構ばらついているね。書いてあるのはみんなハンガリー語だから全く分からない。ハンガリー通貨はユーロじゃなくて頑なに「フォリント」なのだ。でもほとんどどこでもカードが使えるけど。この食フェスでもカード使えるし。




 なので午後にもう一度足を運んで10本ばかり買って、ホテルで飲んで、娘は次の目的地に持っていき、そして残りはブダペストからウイーンそして、大変な思いをして日本に持ち帰った。持ち帰る前に一応国内に持ち込めるか?をネットで調べたところ、乳飲料はOKとある。よっし!。

 さてブダペストの食フェスで買った翌日、冷蔵庫から出して飲もうと思ったら、何気に少~しペットボトルが湿っている。冷蔵庫の水滴だな・・・。さてさらに翌日ブダペストのホテルを出るとき、このペットボトルがすこし膨張していた。何気に怖いので、ビニール袋に入れてスーツケースに忍ばせた。けど8本のペットボトルは結構重い・・・

 そして帰国日、ウイーンのホテルを出るときは「漏れている」感じが確信に変わった。しかし非常にばらつきがあって、まったく問題ない個体もある。ペットボトルのふたはちゃんと閉まっているけど。ちょっと不安ではあった。飛行機貨物室は気圧が低いだろうから、膨張して爆発しないかな?と。そしてもう一つの不安、分かれて次の目的地に向かった娘からメールが届いた。

 「ヨーグルトのキャップを開けたら爆発して中身が飛び散った。それに炭酸みたいにシュワシュワしてるし、結構酸っぱい」

 不安だったが、嫌なことはレアケースとして処理しておこう、と見たくないものにふたをした。

 さて羽田からヘロヘロになりながらも終電で帰ってきて、時は夜中の2時半。ヨーグルトを冷蔵庫に・・・ルンルン・・・おいしんだよね・・・ルンルンルン・・・と言ってたら、やっぱりというかペットボトルがすごくヌルヌルしてる。そしてあからさまに膨張している。娘の話は本当だった。「でもやんわり空気を抜き気すればいいんだよ、○○(娘の名前が入ります)はやっぱり素人だから一気に抜いちゃいけないんだよ」と技術に長けてた専門家のように言いながら、ゆーっくりゆーっくりとふたを開ける。

 すると「シュー」っとガスが抜けながら、中からヘビ花火(知っている?)というかまぐまのようにヨーグルトが噴き出してきた。それでもゆっくりガスと抜いた。抜いたはずだった。がその瞬間

「パン!」

という音とともに、ヨーグルトが飛び散った。やられた!

 ヨーグルトは発酵食品でその言葉の通り醗酵して膨張したのだな。しかしこれらを食すか否か?週末なら腹を下してもまあなんとかなるだろう・・・と覚悟を決めて飲んだのであるが、全く問題なし。拍子抜けであった。
















■ 3月13日 【涙】

着るもののチョイスに困る季節になった
 年を取った仲間と話してしてよく出る「あるある」、それは涙腺が緩くなったこと。

 むか~しむかしのこと。また会社が作業服に着替えていた時代、更衣室には一人に一つのロッカーがあった。そしてその数年後、人が増えてロッカーが一人ひとつじゃなくなった。つまり二人で一つのロッカーをシェアすることになった。私のロッカーにはその時の新人F君が入ってきた。

 F君は私が新人のメンターとして受け持ったまた別のF君の同期である。そしてそのロッカーが同じだったF君は、数10年後に携帯番長として、さらにAV番長として著しい成長を遂げ、今は私の先生となっている。さてそのF君、昨日の昼休みやってきて、ちょっと話をした。

 「ボヘミアンラプソディーのBD買っちゃいましたよ~、スゲーいいですよ。映画見るときはひとりで暗い部屋なので思いっきり泣けます!」

 「マジ?そうなんだよね、俺もさ家族からは”泣かない冷血男”と言われているんだけどさ、奴らは俺のこと知らないんだよ。今毎週ホームシアターしているんだけど、必ず号泣しちゃうんだよ。この前なんか千と千尋みてもうだめだったよ」

なんていう号泣自慢大会になってしまった。

 やはり年を取るとあれこれかわってくるね。今は無性に焼き魚や煮魚が食べたくなっている。小さいころ普通に食べていたものが、やっと今になっておいしさに気づいたのよ。
















■ 3月4日 【過去ネタ~プリンターでドタバタ】

神戸で写真を撮っていて仲良くなった人から、伊丹撮影のお誘いを受けた。行っちゃおうかなぁ?
 ちょうど元旦にプリンタが壊れた(えっ?もう2か月も前のこと?)。大方の年賀状が印刷終わっていたので難は逃れられた。しかしこのキヤノンプリンタ、1年前に買って今年の年賀状前に初めてインク交換したくらいに使っていない。使わな過ぎが良くなかったのかなぁ?

 この1年前に買ったキヤノンプリンタは、実はさらその1年前に買ったキヤノンプリンタが壊れた買ったものだった。つまり2台続けて1年でお亡くなりになった。その前のキヤノンプリンタは10年くらい生き長らえたので、最近のプリンタは弱くなった実感しないわけにはいかない。否、弱くなったというよりも「弱くした」のかもしれない。起動時にもやけに時間がかかってインクをたくさん捨てているっポイし。

 新しいプリンタはもう画質なんてこだわらないぜ!と思ったが、ディスク印刷はしたいよね、顔料専用機はピカピカ印刷には不向きだねなどと言っていると当然安いモデルがない。複合機+ディスク印刷なんて多機能なものは、1インクだけ壊れてもすべての機能をまとめて捨てなくてはいけないってのがもったいない。

 さて新年4日のこと、ユニクロ極暖が安いってんでモールにあるユニクロに行った。お父さんは何気にヤマダに行ってみた。4日は就業日である会社も多いのか、店内は閑散としていた。ちょっとプリンタを見てみようと立ち寄った。買うのはどうせネットであろうから、ハード的にどんなものなのかな?という程度である。そこに寄ってきたのがエプソンヘルパー、どうやらキヤノンヘルパーはトイレ休憩していたみたい。買う気もなかったので適当にあしらっていたが、

 「なら、こちらにあるのはいかがでしょうか?」

と、別場所の通路に小積みされているプリンタに誘導された。そういえば1年前もこんな小積みのに誘導されて買ったんだったなぁ・・・とまるで再現フィルムをみているようだった。で、結局リーズナブルな価格だったんでお買い上げ。

 13年ぶりにエプソンに戻ってきたけど、壊れないでいてくれるかな?
















■ 3月2日 【携帯番長復活】

なんかずーっと雨なの?
 3月。au祭りのシーズン到来だ。

 この時期、総務省通達などないがごとく一括ゼロ円が復活する可能性が高く見逃せないのである。そしてこの話は2月最終週である先週から始まった。

 買い物のついでに何気にヤマダ電機に寄ったら、au iPhone8が一括ゼロ円とある。そういえば1年前、D500を買いに行ったビックカメラでiPhone8一括ゼロ円を見て、その後の購入になったのを思い出した。そしてよくよく聞くと、MNP2台でキャッシュバックが各々2諭吉とのこと。何気に頭の中でサンダーバードの歌が流れた。期限は月曜まで・・・

 さて町田小田急にビックカメラ開店、行ってみよう。さすがに大型店舗の出店で小田急7階8階は大混雑である。しかしauの店員が見当たらない。そのかわり昔「モンキー」で世話になった店員さんがOCNのヘルパーになっていたのを発見。厳しい業界なのだと思う。

 ビックでは特別戦利品もなかったのは残念である。そしてちょっとした興味・・・すなわちビックカメラができたのでヨドのガラガラ加減を見ておこうかな、と思ったが、そのヨドも結構混んでいる。ネット時代とは言えリアル店舗もまだまだやるなぁ。まあここまで来たので事のついでに、iPhoneがいくらになるか聞いてみた。するとな、各々2諭吉キャッシュバックが3諭吉だという。しかし日曜までの限定。うむむむむ。

 実は事情があってこの週末は変更ができない。クソ―あきらめるしかない。翌週は3月だ、たぶん月頭はリセットがかかってダメだろう。今年はあきらめるしかないか。

 しかし何気に寄った電気屋がヨドバシ価格に対抗してくれるという。しかし諸般の事情により月曜までの契約はできなかった。でもその売り場お姉さん、「またいい契約内容あれば電話していいですか?」という。いいとも!とタモリよろしく応えたが、いい契約が来るとはあまり思えなかった。

 さてよく土曜日。電話が鳴った。知らない電話番号。そうauお姉さんであった。この週末もキャンペーンするらしく、即答でお姉さんの時間を予約した。

 そして最近の契約で面白かったこと。2万円CBも3万円にできたわけであるが、公式は2万円。あとはau営業さんとの交渉だそうな。それも予約番号を持っていてその場で契約のニンジンをぶら下げると交渉成立の可能性が高くなるらしい。

 今までは必要事項を記載して「ではあと1時間・・・から2時間後にお渡しできます」というのがスタンダードであったが、お姉さんの言われるままに書いていき、その場で開通だった。2契約で約2時間。なので「予約してください」って言っていたんだな。

 プランやキャンペーン値引き、2年縛り解約付き、オプション解約予約、その他もろもろの「見える化」策がめちゃくちゃ充実している。総務省からだいぶ指導がでたのだろう。でも今まではブラックボックス的契約から、何がどうなっているかわかり易くなっていて、非常によろしい。さらに余計なオプションやコンテンツは一切なしの明朗会計。

 下取りするつもりはなかったが、前キャリアの端末に下取り価格がついていた。アンドロイドはどんな端末でも8640円。ガラケーは5400円。そして面白いのはiPhone。4系は2160円。5系でも2700円。なんだなんだ、iPhoneなんで安いんだ? しかしソフバンの端末はSIM抜くともう何も操作聞かなくなるんだよね。ちょっと対策練って8640円稼ごうっと。

 入るつもりがなかったApple Music。半年無料に引き寄せられて加入してみた。まあ解約するけどね。でもなかいいぞ。DRM外す合法アプリもあるみたい。合法って言っても、再生したのをその場で録音するアプリみたい・・・

 ということで、iPhone8が2台加わった。昨年買ったiPhone8と同じだが、今回の8にはライトニング→3.5mmイヤホンアダプタがついていない。どこかでコストダウンしやがったな。新モデルからならまだしも、同じモデルを途中から仕様変更しないで欲しいね。
















■ 3月1日 【久しぶりの欧州 番外編~その2】

娘もやっと帰還
 滑り込みで乗れた飛行機、ウイーン⇒ドバイは基本欧州人ばかりである。しかしドバイ⇒羽田便は多くが日本人(JALとのコードシェアだったからかも)。なんだかもう家のそばまで来たような安心感がある。

 今回羽田に着くのは22:45分である。行きのドバイ発が1時間遅れてもウイーン到着が15分しか遅れていないなんてことを経験していると、「飛行機って基本早く着くよね・・・」みたいな感覚になっている。普通帰国なんてそんなに気を使わないのになぜか今回は気になる。それには二つの理由があった。

 そのひとつ。その日に帰るか空港に泊まるか?荷物受け取ってなんだかんだで、家に帰るのが終電になってしまうなら、空港からそのまま会社に行った方がよっぽど楽である。っていうか電車に間に合わないかもしれない。

 そしてもうひとつ。荷物がどうなっているか?

 ドバイ-羽田便は日本人CAが大量にいる。羽田の入国税関申告書を渡されたがここに「今回とは別に荷物が送られる場合はんだかんだ・・・」と記載がある。なんか当てはまりそうだなぁ、と思いCAさんに聞いてみた。するとCAさんがこう言った。

「お客様全員分の荷物が積み込まれていない場合は貨物室からそういう連絡が来ます。なので飛行始めたら貨物担当に聞いてみますね。」

 なるほど、そんなシステムがあったんだ。さすがこの手のトラッキング技術は航空会社の得意技だよね。しかしだ、結局羽田に着くまでにCAさんは情報を持ってこなかった。ということは良く考えれば荷物乗っているかも・・・

 さて羽田に降り立って、荷物受取のところにいくと、まずこのエリア担当の職員お姉さんがいた。同じことを訪ねると、何やら問い合わせをしてくれた。「別送があるという情報はないですねぇ」と。なら待つ。そう、待面倒だけど明日荷物を取りに来ることを覚悟してすぐ帰るか否かの判断をしなくてはいけない。しかしそのドバイ便の荷物がなかなか出てこない。出始めるまで20分は待った。横浜線の最終に乗れるためには羽田の京急は23:38発がリミットである。いまは23:23。そろそろ腹をくくったほうがいい、というか羽田に泊まり―ってのも一度経験してみたいなぁ、なんてお気楽なことも思っている。

 あっ、やっとドバイ便の荷物が出てきた。でも気持ちはすでに羽田泊なので仏のようなというか、せっかくヨーロッパ言ったので、神のような安らかさで出てくる荷物を待っていた。そして荷物がぐるぐる回り始めて、自分の荷物は持ったより早く出てきた、というか、やっぱり乗ってたんだ!

 時は23:33。非常に中途半端な時間である。しかし何か目標があると燃えてしまうのが、「日本人」である。つまり意味もなく終電に乗れること、それがいいか悪いかは別にして、乗れることが目標になっていた。税関は前に5人、両サイドの係員に振り分けられ、あっという間に「仕事ですか?」「いえ、観光です(観光なんて言ったことないよ)」と言ってすぐに通してもらい、時は23:35。残り3分。一応走る。京急のゲートが近いのが救い。しかし京急ホームまでのエスカレーターの距離が長い。走れない。

 でもあと2分あるじゃん、行けるよ!と、それまでは普段めったにしない腕時計で見ていた。しかし虫の知らせというものだろうか、一応正確なスマホで確認したら「あと1分じゃん」。そして何やら発車の音楽が流れている。思いカートと重いショルダーの二刀流であってもエスカレーターを走り下りた。

 そして、乗った瞬間にドアが閉まった。

 行きはよいよい帰りは恐い、ヨーロッパ旅行であった。
















■ 2月24日 【久しぶりの欧州 番外編~その1】

昼は暖かだけど、PCにへばりつき。相変わらずネタ書きと写真の整理である。
 帰りのフライトが22:30である。空港に2時間前(20:30)に着いていればよい。空港までの電車が15分、ウイーン中央駅までが10分、ってことで19:40には大聖堂前からメトロに乗ろうと思い、その通りメトロに乗って、予定通り19:50にウイーン中央駅に着いた。

 しかし、なぜだか、本当になぜだか余裕度を見てない自分に気が付いてなかった。海外にプライベートで行くなんて新婚旅行以来、自力で空港行くなんて羽田や成田なんで、移動手段に乗ってしまえばもうすぐ空港まで潰えてしまう、つまり余裕度なんてものの入る余地がいままでは無かったのである。これが間違いの元だった

 ウイーン中央駅に着いたのが、まず娘に頼まれたウエハースのお土産をゲット、そのあと預けておいたキャリーバッグなどを回収した。19;55だ。ここでそのまま行けばまだよかったが、手持ちしていた一眼デジカメやレンズなどをバッグに入れ直していたら、また大改修になってしまった。この時点で20:05、まあちょっと2時間切っても問題ナッシング。

 次に空港までのOBB(列車)乗車券を買うと、「20:12 - 20:40 -」と出ている。今20:10、うーんダッシュで行けば乗れなくもなさそうだけど、乗れなかったらいやだから20:40を予約した。空港着予定は20:57、まあ90分前だけど平気だね。

 OBBは途中でちょっと停まった。何かあったのか?と心配になったがすぐ動いた。ここで少し心配になって詳細なフライト時間を見ておこうっと。えーと・・・

「フライトは?っと・・・えっ? 21:55? 22:30じゃなかったのか?」

「チェックインは何時だよ・・・えっ?20:55でクローズ? もうすでに20:50じゃん」

焦った、久しぶりに心臓が口から出てきそうなほど焦った。焦りすぎると血圧が急上昇するのが自分で分かった。ウイーン空港駅には定刻20:57に到着、すでにカウンタークローズな時間である。何やらもう1組、大声を出して「お前急いで走って行ってこい、俺荷物あるから、GOGOGO!」って言ってる。

 OBBを出てから来た時の道の逆を行くが、行きと帰りは景色が違って見える法則なため、自信がないまま走る。正直もう汗だくだ。インフォメーションでエミレーツのカウンターを聞くと「この上と」、上に行くと「ざっと見回してもエミレーツが無い、あるのはオーストリア航空ばかり。ここでも「エミレーツはどこですか?」と聞くと、「あの端っこよ」と。端かよ、また走った。すると懐かしい赤のエミレーツがいたが、驚いたことにカウンターは全部閉まっていた。と思いきや一つだけお兄さんとお姉さんがいた。滑り込んだ・・・

「チェックインします・・・」と言ったら「もう閉まっているんだよね」と。「そこを何とか・・・」というやり取りをしていると、お姉さんはなんか受け入れる雰囲気出してきた。お兄さんは「しょうがないなぁ・・・」 的なオーラを出して

「荷物はもう閉まっているので、羽田着いたら明日取りに来てね、それでいいならいいよ」と。

「それでいいです、いいです、イーデス・ハンソン(そんなこと言う余裕は全くない)」と言って、何とか滑り込めた。

 いやぁ良かった。冷や冷やであった。ときすでに21:20、ボーディングは20:55。その後セキュリティーチェック、出国審査も走りまくって、いつもは優雅に写真など取りながらゆっくり歩くところは、写真の「写」の字も見せず走りまくりゲートに着いたのが21:35。まだお客さんいるじゃんと、汗だくなアジアンオヤジが格好悪く見えただろう。やっと席に着いた。

 本当に良かった、マジでよかった・・・(あっ、でもトイレ行くの忘れた)
















■ 2月23日 【久しぶりの欧州 vol8】

家にこもって旅行記書きまくり、撮影画像整理しまくり!)
 ウイーン四日目、長かったような短かったような欧州の旅、いよいよ最終日である。

 朝荷物をパッキングしていると娘が「あれこれ持ってかえって欲しい」といい、わざわざ日本からも持ち込んだものもいらないとぬかしやがり、現地で買ったスニーカーももって帰るとほざきやがり、お父さんのスーツケースはパンパンになった。さらにエクストラの大き目なショルダーバッグも娘が買ったお土産でパンパン。

 しかし、このパンパンにはもう少し別な理由もあるのでだった。さかのぼること3日前、ブダペストの宿そば公園で行っていたジャンボイベントで、飲むドロドロ粘度なフルーツヨーグルトがめちゃくちゃ美味かった。ヨーグルト好きな私であって、ヨーグルトは持ち込み可能と調べ上げ、ヨーグルト全種類+αを買いこみ、それをブダペストからウイーンに持ち込み、さらにそこから日本に持ち帰る予定であった。さすがに500mlを6本で小学生的計算でもすぐに3kg以上と分かる。うーん持ち帰る価値あるか?

 さてウイーンホテルは事前にカード決済済でありさくっとチェックアウトし、メトロに乗ってウイーン中央駅にむった。私も娘も結局ウイーン中央駅から時間は違うが次の目的地に向かうのである。なのでバッゲージロッカーに2ユーロ払い荷物を預けた。案外安い!

 この日は国立図書館に行くのが楽しみである。月曜日に行ったら休館日で入れなかった。ここを見ると誰もが「美女と野獣のあの部屋ですね」という。確かにそっくりだ。圧倒される本本本。本と言っても「ブリタニカ百科事典」ライクな重厚長大な本である。写真は撮ってもいいが、図書館ってこともあってめちゃくちゃ静か。ここで「シャッター音が快感なのよね」なんていうニコン銃で連射するもんだから、超ライブな環境と相まっていつまでも反響音がリバーブするのであった。そしてこの図書館、いかつい顔をした職員数名が常時巡回していて心臓に悪い。この時こそキヤノンの「パコッ」って情けないシャッターが恋しかったことはない。

 この日の昼食は評判のホットドック屋にした。小さめのフランスパンにトンネルを開けそこに太くて長いウインナーをぶち込む。ウインナーも副食に頼んでみた。夏なら絶対ビールも飲んでいた。これがバカウマであった。ネットの評判は概ね正しいね。

 さて丸々6日間一緒だった娘との別れももう少し。16時のザルツブルグ行きの列車に乗るってんで、15時過ぎのまたまた来てしまったペーター教会コンサート中に分かれた。ずーっと一人旅であったが、やはり二人旅はそれはそれで楽しかったようで、また一人に戻るのがさみしいみたい。

 娘と別れ、変な意味しがらみが無くなり、ちょうどマジックアワーに差し掛かるウイーンをひたすら歩き回った。そして「教会があちこちにあり、どの教会も自由に入れる」ことが良く分かった。どの教会もすばらしく、しばし教会フェチと化した。市庁舎前には巨大なスケートリンクが臨時で設営されており、驚くほどの市民がスケートを楽しんでいた。日本人的にはスケートリンクはあくまで大きなリンクという感じであるが、ところ変わればスタイルも違う。大きなリンクもあるがそこからコースが派生して、モナコなんて目じゃなくくらいな複雑なコースが敷設されている。これは面白いぞ。

 そしてそろそろ帰る時間である。22:30のフライトなので20:30に空港につけばいいだろう・・・

















■ 2月13日 【久しぶりの欧州 vol7】

プチミスで計画変更
 今日はウイーンを離れ地方都市「グラーツ」へ日帰り旅行を楽しんだ。ウイーン中央駅から約2時間半の旅である。

 そんな地方行きの鉄道であるからして結構ガラガラを想像していた。始発のウイーン中央駅では半分くらいの乗車、5分くらいは知るとすぐに次の駅に停まりここで満席になる。感覚的に東海道の品川って感じだ。そして30分くらい行くとたぶん横浜に相当する駅で8割方の人が下りてしまう。そのあとは山岳地区で渓谷のようなうねうね線路でかつ雪が降ってくる。雪とオーストリア片田舎の景色は抜群なものあった。しかし車窓から見るオーストリア片田舎の家、どうにもこうにもビューティフルである。そしてどの家にも必ず煙突がついている。「煙突のある家に住みたい」が私の目的でもあるのだな。

 グラーツはオーストリアの人口第2の都市で人口は約25万人だそうな。1999年に街の中心部がグラーツ市歴史地区として世界遺産に登録されたので、世界遺産好きの娘がぜひ行こうといったところだ。駅から20分ほど歩くと歴史地区に着く。ここからが「いかにも」ヨーロッパ的な街並みになりテンションが上がる。

 グラーツのハイライト誰がなんてったってグラーツの街を一望できる「シュロスベルクの丘」であることは間違いない。岩山の崖に沿って500mくらいを一気に登る。上る途中の景色がまた素敵だ。ここに一日いても飽きないこと間違いなし。入園料などもない。しかしシーズンオフなのか観光客が少ない。っていうかグラーツ自体あまり観光客がいない感じ。すごく小規模な歴史地区以外はジモティーのための店が並んでいてその生活感がたまらないね。  ヨーロッパの印象として、石畳の坂でくねくねと上る緩やかな坂道・・・いうのがある。小道フェチとしてはグラーツのそれがたまらなくグーであった。

 旧市内では食事処に苦労することがない。多くの食事処が通りから建物下のトンネルのようなところをくぐったところにある。そんな迷路のような小さなイタリアンに行き着いた。しかし英語が通じないので苦労した。でもそんな苦労をはじけ飛ばすような、おばあちゃんの超フレンドリーなやり取りに気持ちよさを感じないわけにはいかなかった。イタリア人って本当に陽気で楽しくていいねぇ。

 グラーツからの帰りのRJはチェコの車両だった。青いのがチェコものらしい(生産はSIMENS)と書いてある。このチェコ車両の車掌さん、検閲に使っている端末はなんとiPhoneである。事前に予約しておいた印刷紙にはさみを入れ、あとはバーコードをiPhoneで読み取るだけ。あるものを有効に使うのはいいね。海外に出ると日本との比較で違うことが多すぎて、それが新鮮でたのしいね。

 さてお客さんがどかどか降りたウイーン中央駅、降りてみて何か違う。ホームがなんか違う。あれ?駅名もちょっとだけちがう。そう、東京駅で降りるところ品川駅なんとなく降りてしまった感じ。過ちに気が付いてRJに戻りドアオープンを押したが時すでに遅し。中央駅で買うはずだったものは明日への持ち越しとなった。やっちまったぜ!
















■ 2月12日 【久しぶりの欧州 vol6】

パイプオルガン演奏、ビデオ撮ったのは久しぶり(だけどデジカメで撮ったビデオだけど)
 ウイーン二日目、今日は世界遺産な「シェーンブルン宮殿」へ向かう。外は寒い強風が吹いていて結構めげているのであるが、元気を出していってみよう。

 メトロ駅で降りてちょっと驚いた。世界遺産だよ、世界遺産へアクセスする駅って構えじゃない。普通というか普通以下の超ローカル駅なたたずまいである。こっちに行けばパレスだよ・・・とほとんど見えないように書いてあるのみ。面白いねぇ。9時半前に着いたのでまだ環境客がまばらである。

 こういう史跡はいろいろとネットにインプレッションがあるが、やはり自分が行ってみてはじめてわかる。シェーンブルン宮殿は日本の皇居が解放されている感じと思えばよい。立派な建物だけかと思ったが、その後方に誇大な庭園が広がっている。しかしだ、さすがに季節が悪い。緑な庭園色とりどりの花が咲きまくる絵があるが、この季節そんなもののかけらもなく、モノトーンの広大な敷地をせっかく来たんだから歩いてみ用的な楽しみ方だった。ここは冬に来てはいけないと悟った。

 今日は24Hチケットなのでメトロ乗り放題。なのでちょっとした移動もメトロに乗る。前日に調査しまくった旧市街地区に降りたつ。国立歌劇場公式ショップでお土産を買うが、前日の混雑具合が一転してガラガラな店内なのであった。やはり日曜は人多いのね。だがここも15時を過ぎたくらいから人が増えて夕方は前日までとはいかないまでもそれなりの人が集まっていた。ドイツに行ったときに教えてもらったこと、日曜はお店ほとんど閉店、みなウイークデーの夕方にショッピングするので街が盛り上がる、と。まさにその通りなウイーンであった。

 いろいろ飛ばして(ちょっとした事件があったが)、この日のハイライトはペーター教会のパイプオルガンコンサート。平日の15時から毎日開催されているとのことで、1時間前からスタンバイしていた。実は満席にはならず5割くらいの着席率であった。でも教会のライブな空間で、まさにライブなパイプオルガン。もう感動ものである。でもパイプオルガンってこんなにも大きな音が出るのね、これにも驚いた。

 いろいろあった1日だったが、パイプオルガン以外なことを書くとパイプオルガンを忘れてしまいそうで、今日はお休みなさい。
















■ 2月11日 【久しぶりの欧州 vol5】

さすがウイーンは洗練されている街って感じ
 バスが着いたのは「ウイーン中央駅」、つまり3日前に降り立りちょっとだけ駅周辺を歩き回った、まさにそのエリアだった。

 ばっちり計画を立てているわけではなく、ウイーン中央駅で「さあどうしよう」と思案した。一つはホテルまで行き荷物を預け、再度ウイーン市街に繰り出す作戦。もう一つはショッピングセンターがあるミッテ駅まで行き、そこでお土産買いまくりする作戦。そして後者の作戦が実行された。

 ウイーンではドイツ語圏よろしく、日本でいうJRがSバーン、日本でいう地下鉄がUバーンである。ミッテ駅はウイーン中央駅からSバーンで3駅。何駅行っても同一料金なのでちょっとお得感が薄いが、ちょっとわかりにくい券売機で切符を購入し、ホームにいたカップルに本当にこのホームでいいのか聞いて、やっぱり聞くのが一番いいねと自覚し、無事ミッテ駅に着いた。しかしドイツ語圏が日曜は閉店祭りというのはやっぱり変わってないねと自覚した。では荷物を預けようと今ロッカーに行ってみたが、空きがない。しょうがない。ホテルへ行こう。

 ホテルまではミッテ駅から徒歩30分、メトロで行こうとしたが、大きなスーツケースを持って乗り換えとかが面倒くさいと思う娘は歩いて行こうという(さすが佐藤家の娘)。あんたがいいならいいぜ!と二人で30分歩いた。途中超巨大公園を抜けたが、「第3の男」に使われた観覧車があったり、遊園地があったり、先が見えないくらい長い直線遊歩道があったり、なかなか面白い。

 ホテルが近づくにつけ幕張メッセのような「展示会エリアの中にホテルがある」ことが判明した。確かホテルの名前はホテルメッセ・・・だし。なるほど展示会に来た人向けのホテルんなんだと、ここで初めて理解した。チェックインするとビジネスライク的なフロアや部屋がその思いを確実にした。でも決して悪くない。海外のホテルに泊まると、日本のビジネスホテルの劣悪さを感じないわけにはいかないよね。

 チェックインしてさっそく旧市街地区にむかった。そして地下鉄から地上に出た瞬間「うぉ~」とうなった。ウイーン歌劇場が目の前にどどどーんとそびえている。そして街に活気がある。ブダペストとウイーンの違いが一目瞭然となった。でも歌劇場前ではオペラへの勧誘がちょっとうざいくらいにあり、ちょっと興ざめな感じ。

 さらにホテル ザッハーやそこら中にいる馬車、完全にモーツアルトに乗っかったお土産商法、そして日曜の銀座歩行者天国ライクなケルントナー通りを歩くといきなりどどどーんとシュテファン大聖堂が現れる。でかい、でかすぎる。東京タワーを石で作ったといえばいいだろうか?中もすごい。パイプオルガンのライブを生れてはじめて聞いた。堂内のライブ感と相まってすごい迫力である。

 ここでわきに少しそれると、聖ペーター教会がある。ここもすごい。何やらブダペストの聖イシュトバーン大聖堂から始まった大聖堂に完全に打ちのめされた。なんだか世界大聖堂の旅をやってもいいかも。娘がいるのでそれほど長居ができなかったが、正直2時間でも3時間でもいられる感じだ。でもキリスト教ってわけではないが・・・

 シュテファン大聖堂まで戻り、さらに進むといきなり普通の通りに格下げになった。そして間もなく旧市街の端にたどり着いた。あれ?こんなに狭いの?ってのが正直なところ。ブダペストもそうだが、徒歩で十分回れるくらいの広さなんだね。

 帰り、メトロに乗る地下道でチェロを引く芸人がいた。あまりこの手の芸人に興味はないのだが、ジャズやブルースをチェロで弾く、バラードも弾く。この音楽リテラシーの高さがまさにウイーンなんだな?と勝手に思っている。娘は感動しきりで、投げ銭していた。

 しかし明日からのウイーンはどうも天気が良くないらしい。今回のお父さん参加パートはどうもすっきりしない天候であって、曇り男のレッテルを張られそうだ。よくレースに行く自分でも雨男を名乗るO君よりはまだよいかもしれないが(ごめんO君)。
















■ 2月10日 【久しぶりの欧州 vol4】

ブダペストはなんてったって夜景!
 ブダペストで見たいもの。それはなんてったって「夜景」である。川西側のブダ地区高台にそびえる「王宮」から「漁夫の砦」、そしてそこから撮れるドナウ川とせーチェニー鎖橋、国会議事堂の絶景夜景。そして川沿いから見れる王宮や国会議事堂。これらの限られた史跡に限りアンバーな色でライトアップされているのだ。統一感が半端じゃない。これが夜景世界一とかドナウの真珠と呼ばれる所以だろう。

 この王宮から漁夫の砦までは、ペスト地区(川向い)から見ると離れた施設に見えるが、実は続いている。さらに真ん中あたりに有料ケーブルカーがあるが、実はこんなの使わなくても横の小道から少し歩けば、エスカレーターで王宮までワープできる。これは無料だし、王宮内部に入らないなら全部無料。これは太っ腹といえる。3000円くらい出しても行く価値あるぞ。なので2日も通ってしまった。

 そしてもひとつ、聖イシュトヴァーン大聖堂である。いやぁや約100円の寄付で入れるのだが、ここに入った瞬間、建物の規模に圧倒された。いつまでもいられる。東大寺もすごいと思うが、東西壮観対決って感じだ。

 さて街歩く女性はもうモデル並みの美しさで、日本に来れば誰もがトップモデルになれるだろう。でもそんな美しさもその中にいるとマヒしてしまう。

 宿泊地は観光エリアどこに行くにもすぐの、絶好のロケーションにある。中央公園も歩いて3分ほどであるが、この週末にはイベントがあり出店のオンパレード、大変楽しめた。でもここにきている人はたぶん地元のジジババである。生のハンガリーが見れて面白い。

 さてそろそろウイーンに到着だ。安くて快適なバスの旅、皆さんもどうぞ。

つづく
















■ 2月9日 【久しぶりの欧州 vol3】

ブダペストで焦ったりおどろいたり
 今はウイーンに向かうバスの中。

 ブダペスト入りは鉄道だったが、戻りはバスにした。旅慣れてしまった娘が「バスが安くて快適で時間も同じくらいでいいよ」という。確かに鉄道だと通常40EU弱が早期ディスカウントで19EU。それがバスだと「二人で」17.8EUである。WIFI完備で超快適である

 しかしバス集合場所がころころ変わった。メールが何度も飛んできて、ここに変わりました、また飛んできてまたここに変わりました。この対応がスリリングである。先ほどもメトロ終点のバスステーション駅を降りたが、駅前のステーションではないのだ。そこから10分ほど歩いた、なんとなく普通の道路の普通のバス停が集合場所として指定された。これは正直焦る。こんなところまできて違ったら目も当てられない。でもそこの旅行客がどかどかいたのを見て、正直「ほっ」とした。

 もう一つ、メトロを乗りついでホテル(後に書くがホテルではなかった)近くの駅からバスステーション駅に行くのだが、乗り継ぎするメトロが「運航中止」敷いていた。焦った。やばい。バスに乗り換えろと説明書きがある。とりあえずその辺にいる係員に聞くとバスに乗れと。駅を出たらまさにそのバスが停まっていた。エイヤ乗ってしまえと飛び乗ったら正解で、今長距離バスに乗れている。旅のアクシデントは後から楽しい思い出になるものだ。

 話はもどってブダペストのホテル。ホテルだと思った。でも娘が早くブダペストに入ってしまったこともあり、最初にホテルにむかってもらった。でも「ホテルがない」を悲痛なメールが何度も届いていた。そんなわけないだろう・・・

 でも確かに予約した後、何時に到着するか再三尋ねられた。娘がホテル?と思われるところでいじいじしていたら、ちょうど宿泊している人に出会っていろいろ聞いたら、どうやらここはBnBみたいなもので、部屋貸しみたいだ。さらにいじいじしていたらオーナーがやってきてやっと部屋に案内され、部屋で事前キャッシュ清算だったよう。部屋貸しなら納得だ。

 で、このホテルもどき、最初はドナウ川からちょっと入ったところのはずだったが、通されたところがなんど

 「ドナウ川真ん前で、王宮や鎖橋、漁夫の砦協会がドドーンをみえる建物の最上階」

であった。そんなつもりがなかったので、うれしい誤算で涙が出た。これで3泊178EU。ブダペスト万歳である。

















■ 2月8日 【久しぶりの欧州 vol2】

初オーストリア初ハンガリー
 ウイーン空港からウイーン中央駅に行くのは国鉄みたいな遠距離用の鉄道で行くのである。RJと呼ばれている。これが30分毎らしい。慣れぬ異国で切符を買うことがまた一つの試練である。しかしこちらでは切符を買うにもカードで買う。キャッシュレス進化国だね。RJはすぐに来た、ってんでじつはウイーン中央駅に着いたのが早すぎた。1時間も早く着いた。早く着くのはいいことである(実はこの時間でブダペストに向かうといいことがあったのだが・・・)。しかし異国の地では何もかもが新鮮で楽しい。駅や電車やお店を楽しんだ。

 ウイーンの鉄道で驚いたことが二つ。一つは乗降の段差が50㎝くらいはある。これを大きなスーツケースを抱えて乗り降りするのは、女性や老人にとってはしなんの技を思わずにはいられない。なので皆さん協力し合いながらなのだ。もうひとつはその滑らかさ。正直発車したのがわからなかった。見かけはごついが中身は繊細である。

 ウイーンからブダペストまでは3時間弱、ひたすら田園風景の中を走る。驚いたのが風力発電の多さである。ある場所では「風力発電の森」と呼ぶにふさわしい景色なのだ。誇張ではなく1000本くらいの羽が回っていた。これはもう壮観である。こういうのを見るとヨーロッパの文化レベルの高さを感じる。

 ウイーンから少し経つと車掌さんがやってきて切符、といってもネットで予約したときのプリントアウトを見せる。楽勝。そしていらぬ間にハンガリー国境を越えたらしい。その次に泊まった駅が今までの駅と全く違うのだ。要は東欧っぽい。古いとかぼろいとか置き換えてもらってもいい。こういうのを感じるのが旅の醍醐味であろう。さらにハンガリーに入ったのでまた車掌さんがやってきた。今回は身分証明書も要求される。前に座っていたこの国の人も要求される。これまた東欧文化か。

 無事に到着したブダペスト東駅。東欧風というのをいい表現で使ってる。如何にも時代を感じさせる重厚長大な駅なのだ。本当は娘とこの駅で劇的再会をする予定であったが、予定変更、先にホテル?に入ったらしい。なのでホテル急ぐことにした、が、この駅とくにライトアップされた姿があまりにもすごすぎて、カメラマン魂に抑制が効かなかった。ごめん娘よ。

 ここからホテルまでは3キロ弱。歩いても行けるがまあ時間節約のためにメトロに乗ろう。しかしこのメトロ切符を買うのに四苦八苦、悪戦苦闘。ヘルプしてくれたお兄ちゃんが「この券売機はカードしかダメ見たい」ということで、さらにあれこれ試みたが断念。つまり歩くことにした。

 歩くことは全く苦としないのでそれは良いのだが、よくないのは異国の地で学習してアットの自信が、方向を誤らせた。逆に歩いていた。グーグル先生がどうも変な矢印を指しているのでやっと分かった。17時19分に着いた駅、ホテルに到着したのが19時と1時間以上もロスしてしまったよ。でも街並みを感じながら歩けたのは良かった、と珍しく前向きな私である。

 2/6の5時50分(いつもの会社に行く時間)に家を出てから45時間、羽田を飛んでからも27時間、まあよくたどり着けたものだと自分を褒めたいね。

 そして娘が近くの公園まで迎えに来てくれて、何やら感動の感動の再会を果たした。

つづく
















■ 2月7日 【久しぶりの欧州】

ノートパソコンの具合がいまいち
 これを書いているのは深夜の羽田、今回はノートPCを持ち込んだので、暇な時間はこうやってSayのネタを書くことにしよう。

 最近の出張は深夜発が多かったこともあり、0時30分発でも特段違和感を感じないのである。しかし早めにチェックインして早めにラウンジ入ろうと思っていた作戦は、エミレーツのチェックインカウンターが3時間前じゃないと開かないという事実のものに、無残にも砕け散ったのであった。

 エミレーツはエコノミーであってもお金を出せば予約時に席が確定する。しかし今回ドバイまではほとんど夜の飛行、別にいいや・・・と思っていて、2日前遅れれてきたメールには、ドバイまでのフライトもドバイからウイーンまでのフライトも窓際が選ばれていた。それも羽の上を避けている。やるなエミレーツ、俺の好みを知っている。

 しかし12時間近い第1フライト、さすがに寄る年波には勝てず「俺ってヨーロッパまで無放出(トイレ)なしで行けるのが自慢だぜ・・・なんていうのが通用しない予感がする。2日前に来たメールにはエコノミー座席が選べるとある。なので、一つ空いていた後部2人席の窓側をチョイスした。いい選択だ。


 さてこれを書いているのはドバイへの機上である。

 エミレーツ、さすがにサービスは抜群だ食事もその辺の航空会社よりも一つ上な感じ。ブランケットも品質良いし、歯ブラシやら首枕やらが入った夜便セット?ももらえた。そして12時間弱でやっとドバイに到着だ。不安だったトイレに行くこともなく、スタートは万全である。

 さらに12インチくらいの大型モニタで、なんと「ボヘミアン・ラプソディー」があるではないか。見たいところだけ見れるじゃん、

 ヨーロッパ便とは違って中国上空の夜を飛ぶ。景色なんて見れないな、と思っていたが意外にもあちこちで夜景がきれいである。しかし今まで経験したことないほど揺れる揺れる。

 もうすぐドバイである。海峡を渡ると半島っぽいところがあって緑に包まれている。砂漠砂漠っていうのが崩れ去ったと思いきや、急に砂漠になった。おお、と機上からと空港のスナップ用のキヤノンS110ヤフオク入手品でバシバシ撮っていた時、その事件が起きた。

 撮れない・・・というはレンズエラー

実はちゃんと買ったS100も同じレンズエラーで死んだ。これも富士五湖サイクリングの日、行きの途中っていう、これからたくさん撮るぜという時で参った記憶がある。キヤノンもう買えない。しかしここでサブに一応カバンに入れておいたα6000で事なきを得た。さあもうすぐドバイ到着。


 これを書いているのはドバイからウイーンに向かう機上である。

 トランジットは・・・とインフォメーションボードを見ると予定通りの出発である。幸先よし。予定では12:25にウイーン到着で、空港からウイーン中央駅まではRJって鉄道で15分くらいで移動。着陸から2時間後にウイーンからブダペストへの鉄道を予約している。予約しておくと半値くらいになり19ユーロである。

 ちょっとした賭けだな」と思ったのは事実である。飛行機遅れたアウトだし入国で手間取ったらアウトであり、空港からの鉄道に手間取ってもアウトである。でも2時間あれば楽勝だろうと読んでいた。そしてっていうんで少しでもこの時間を節約すべく、荷物は手荷物にいようと画策していた。が、娘からあれこれ持ってきてほしいとあって、詰めてみたらあっという間に7kを超え12k。ちょっと幸先悪し。

 さてどドバイからウイーンへの飛行機はほとんどが欧米人で、今までのアジアばかりの出張の身からするとすごく違和感があった。その飛行機、定刻になっても全く飛ぶ気配がない。なにやら書類上のウンタラ・・・と言っているが、結局飛んだのは1時間15分後。これはやばい。たぶん予定の鉄道は無理。しかし焦ってもしょうがない。機長は「リカバリーするぜ」なんてお気楽なこと言っているし。

 今はどこかの上空。なぜかといえば飛行機の現在位置マップが更新されないためどこだかわからない。そして外は雲しか見えない。雲は嫌いではないが、のっぺりした雲は変化がなくてまぶしいだけである。なのでまたまたボヘミアンラプソディーのヘビロテである。

 しかし4時間くらいたったとき、機長からアナウンスがあった。「俺頑張ったよ、ウイーンへは1時間くらいで着きそうよ」と。なんと、そんなことができるのかい。燃料バリバリ使ったのか? 

 ということで無事ウイーンに到着。入国審査も荷物受け取りも順調にウイーンの地に降り立った。

つづく
















■ 1月29日 【耳コピー】

まだまだ続く、クイーン熱
 今日娘が海外逃亡、戻ってくるのが2月最終日だ。

 さてクイーン熱からギター熱ピアノ熱を発病し、我が家はちょっとクイーン演奏状態に突入している。楽器をコピーするとき「楽譜を見る」「耳でコピーする」の二つがある。若いころは楽譜派だった。耳コピーの場合カセットプレイヤーを改造して可変速回転とかさせていた。当然アナログなのでキーを変えないとするとオクターブダウン(半速)になる。再生した音はもごもごもぐもぐして聞き取りずらいが、速弾き解析はこれしかなかった。

 さて今。PCでもスマホでも、半速再生アプリはたくさんある。それもピッチ維持。若いころにこういうのが欲しかった。ちょい巻き戻し(巻かないけど)など耳コピーにやさしい機能が満載でフリーである。これで通勤中に早いギターフレーズや言葉を入れ過ぎて歌いきれないヵ所などの「耳特訓」をしている。

 また理屈では分かっているけど面倒でやっていなかったことに「L-R」がある。ステレオの場合、左右チャンネルと逆相にしてミックスすると、中央に定位するメインな音がキャンセルされる。これで再生すると今まで聞こえてこなかった音がたくさん聞こえるのである。これもソフトだとボタン一発ですぐに出来ちゃったりして、今まで聞こえなかった音がたくさん聞こえてくる。娘なんて「The March Of The Black Queen」にこんなフレーズあったなんて・・・という。クイーンヘピロテ状態の彼女は今まで聞こえなかった音に大興奮している。
















■ 1月25日 【デジカメ選択】

日本も1か月くらい休みが取れるといいね
 めったに行くことのないハンガリー、デジカメ番長は悩む、どのカメラを持っていけばいいのか?

 まずコンデジはそのコンパクトさから必須である。キヤノン1/1.7インチセンサモデルであるS100がお気に入りであったが、多分レンズ駆動用のFPCが切れて動かなくなっって早数年。その代替えとして買ったのが久々のFuji XQ-1なのは当サイトをご覧の方なら良くご存じなこと。しかしS100への未練もあったりして、相変わらず衰えない物欲でS110をヤフオクゲット、先週末に2台のカメラをもって比較撮影散歩をしてみた。その結果、望遠時の画質、色再現含めXQ-1の圧勝であった。買ったときはノイジーだったりちょっと厚みがあったりネガティブな印象だったXQ-1だが、今ではどこに行くにもお供である。

 しかしこの手のコンデジにないものとして、「オートブラケッティング」機能がある。HDRな写真が撮りたいのでブラケッティングは必須なのだ。ならば一眼を持ち出せばよい。となる。だが、一眼では旅にフレンドリーにならない。かつ夜景撮影には三脚必須で、それなりに荷物になる。

 そこで浮上したのが、消滅した1/1.7インチクラスの代わりに幅を利かせている1インチクラスコンデジである。これはキヤノンとソニーの一騎打ち。この実物を見ようと店に行ってみると、おやおや意外にAPS-Cなミラーレスも結構小さいじゃん、と新たな発見があった。

 買いたいものができた時の嬉しさったら、それはそれは素晴らしいものがある。

 1インチクラス vs ミラーレスの検討をすること2日、結果ソニーのα6000レンズキットが4年前の発売にもかかわらず結構評判が良く、これに絞ることに決定! 1週間ほどキタムラ中古をウオッチし、勘所をつけていた。するとある日「No Photo」と商品写真掲載はないがバッテリー2個、専用充電器、リモコンなんていう、めったにお目にかかれない商品がアップされていた。ここで悩むと誰かにさらわれてしまう。

 α6000を調べ始めたその日にバッテリー2個品があったのだが悩んでいたら「SOLD OUT」になってしまった。ネットは全世界から見られているのでいいものはすぐに買われてしまう。ちなみにハードオフでギターやらZO-3やら、その手の目利きできる人にとっては「買い」であるものが、「明日もう一度来よう」と思っていたら翌日にはきれいさっぱりなくなっていたとか、これまたハードオフでジャンクのオベーションが1000円で、ほほうなかなかいいねと、手に取って一度もとに戻したその刹那、違うオッサンがそれを即お買い上げしたり、リアルな世界ですらそんな状況なのでネットなんて即断即決が必要ってのはある意味「常識」である。

 ということで「即断即決」したのだが「No Photo」の理由がいまいち不安であった。しかしキタムラのシステムは近所のキタムラ店舗まで商品を配送してくれて、そこで確認して購入できるという(買いませんとは言いにくいが)まあ安心システムなのであるから「まあいいっか」と言いやすい。そう自分の中で理由づけができれば怖いものなしだ。そして出会ったα6000レンズキットは、「これ使ったことないんじゃない?」というくらい美品であった。実際リモコンなどは箱から出した形跡がない(電池不導通のシートが挟まったまま)。

 「決断」や「やってみる」で失敗することもあるが、決断したりやってみないと分からないというのがマイポリシーである。これからもどんどん攻める人生を送りたいものだ。
















■ 1月22日 【クイーンのこと】

いつまで続く、クイーン熱
 クイーンいわく「俺たちは同じことはしない」と。でも同じことをしてほしかった。

 私の中のクイーンは5枚目(華麗なるレース/A Day At The Races)で終わっている。まあ許して6枚目の「世界に捧ぐ/News Of The World」までである。リアルタイムで初めて買ったレコードがこの「世界に捧ぐ」であった。このアルバム、それまでの重厚・作りこみ過ぎがトレードマークであった頃のクイーンファンとしては、すごくショックを受けた。音が少なくてスカスカ、そしてリアルだった。それまでのクイーンじゃなかった。

 後からクイーンを見始めた人はフレディーのそのエンターテイメントパフォーマンスに惚れていると思う。しかし私にとってのフレディーは「名ソングライター」であって「名ピアノプレーヤー」である。フレディーはある時期からピアノプレイヤーを捨てたんだと思う。大規模ライブで「エーロ、リーロレロリロレロ」と観客との掛け合いに価値を見出したんじゃないかと思う。

 しかし5枚目までのクイーンはクリエイターとしての世界一の人たちであった。こんな才能ある人たちをライブパフォーマーとして使うのは、私としてはもったいない、のである。

 5枚目まではアルバムの世界観があって、ブライアンのハードロックな曲、フレディーの貴族チックな舞踏会やソフトな曲、ポップライターとして着実に進化してきたジョンの曲、ロックンローラーとしてのロジャーの曲、よかった。それにやっぱりロケンローラーは長髪が似合う。

 今でも5枚目までと5枚目以降とでは聞く頻度が全く違うのであるよ。
















■ 1月21日 【東欧】

最近夕方になるとめちゃくちゃ頭が痛い・・・やばい前兆?
 ボヘミアン中毒氏、その中毒度にさらに磨きがかかり昨日日曜にダブルヘッダーでとうとう20回目に突入した。ここまで来ると、もしかしたら日本でも5本の指に入るのでは?と思ってしまう。

 さて東欧に行くことにした。あまり休みとっていないのでまとめて5日休むことにした(会社の制度である)。なぜ東欧か?と言えば、娘が2月全部ヨーロッパしてるから。昨年のドイツ2週間がすごく良かったらしく、今度はドイツを含むドイツ東側を攻めるらしい。ならばヨーロッパで合流してみよう、ということになった。

 いままで自分で海外宿泊や飛行機チケットを取ったことが無かったが、このインターネットの時代、めちゃくちゃ簡単に予約できることを体感しちょっと感激である。今回はオーストリアとハンガリーを攻めることにした。ハンガリーは東欧の宝石と呼ばれる夜景を撮りたいし、クイーンのラスト高画質ライブがハンガリーライブなのであった。ドナウ川のほとりりでフレディーやメンバーのオフシーンをリアルに追体験できるぞ。

 大体の安い航空会社が成田発11時くらいなのでウイーン着が19時過ぎ。そうすると当日にハンガリー/ブダペストにいけるか微妙である。しかし探しているときに見つけたエミレーツは深夜0時発、ドバイトランジットなので総時間はかかるのだが、現地に着く時間が6時間くらい早く、当日にブダペストまでたどり着ける。つまり夜景を見れる日が1日増えるのである。なのでエミレーツに決定。15年前に開発品のデモのためにドバイに行って以来である。

 さてクイーンならぬウイーン×ブダペストの旅、どうなるかこうご期待。
















■ 1月14日 【三日坊主】

寒くても外に出て歩くと爽やかでポカポカするね
 恒例の友人ボヘミアンはついに2桁第二突入した。これって世界でも相当なランキングになるのでは?と思う。

 さて舌の根も乾かないうちに、VOXアンプをお買い上げ。同じの2台といったら、知っている人は知っている「ブライトン・ロック」である。でも12インチでいい音なのだが、おもくてでかいのが、というよりもやはりでかいのはいかんともしがたい。買ったら捨てるを実行するために何を捨てるかなぁ・・・

 次。超便利レンズであった18-200mmの調子が悪くなり、分解しているうちに動かなくなったのは2年ほど前。代替えにシグマの17-70mmがF2.8-4を買ってみたのだが、これがなかなか良い。唯一ズーム回転方向がニコンと逆なのが嫌なのだった。しかしこのイヤイヤはいつまでたっても「まあいいっか」にならない。この歳になると「時間」の価値は高いのである。つまり時間は金に換えられないほど重要なのである。なので金で解決できればそうしたほうがよい・・・などと思うことが増えてきた。ということで、このレンズもサクッと買ってみた。やっぱりいいね。
















■ 1月10日 【変身】

なんかめちゃくちゃ寒くないか?
 下に語ったボヘミアン中毒氏は特にクイーンファンということではなかったが、ついに8回目のボヘミアンしてしまったらしい。完敗・・・

 さて9日間のお正月休み、充実して過ごせたか?と自問するもなかなかいい答えを言えない。つまりダラダラ過ごしてしまった。相変わらずの片付けフェチであるからにして、押し込んであるから特別見えないところをわざわざほじくり返して、それほど変わっていないくらいにまとめ直してまた押し込んだ。なーんて人から見たら「馬鹿じゃない?」みたいなことをやっていた。

 しかしやっぱり「モノが多くて」片付かないというのが一番困った。なので、すこ~し断捨離してみた。でも捨てる断になると「想い出やら」「もったいなさやら」が出てきてなかなか踏ん切りがつかなかったりする。会社のメンバーで同じ服着たことないんじゃないの?という女史がいるが、彼女に言わせると買ったら何かを捨てる・・・が鉄則らしい。うっ、その通りだけど、で・き・な・い・・・

 例えばLAN HUBを買ったりする。その箱がやけに高級感があって何かに使えそう・・・と捨てられない。がよくよく考えたら、たかだか2,000円の商品の箱なんてサクサク捨ててもよいと思う。冷静に費用対効果を考えたら、「持っているより必要な時に買う」が一番いいことがロジカルに分かる。そう、このロジカルが大事なことに気が付いた。それを維持することにかかる費用(置く場所の地価)を考えることにした。

 なんかこれで踏ん切りがついてニュー俺になった。

 さて2019年、ニュー俺は本当に「ニュー」になれるか楽しみである。
















■ 1月6日 【爆音】

年末年始は道路もすいてて快適
 1月1日に書こうと思ったが、ダラダラしてたら休み最終日になってしまった。

 そして休み最終日の今日は年末年始で珍しく曇天。この年末年始は快晴が続いていたので曇天慣れしていなかった。曇天のなか朝から出かけたのは新宿。そう、ボヘミアンラプソディーの「爆音上映」を見に行った。さすがに2度目は細部を見て別な意味で楽しめた。爆音上映は低音がドカンと出ていて気持ち良いのであった。

 しかしもう2か月たつというのに満席である。隣のカップルの男は途中で席を立ってどこかに行ったのだが、その時飲み物ひっくり返すは食べ物散らかすはで、ちょっと勘弁してほしい。でも終わったときに女性がしきりに謝ってくれるのだが、その顔は「大久保佳代子」にそっくりであった。

 そのカップル女性とさらにその隣にいる女性、最後のライブエイドのシーンでは手を振るわ手拍子をとるわ、最後は光る棒をだすわ・・・で盛り上がっていたのだった。すごい!  さて一緒に行った友人は、年末の仕事納めの日に初めてボヘミアンラプソディーを見たのだった、が、今日はなんと7回目だそうな。負けた・・・